北米・中南米
国民食的なドーナツ
地球だより 米国に赴任して半年ほど経(た)つが、こちらに「ドーナツの日」という記念日があることを知った。この日は、多くの専門店やスーパーなどでドーナツが無料で配られたり、割引になったりする。毎年、6月最初の金曜日で今年…
和平合意の是非が争点 コロンビア大統領選、17日決選投票
南米コロンビアで今月17日に大統領選挙の決選投票が実施される。ノーベル平和賞の対象ともなった和平合意の是非をめぐる戦いだが、現状は合意見直しを主張する候補が優勢となっている。 (サンパウロ・綾村 悟) 対ゲリラ強硬派ド…
米上院がチベット支援決議
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 中国による干渉を拒否 ダライ・ラマの訪米招請も 今回は久しぶりにチベット問題について若干報告したい。まず良いニュースとしてアメリカ合衆国の上院議員が4月25日、与野党満場…
気候変動に備える国防総省
政府は取り組みに否定的 トランプ米大統領は昨年「パリ協定」からの離脱を表明、政権交代後、環境保護局(EPA)、エネルギー庁など政府全体でも気候変動への取り組みに否定的だ。だが、米軍は依然、政府の干渉を受けることなく、水…
信仰理由に同性婚ケーキ拒否 カップルに職人勝訴ー米最高裁
米コロラド州のケーキ職人が信仰上の理由から同性カップルへのウエディングケーキ作りを拒否する是非が争われた裁判で、連邦最高裁判所は4日、ケーキ職人側の主張を支持する判決を下した。性的指向による差別を禁じた州法に違反すると…
ぎりぎりで守られた信教の自由―米同姓婚ケーキ拒否
米連邦最高裁が同性カップルのウエディングケーキ作りを断ったケーキ職人の信教の自由を擁護する判決を下したことに、保守派・宗教界から歓迎の声が上がっている。米国では同性愛者の急速な権利拡大に伴い、結婚は男女間のものと信じる…
ベネズエラの崩壊 The destruction of Venezuela
今月の大統領選は茶番劇だった。毒をまき散らす現職、ニコラス・マドゥロに代わろうとした、ほぼ合法的と見なされた候補者らはすべて出馬を妨げられた。そのような候補者になるはずだった多くの者は刑務所に入れられた。メディアは、異…
犯罪組織を擁護する民主党
米コラムニスト マーク・ティーセン トランプ氏発言に反発 「ギャングは動物」曲解 犯罪組織MS13のメンバー2人が昨年、悪魔へのいけにえとして10代の少女を殺害した。検察によると、「ディアボリコ」として知られるリーダー…
12日に米朝首脳会談
トランプ氏表明、複数回の開催も 「非核化に時間」容認 トランプ米大統領は1日、北朝鮮の金正恩労働党委員長と当初の予定通り12日にシンガポールで会談すると発表した。北朝鮮の金英哲労働党副委員長とのホワイトハウスでの会談後…
“外交成果”が最優先事項に 渡部恒雄
笹川平和財団上席研究員 渡部恒雄 トランプ大統領は、制裁対象人物の北朝鮮の金英哲労働党副委員長をホワイトハウスの執務室に迎えて90分以上も会談し、最強硬派のボルトン国家安全保障担当補佐官を同席させなかった。ラングーン爆…
トランプ大統領、「試す権利」法で末期患者の治験薬使用を認める Trump gives terminally ill access to experimental drugs with ‘Right to Try’ law
トランプ大統領は5月30日、末期患者に食品医薬品局(FDA)の承認が完全に得られていない治験薬を試す権利を認める法律に署名した。 大統領が支持したこの「試す権利」法は、議会の立法措置で大統領が超党派の支持を得る珍しい…
銃撃事件でホームスクーリングが増加 Shootings push more toward home school
フロリダ州パークランドでの銃撃事件後、テキサス州ホームスクール連合の電話が鳴りやまない状態が続いている。 ラボックにある同連合にはこの数カ月間、子供が安心して過ごせる場所を探す保護者からひっきりなしに問い合わせがある…
米国務長官、正恩氏最側近と協議
米朝首脳会談へNYで最終調整 北朝鮮の金英哲労働党副委員長は30日午後(日本時間31日未明)、空路でニューヨークに到着し、ポンぺオ米国務長官と夕食会形式の会談に臨んだ。両氏は、トランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長との…
商艦隊を持たないコスト The cost of not having a Merchant Marine
公海の自由は米国の経済的、政治的安全保障にとって極めて重要である。それは、世界のあらゆる所へ米国内で製造された商品の輸送を可能にし、また、国内では入手できないような物――年がら年中必要とするようなバナナのような物――を…
コロンビア大統領選、右派と左派の決選投票へ
右派勝利なら和平見直しも 南米コロンビアで27日、ゲリラとの和平合意でノーベル平和賞を受賞したサントス大統領の任期満了に伴う大統領選挙が実施された。即日開票の結果、対ゲリラ強硬派の右派イヴァン・ドゥケ前上院議員(41)…
深刻化するアメリカの分断
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 大統領VSカリフォルニア グローバル化阻止か促進か とにかく力で押し通す。弱い立場の者に平身低頭煽(おだ)てられるのを楽しみ、理解を示すようなふりをするが、…
「非核化」なお隔たり
首脳会談に向け実務者協議 トランプ米大統領は27日、米朝首脳会談に向けた準備のため「米国の代表団が北朝鮮に到着した」と発表した。会談における議題などを整理するための実務者による事前協議とみられるが、非核化の方式をめぐり…
GLAAD報告書、LGBTが登場する映画が減ったとハリウッドを非難 GLAAD report condemns Hollywood for decline in LGBT representation on big screen
ウォルト・ディズニー・スタジオが昨年公開した「美女と野獣」の実写リメーク版にゲイの登場人物を加えたことを、すべての人が大喜びしたわけではなかった。だが、LGBT活動家たちにとって、これは始まりにすぎない。 (LGBT…
「非核化」認識に違い、トランプ氏北に譲歩せず
トランプ米大統領が米朝首脳会談の中止を公表したことで、朝鮮半島の非核化をめぐって米朝両国の認識の違いが改めて浮き彫りになった。ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)やペンス副大統領は、北朝鮮の非核化プロセスについて「…
米朝首脳会談中止 トランプ米大統領、最大限の圧力維持
米、主導権確保狙う 北は対話継続求める トランプ米大統領は24日、ホワイトハウスで、6月12日に予定されていた米朝首脳会談を中止したことについて、「北朝鮮、世界にとって大きな後退」だと表明した上で、「かつてないほど厳し…
米朝首脳会談の中止を通告、トランプ氏が正恩氏に書簡
トランプ米大統領は24日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に宛てた書簡を公表し、6月12日に開催を予定していた米朝首脳会談について、中止を通告したことを明らかにした。 将来の開催に期待も トランプ氏は、書簡で、北朝鮮が…
ハスペル米CIA長官が就任、拷問関与疑惑も手腕に期待の声
トランプ米大統領が中央情報局(CIA)長官に指名したジーナ・ハスペル氏が21日、就任した。同氏は、30年以上CIAに勤務してきたベテランだが、過去にテロ容疑者への過激な尋問をしていた施設の責任者だったことが問題視された…
トランプ氏、米朝会談の延期示唆
非核化めぐり正恩氏を牽制 トランプ米大統領は22日、開催が予定されている米朝首脳会談について「6月12日に行われないかもしれない」と述べ、延期の可能性を示唆した。ホワイトハウスで行われた韓国の文在寅大統領との会談冒頭で…