Date archive for 12月, 2016

リスボン地震と首都直下地震

拓殖大学地方政治行政研究所附属防災教育研究センター副センター長 濱口 和久 首都機能が完全に麻痺 ポルトガルの長期衰退招く  私たち日本人が暮らす日本列島では、身体に感じない地震を含めると、1日に約300回の地震が起きて…

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再考・日本の国防 対テロ戦見据えた軍事プロ抜擢

トランプ・ショック 再考・日本の国防(1) 岐阜女子大特別客員教授 矢野義昭氏に聞く  トランプ次期米大統領は、日米同盟の片務性を批判し、日本の核武装にも言及するなど、わが国の防衛論議に大きな一石を投じた。中国による尖閣…

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「性の多様性」に歯止めが効かない朝日、ついに〝複数恋愛〟も登場

◆米国で25年前に造語  朝日新聞11月26日付夕刊に、「【POLY AMORY(ポリアモリー)】って何?」と題する記事が載った。ポリアモリーとは、ギリシャ語の「poly」(複数)とラテン語「amor」(愛)に由来し、米…

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ソ連崩壊25年、領土返還へ取り組み強めよ

 東西冷戦の一方の盟主として共産・社会主義陣営に君臨したソビエト連邦が崩壊して25年となった。ソ連の継承国のロシアではエリツィン時代の混乱を経てプーチン大統領が登場し、欧米との対立を強めている。わが国は日米同盟を基軸とし…

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「枝深きにもまたゝきて聖樹の灯」(小路生雅)…

 「枝深きにもまたゝきて聖樹の灯」(小路生雅)。きょうはクリスマス。この季節、浮き立つような気持ちになるのは、少し前からクリスマス・ソングが盛んに流されるからだろう。街で目立つのも、ケーキを販売する店や街路のイルミネーシ…

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米で「メリークリスマス」復活?

「脱キリスト教化」嫌うトランプ氏 保守派・宗教界が期待  米国では近年、政教分離の原則や非キリスト教徒への配慮から「メリークリスマス」を「ハッピーホリデー」と言い換えるなど、クリスマスから宗教色を排除する風潮が顕著だ。だ…

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出生100万人割れ、若者の未婚率下げる対策を

 厚生労働省が近く発表する2016年の人口動態調査推計で出生数が100万人の大台を割り込む見通しとなった。  このままでは少子化が止まらず、将来の日本の国力全般に衰退をもたらす恐れがある。これまで以上に官民を挙げた対策を…

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陛下「明るく穏やかな年に」

皇居で天皇誕生日の一般参賀 平成最多、3万8588人  天皇陛下の83歳の御誕生日を祝う一般参賀が23日、皇居で行われ、陛下は「来年が明るく穏やかな年となることを念じ、皆さんの健康と幸せを祈ります」と述べられた。  退位…

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アレッポで「残忍な戦争犯罪」を犯すイラン Iran brutalizing Aleppo, executing ‘most atrocious war crimes’ of 21st century

 残忍なことで知られるイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)クッズ部隊は、シリアのアレッポの蹂躙(じゅうりん)に大きく加担し、周辺に基地のネットワークを築き、レバノン、イラク、アフガニスタンから来た民兵らに殺人の指示を出…

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83歳の御誕生日を昨日迎えられた天皇陛下。…

 83歳の御誕生日を昨日迎えられた天皇陛下。皇居の一般参賀には約3万8000人が訪れ、天皇誕生日としては即位後最多という。退位の御意向を示唆されたビデオメッセージ公表で、陛下と陛下の御健康を願う国民との絆がさらに強まった…

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JRパス問題とおもてなし

地球だより  観光で日本を訪れる外国人向けにJR各社が販売している切符の一つに、全国の旅客鉄道を乗り放題で使える「ジャパン・レール・パス(通称JRパス)」がある。  JRパスはこれまで、海外在住の永住権を持つ日本人や外国…

