Date archive for 8月, 2016
戦略原潜基地建設急ぐ中国
元統幕議長 杉山 蕃 仲裁裁の判決を無視 国際政治での孤立は不可避 南シナ海問題に対し、7月12日注目の仲裁裁判所の判決が下され、提訴国フィリピンの主張に沿った内容の結果となった。中国の一方的活動、主張は、客観的に目に…
止まらないイスラム嫌い
地球だより スイス南部のティチーノ州でブルカやニカブで顔面を完全に隠すイスラム教徒の女性に初めて罰金刑が科された。スイスのメディアによれば、クウェートからの旅行者が先月30日、キアッソで100スイスフラン(約1万400…
五輪テロ対策、情報機関と共謀罪を創設せよ
リオデジャネイロ五輪はテロや事件が発生せず、競技が無事に進行している。当局は軍や警察など8万人を動員して万全の警備体制を敷いており、今のところテロ対策は奏功している。 だが、油断は禁物だ。開会前にはフランス選手団への…
平和への誓い新たに 、天皇陛下「深い反省」
71回目の終戦記念日 71回目の終戦記念日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が天皇、皇后両陛下をお迎えして、東京・千代田区の日本武道館で開かれた。安倍晋三首相ら各界の代表、戦没者遺族ら約6000人が参列し、先の…
ジカ熱対策へエイズ予算などの削減求めるオバマ政権 Obama admin cuts AIDS, drug rehab funding for Zika fight
オバマ政権は、エイズプログラム、貧困家庭への暖房支援、薬物中毒治療の予算をジカ熱への対応に回そうとしている。この世界的な健康への脅威に対する予算投入をめぐって連邦議会と対立している。 国立衛生研究所(NIH)の計画全…
「小池新党」による第三極ブーム再来を「保守の拡大」と警戒する毎日
◆左翼との熾烈な戦い 「拝啓 安倍晋三様 左ウィングを広げよ」。読売の橋本五郎・特別編集委員は安倍内閣の改造を受けて4日付の1面肩で、首相の政権運営についてこんな提言をしている。 左ウィングというのは、今から30年前…
美と力と勢いがぶつかり合った壮絶な死闘は…
美と力と勢いがぶつかり合った壮絶な死闘は、間違いなくリオデジャネイロ五輪の最高の名勝負として後世に語り継がれよう。体操男子個人総合で内村航平選手(27)はウクライナのオレグ・ベルニャエフ選手(22)に、最終種目の鉄棒で…
入り口に立った安保関連法
世日クラブ 安保関連法と最近の東アジア情勢 公益社団法人隊友会北海道隊友会連合会会長 酒巻尚生氏 世界は今、大きな揺らぎの時を迎えている。英国のEU(欧州連合)離脱、不安定な中東情勢、そして中国の国際法を無視した南シナ…
感情論に負けた参院選沖縄
OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 なぜか米軍の事件多発 内部対立多い「オール沖縄」 7月10日投開票の参院選挙は、自民・公明の与党体制が全国的には圧勝、改憲勢力3分の2を占めた。だが、沖縄選挙区(改選数1…
“寒風”吹き始めた夏の仏
観光産業へのテロ影響に懸念 テロが相次ぐフランスでは、観光産業への悪影響が懸念されている。安全確保が困難との理由で夏のイベントの多くが中止され、バカンス期の宿泊施設やレストランの収益の落ち込みが予想される。テロはフラン…
終戦の日、平和のリアリズムが重要だ
きょうは終戦の日。祖国に殉じ、戦火の犠牲となった300万同胞の御霊に、心からの鎮魂の祈りを捧(ささ)げたい。そして激動する世界の中で、日本が置かれている状況と今後について考える日としたい。 現実から遊離した憲法 先…
富山・石川・福井の北陸3県が共同で修学旅行を誘致
