北米・中南米
マドゥロ氏の当選認めず、米州14カ国が駐ベネズエラ大使召還
ブラジルなど米州14カ国は21日、非民主的な政治を続けているベネズエラのマドゥロ大統領が20日の大統領選挙に当選した結果を受けて、選挙自体の無効を主張すると同時に、抗議の意思を示すため、駐ベネズエラ大使を召喚した。 …
ジーナ・ハスペル、CIA長官に承認される Gina Haspel confirmed
ついに、抵抗運動は功を奏さなかった。躊躇(ちゅうちょ)する声がたくさんあったにもかかわらず、ジーナ・ハスペル氏の中央情報局(CIA)長官への指名が今週、上院を通過した。採決は54対45で、6人の民主党員が賛成に回った。…
北朝鮮への圧力弱めるな
米コラムニスト マーク・ティーセン 米国の対北戦略は順調 演習への反発は焦りの証拠 北朝鮮が米韓軍事演習に反発し、トランプ大統領との首脳会談の中止を警告したことは、トランプ氏の北朝鮮戦略が順調に進んでいることの証拠だ。…
マルクスの復活:社会主義者の肩書を受け入れて有権者の支持を得る民主党 Resurrection of Marx: Democrats gain voter support by embracing socialist label
1億人に死をもたらした政治思想は、もはや信用が失墜していると思うだろう。だが、社会主義が再び流行している。 カール・マルクスの誕生から200年を迎え、この共産主義理論家の思想を支持する動きが盛り上がっている。地方の公…
イスラム国、米国内で人材が枯渇 Islamic State terror recruits dry up in U.S.
米司法省は、過激派組織「イスラム国」(IS)に関連する人物への起訴を2月以降、行っていないことを明らかにした。アナリストらは、米国内のISの勢力範囲が縮小しているためではないかと指摘した。 ワシントン・タイムズの調査…
米国を勇気づける「働くママ」 ダックワース上院議員
困難に諦めず再起 現職米上院議員として初めて出産した民主党のタミー・ダックワース氏が先月、生後10日の次女を連れて議場入りし、大きな話題となった。イラク戦争で両足を失うという逆境を乗り越えて政治家になり、50歳で次女を…
中国通信大手への制裁緩和 政府、議会から懸念の声
トランプ米大統領が、中国政府系の通信機器大手、中興通訊(ZTE)への制裁緩和を商務省に指示したことが、安全保障への懸念から波紋を呼んでいる。トランプ氏は13日、ツイッターで制裁緩和の意向を表明。中国政府からは解除へ圧力…
人参とこん棒の外交 The Carrot and the stick
外交官はロバを扱う時、迷っていてはいけない。人参とこん棒は、外交官とロバに正しいことをさせるように仕向けるには、有効なツールになる。新米ではあるが、トランプ大統領は、イランや北朝鮮のならず者政権を扱うのにこれらの道具を…
行き詰まる米の不法移民政策
前年比203%増加 越境してくる全不法移民に刑事責任を問うというトランプ政権の「ゼロトレランス(断固とした措置)」政策が行き詰まっている。司法省の処理能力に限界があり、全員を起訴することができないことが一因だ。 カリ…
ケリー氏の外交は偽善的
米コラムニスト マーク・ティーセン イラン外相と極秘会談 核合意の離脱阻止へ「共謀」 民主党は、民主主義の根底を崩そうとする外国との共謀に対して強い怒りを訴えてきた。だが、ケリー元国務長官が1度ならず、2度もイランの外…
左翼勢力の狙い、打倒の「本丸」は建国の理念
米国の分断 第1部 断罪される偉人たち (7) 米国の左翼勢力による歴史的人物の像などを撤去する運動が、南北戦争の南軍指導者だけでなく、ジョージ・ワシントン初代大統領や独立宣言を起草したトーマス・ジェファソン第3代大統…
露、極超音速ミサイル誇示
米軍、開発の遅れに警鐘 ミサイル防衛網をかいくぐり、1時間以内に地球上のどこにある標的でも攻撃できるとされる通常兵器、極超音速ミサイルの開発で米国は、ロシアと中国に後れを取っている。ロシアは新型の極超音速ミサイルを軍事…
際限なく広がる標的、全大統領の像が消える?