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天皇陛下、被災者に思い

天皇陛下、被災者に思い 「来年も良い年に」・御誕生日会見  皇居・宮殿「石橋の間」で20日午後に行われた天皇陛下の御誕生日記者会見。陛下は普段と変わらない穏やかな表情で、時折手元の原稿に目を落としながら、ゆっくりと今年1…

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綻び露呈した大統領制、内閣制へ改憲すべき

韓国紙セゲイルボ  社会の変化のスピードが急なのに対して、政治のそれは驚くほど遅い。軍部独裁終息、大統領直選制改憲を勝ち取った1987年体制が破綻しているのはそのためだ。  現在の大統領制は相手に1%だけでも勝てば全てを…

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天皇陛下、83歳に

ビデオメッセージ後初の御会見 退位議論に「深く感謝」  天皇陛下は23日、83歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、皇居・宮殿「石橋の間」で記者と御会見。退位の意向を強くにじませた8月のビデオメッセージについて「ここ数年…

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もんじゅ廃炉、核燃料サイクルの堅持を

 政府は日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉を正式に決定した。原発政策は正念場を迎えるが、引き続き使用済み核燃料の再利用を目指す核燃料サイクル政策の維持が肝要だ。 廃炉に3750億円  も…

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「民進」の「閣法賛成」 少ない政府との政策差

公約目玉は教育無償化に  民進党の機関紙「民進プレス」12月16日号1面左下に「87パーセントの閣法に賛成」の見出しが目についた。2日号は神津里季生連合会長と蓮舫代表の対談、16日号は枝野幸男同党憲法調査会長の登場だった…

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「自由民主」の教育重視 質高め格差克服の財源検討

地域ぐるみ小中一貫校を評価  自民党の機関紙「自由民主」に教育のテーマが目立った。同党教育再生実行本部の話題を扱い、11月22日号で「地域とともにある学校づくりを」と題し同本部各部会の議論や教育現場視察、12月13日号で…

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「解散」叫べぬ野党紙 北方領土交渉に批判だけ

「解散」叫べぬ野党紙 北方領土交渉に批判だけ

二階氏の言葉借りた「赤旗」  年末を迎えた。与党側から解散風が吹き一時期「年末解散」の臆測も流れた一方、野党の機関紙には今年も解散を求める見出しが躍らなかった。  民主党政権時代に野党の自民・公明両党は、「政権奪還」のた…

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日露首脳会談の結果 領土譲らず実益得る露

安保認識甘い経済協力  60年前の1956年の日ソ共同宣言以来、冷戦時代の歴史が未(いま)だアジアにつきまとっている。  安倍首相が15~16日に臨んだプーチン大統領との今年4回目の首脳会談は、日露間の膠着(こうちゃく)…

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『木佐木日記』(中央公論新社・上下巻)は…

 『木佐木日記』(中央公論新社・上下巻)は、大正時代の「中央公論」編集者木佐木勝の業務日記だ。ジャーナリズム史を語るに必須の文献と言われる。  名編集者との評価が高い滝田樗陰(ちょいん)の思い出、有島武郎心中事件、関東大…

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トランプ次期米大統領、外交・安保チームに軍人重用

 トランプ次期米大統領が外交・安全保障チームに元軍幹部を積極的に登用している。文民統制(シビリアンコントロール)を危ぶむ声もあるが、米国では建国以来、元軍人が政府の要職に就くのは珍しいことではない。軍人というと一般的に好…

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“神の贈り物”半導体

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  1995年は歴史的な年だ。輸出が1000億㌦を突破。数十年間叫び続けた“輸出立国”の達成を物語る数値だった。ギリシャ神話に出てくるヘスティアの炉のように「輸出の火は消えない」という…

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「琉球語」復興運動の政治性

沖縄大学教授 宮城 能彦 利用される言語学者たち 言語か方言かは「政治」が決定  「琉球語」は日本語の「方言」ではなく独立した一つの「言語」である。  沖縄において、最近またこのような主張が目立つようになってきた。その主…

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