北陸新幹線の開業を契機にアピール 昨春の北陸新幹線開業を契機に、首都圏の学校に修学旅行で北陸に来てもらおうと、誘致活動が進んでいる。富山、石川、福井の北陸3県は、これまで誘致を個々に進めてきたが、JR西日本などと連携し…
相続で家族を壊さない為に
今年から相続税の基礎控除額が縮小され、相続税を負担する層が広がった。他人ごとではない。遺産分割で家を手放さざるを得なくなったり、相続で兄弟間の関係に亀裂が入り、絶縁状態に発展する、という話はあちこちで聞く。 先日、あ…
国際情勢を理解するため世界史を学ぶことの重要性を説く東洋経済
◆不可欠な歴史の知識 最近、「歴史」に興味を抱く女性が増えてきた。 いわゆる“歴女”と呼ばれている女性たちで、大河ドラマなどに触発されて実際に史跡を訪れて知識を増やしていくという歴史通である。もっとも、彼女たちの活動範…
映画が主要な娯楽だったころ、盛夏の興行は…
映画が主要な娯楽だったころ、盛夏の興行は「お盆映画」と銘打たれ、「東海道四谷怪談」が定番だった。いつまでも暑さの残る夕べ、映画館に足を運んだものだ。 先月、講談師・神田松鯉さんの講談「四谷怪談 お岩誕生」を東京の末廣…
初の女性メダリスト誕生
地球だより 最近はフィリピンでも回を追うごとにオリンピックが注目を集めるようになった。著しい経済発展の恩恵を受けて、国民のスポーツへの関心も高まっているのかもしれない。しばらく前までフィリピンでスポーツの祭典といえば、…
憲法案承認で来秋にもタイで総選挙
軍の政治パワー変わらず タイ選挙管理委員会は10日、新憲法草案の賛否を問うため7日に行われた国民投票の最終開票結果を発表した。それによると、賛成1682万票(61・35%)、反対1059万票(38・65%)で、投票率は…
障害者殺人事件の“狂気”と社会の偏見を考えさせたNHK「日曜討論」
◆底流にある差別意識 7月31日放送のNHK「日曜討論」を複雑な思いで見た。テーマは「障害者殺傷事件 深層は」。相模原市の知的障害者施設で起きた大量殺人事件について、精神科医や犯罪研究者ら識者が討論したが、事件の背景に…
「仮の世のひとまどろみや蝉涼し」(高浜虚子)…
「仮の世のひとまどろみや蝉涼し」(高浜虚子)。都会でも、セミの鳴き声が降りしきるように聞こえてくる。 最近、街を歩くと舗道で、セミの死骸(しがい)をよく見掛けるようになった。かつて地方に住んでいた時は、あまり道に転が…
再起動を図るアベノミクス
鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 財政出動を“正噴射”へ マイナス金利効果も徐々に 効き目が薄れてきたアベノミクスが再起動しようとしている。そこでこれまでの経過を振り返り、再起動の意味を考えてみよう。 …
非難声明見送り、北擁護の本音が露呈した中国
北朝鮮が「ノドン」とみられる中距離弾道ミサイルを発射し、弾頭部分が秋田県沖に着弾した問題で、日米などは国連安全保障理事会で報道機関向け非難声明の採択を目指したが、中国が難色を示し見送られた。北朝鮮を擁護する中国の本音が…
情報心理戦に揺れる韓国
韓国では今、サード(THAAD=高高度防衛ミサイル)配備の賛否をめぐる激しい論争が国論を分裂させている。サードは防御兵器であるにもかかわらず、中国と北朝鮮が猛反発して韓国民の反対世論を煽っている。 中国はサード運用の…
「ラストベルト」の攻防焦点
トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月(7) 組織力で劣る米共和党のドナルド・トランプ氏が、なぜ党の指名を獲得できたのか。専門家の間でさまざまな分析がなされているが、共通しているのは白人労働者の「不満」と「怒り」を…