リスボン地震と首都直下地震


濱口 和久

拓殖大学地方政治行政研究所附属防災教育研究センター副センター長 濱口 和久

 私たち日本人が暮らす日本列島では、身体に感じない地震を含めると、1日に約300回の地震が起きている。さらに言えば、マグニチュード(M)6クラスの地震の4分の1が日本列島に集中しており、日本は「地震大国」と言えるだろう。

 今後、日本で起きる地震の中で、最も警戒が必要なのが首都直下地震と南海トラフ巨大地震であるが、本稿では首都直下地震が日本へ及ぼす影響について考えてみたい。


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