Date archive for 8月, 2016
「オバマ3期目」にリスクも
トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月(4) 「ドナルド・トランプ氏の気性で米軍最高司令官が務まるのかを問いたい」 米民主党大会の最終日、指名受諾演説に臨んだヒラリー・クリントン前国務長官はこう強調し、外交・安全…
児童虐待、責任欠いた結婚観こそ元凶
児童相談所(児相)の虐待対応件数が昨年度、初めて10万件を超え、25年連続の過去最高となった。相談・支援体制の強化を進めながらも、虐待が増え続ける事実は、政府の対応を抜本的に見直す必要があることを示している。 早期発…
「日台は運命共同体」 李登輝元総統が石垣市で講演
IoT技術協力で関係発展 台湾の李登輝元総統(93)は7月31日、沖縄県石垣市を訪れ、「地方から発信する日台交流の深化―石垣島の歴史発展から提言する日台交流モデル」と題して講演した。全国青年市長会の関係者や一般の入場者…
残念な福祉団体訴訟判決
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 那覇市が福祉事業を委託した福祉団体に対し事業計画を大幅に超過した金額が支払われていた上、適切な手続きなしで事務所費用が免除されていた問題で、福岡高等裁判所那覇支部はこのほど、原告の…
共和・民主の全国大会で両党の違いが鮮明に The clear campaign divide
大統領候補が選出された共和・民主両党の全国大会で浮上した争点で首位を奪ったのが、国境の安全問題となるのに長い時間はかからなかった。毎日のニュース速報は、世界のどこかで起こっている最近の残虐行為を伝えている。移民、通常、…
「柔道という競技の素晴らしさ、強さ、美しさを…
「柔道という競技の素晴らしさ、強さ、美しさを見ている皆様に伝えられたんじゃないかな」とリオデジャネイロ五輪柔道男子73キロ級で金メダルを獲得した大野将平選手。競泳の萩野公介選手に続き、一番高いポールに日の丸が上がり、君…
民心に右往左往
地球だより 北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃するため韓国国内への配備が決まった高高度防衛ミサイル(THAAD)。歴史認識で同じように「反日」路線を取ってきた中国から配備に反対され、どうなることやらと思っていたが、朴槿恵大統領…
生前退位に課題山積
新元号、呼称、住居… 皇太子も不在に 生前退位の意向を示しておられる天皇陛下が、「お気持ち」を表明されたのを受け、今後、国会などで陛下の生前退位をめぐる議論が進むとみられるが、天皇の生前退位は、現在の憲法や皇室典範では…
事実歪める共産・藤野発言
経済ジャーナリスト 尾関 通允 平和と安全守る防衛費 旧ソ連の軍事費とは全く異質 参議院選挙戦の最中に、共産党の藤野保史政策委員長(当時)が国の防衛費に関して「人を殺すための予算」と発言したことは、この人物が同党の政策…
陛下メッセージ、「やさしさあふれる」
真摯な思い、率直な御不安 「自然なお考え」皇居、銀座、共感広がる 「全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないか」。天皇陛下が8日午後、国民に向け、「お気持ち」を表明された。「高齢による体力の…
天皇陛下お言葉、御意向に沿う叡智集めよ
天皇陛下が「象徴としてのお務め」について、御自身のお気持ちをビデオメッセージで発表された。直接のお言葉はなかったものの、摂政を置くことにも否定的な御見解を述べられ、「生前退位」の御意向を強く滲ませられた。 陛下がビデ…
高いハードル、国民的議論を
解説 象徴天皇として国民と共に歩んでこられた天皇陛下が、生前退位の意向をめぐり、ビデオメッセージで率直に「お気持ち」を述べられた。憲法との整合性から「退位」の文言こそ用いなかったが、今後の活動が困難に直面することへの御…
ティーパーティーをかき回すトランプ陣営 Trump train derails tea party movement
保守運動ティーパーティーは2010年、2012年の共和党の選挙に大きな影響力を及ぼし、議会を右寄りへと押しやったが、今、困難に直面している。 下院ティーパーティー・コーカスのティム・ハエルスカンプ委員長が今週、予備選…
反改憲の争点化に頬かむりで「敗北」認めぬ朝日の参院選報道”総括”
◆今になって争点否定 7月の参院選と都知事選ではいずれも野党・反改憲勢力が敗れた。ジャーリストの森健氏は毎日の7月28日付「月刊・時論フォーラム」で「野党以上に敗れたメディア」と嘆息しているが、当のメディアはどうだろう…
あわやホームランかと思った右翼フェンス直撃の…
あわやホームランかと思った右翼フェンス直撃の大飛球は、悠々とした三塁打となった。マーリンズのイチロー外野手(鈴木一朗、42)が7日(日本時間8日)のロッキーズ戦で米大リーグ史上30人目となる3000安打を達成した。16…
なぜ落語は廃れない?
演芸の原点は戦国の御伽衆 新宿末廣亭会長 北村幾夫氏に聞く 「噺家(はなしか)」とは、落語などの口演を職業とする落語家のことだ。ただ、人間国宝に認定された「孤高の名人」柳家小三治氏は「落語家」ではなく「噺家」であること…
金正哲氏、国政に関心?
北朝鮮の正恩氏別荘で3兄妹密談か 北朝鮮の最高指導者・金正恩委員長(32)が兄の正哲氏(34)、妹の与正氏(28)と兄妹3人きりで国政に関する密談を交わしている可能性が浮上している。これまで権力に関心を示さなかったと言…
相模原事件の再発防止策、退院後の支援強化で防げるか
特報’16 「措置入院、指定医判断に疑問」 神奈川県相模原市の障害者施設で起きた殺傷害事件から9日で2週間。元職員植松聖容疑者(26)は犯行前に措置入院になっていたことから、退院後のフォローアップが再発防止策の焦点にな…
ベトナム人は日本土産に「東京ばな奈」
地球だより フィリピン人の日本土産というと、日清のシーフードカップヌードルが定番だが、ベトナムで人気の日本土産は「東京ばな奈」だ。 裏ごししたバナナたっぷりのカスタードを、ふんわりとしたスポンジ生地で包んだバナナ形の…
謎だらけの北からの侵入者
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 容易でない船での脱北 ミサイルよりも警戒が必要 北朝鮮は7月19日の早朝、平壌に隣接する黄海北道から弾道ミサイルを発射した。このミサイル発射は、在韓米軍が地上配備型迎撃システム「高高度…
アジア安定左右する米軍再建
トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月(3) 「米国第一」を掲げ、孤立主義的な色彩が濃い共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏の外交・安全保障政策。知日派の代表格リチャード・アーミテージ元国務副長官が、民主党の大統…
北ミサイル着弾、大惨事起こしかねぬ暴挙だ
北朝鮮が「ノドン」とみられる中距離弾道ミサイルを同国南西部の黄海南道殷栗郡付近から発射し、東に約1000㌔飛行した後、日本海に落下した。落下海域は日本の排他的経済水域(EEZ)内であり、一歩間違えば大惨事につながるとこ…
都知事選と政治の現実
先の都知事選は政治の現状を知る上で、実に示唆するところの多い選挙だった。 「知事と議会は両輪です。一輪車にならないように」。新知事を迎えた都議会議長は開口一番こうクギを指し、その直後に両者の記念撮影を求める報道陣に対…