米国の分断 第1部 断罪される偉人たち (6) 「今週はロバート・E・リーだ。来週はジョージ・ワシントンか。その次の週はトーマス・ジェファソンか。本当に自問せずにはいられない。これはいつ終わるのかと」 トランプ米大統…
真の目標はイランの体制転換か Iran regime change suspected as real goal
トランプ大統領は、「最大限の圧力」をかける制裁によって、イランにより好ましく強力な核合意を受け入れさせることに期待を示している。だが、イランがホワイトハウスの要求で譲歩を受け入れる可能性は低く、トランプ政権の真の目標は…
奴隷所有と独立宣言、ジェファソンは偽善者か
米国の分断 第1部 断罪される偉人たち (5) 昨年8月に白人至上主義団体と反人種差別団体が衝突した米バージニア州シャーロッツビルの現場から車で10分ほど離れたところに、第3代大統領トーマス・ジェファソンが過ごした邸宅…
トランプ政権、米朝首脳会談へ準備本格化
北の「非核化」焦点 トランプ米大統領が10日、史上初の米朝首脳会談を6月12日にシンガポールで開催すると発表したのを受け、準備が本格化する。トランプ政権が求める北朝鮮の核・ミサイルの「完全な、検証可能かつ不可逆的な廃棄…
同時テロ後の尋問方法は復活させない-次期CIA長官 Haspel promises no more tactics from post-9/11 era
トランプ大統領が次期中央情報局(CIA)長官に指名したジーナ・ハスペル氏は、長年従事してきた諜報(ちょうほう)活動から表舞台に姿を現し、拷問を行ったことに関する主張に反論、議員らに、同時多発テロ後の尋問の方法を復活させ…
評価一変のコロンブス、新大陸発見が差別の根源?
米国の分断 第1部 断罪される偉人たち (4) 「ガツン、ガツン」。昨年8月、「タイ」と名乗る男が真夜中に大きなハンマーで白い石塔を叩(たた)き始めた。その横で別の者が「人種差別を打ち壊せ」と書かれた紙を掲げている。 …
同じコンビニで強盗6件
地球だより 米国の首都ワシントンは、全米で最も犯罪の多い都市の一つとして知られる。ワシントン記念塔やスミソニアン博物館などの観光スポットが集中するエリアは安心して歩けるが、同市の北東部や南東部の治安は特に悪いと言われる…
サンパウロ廃虚ビル火災、不法入居の住民が犠牲に
ブラジルで今月初めに発生した高層ビル火災は、現場で撮られた映像が衝撃的だったことに加え、長年放置されてきた廃虚ビルの危険性や大都市が抱える貧困問題を浮き彫りにした。(サンパウロ・綾村 悟) 背景に格差と貧困問題 経済成…
地裁大陪審、中国への機密漏洩で元CIA職員を起訴
米バージニア州東部地区連邦地裁の大陪審は8日、機密文書を不法に所持していたとして、元中央情報局(CIA)職員ジェリー・チュン・シン・リー被告(53)を起訴した。同被告は、中国当局に機密情報を漏洩、米情報機関の中国でのス…
リー将軍の功績、戦後の南北和解を後押し
米国の分断 第1部 断罪される偉人たち (3) 米国の戦没者が眠るバージニア州のアーリントン国立墓地。首都ワシントンを一望できる高台に「アーリントン・ハウス」と呼ばれる建物がある。 ギリシャ復古調の立派なこの屋敷は、…
宇宙戦に備え米下院小委 新組織の創設を要請
米下院軍事委員会戦略軍小委員会は先月下旬、国防総省に、宇宙戦のための新たな組織を発足させ、宇宙戦に備える作戦を作成することを求める文言を2019年度米国防権限法案に盛り込んだ。 空軍には、宇宙戦要員の数を増やし、質を…