国際
かつて自由な「革命拠点」 今 言論弾圧の対象に
中国共産党100年 香港 皮肉な巡り合わせ 【香港時事】中国共産党創立100年の節目を7月に控え、習近平政権に対する異論排除の動きが加速している。香港では民主活動家の実刑判決が相次ぎ、中国政府に批判的な香港紙・蘋果日報…
ハンガリーの性的少数派関連改正法、同性愛の「助長」に制限
東欧ハンガリーの国民議会(国会)は今月15日、未成年者に対し同性愛についての情報宣伝活動を禁止する法改正を賛成多数で可決した。予想されたことだが、性的少数派やその支持者は、「性的少数派の権利を蹂躙(じゅうりん)し、表現…
トランプ氏、政治活動を本格再開
中間選挙にらみ基盤強化-米 【ワシントン時事】トランプ前米大統領は26日、中西部オハイオ州で集会を開いた。1月の退任後、保守系集会で演説する機会はあったが、選挙運動で多用した大規模集会は初めて。来年の中間選挙をにらみ、…
見えだしたバイデン・ドクトリン
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 「21世紀の新同盟」構築へ 国際秩序揺るがす中国と対峙 第2次世界大戦後、米大統領トルーマンがソ連と共産主義圏からの挑戦に立ち向かうために、自由民主主義国による…
リンゴ日報に最高勲章を、米上院議員が法案提出
米共和党のベン・サス上院議員は26日までに、中国当局によって廃刊に追い込まれた香港紙・蘋果日報(リンゴ日報)と同紙幹部らに、議会最高位の「議会名誉黄金勲章」を授与することを求める法案を提出した。 サス氏は、リンゴ日報…
北朝鮮3代世襲に異常兆候
今年1月9日、朝鮮労働党第8回党大会で改正された党規約が最近、明らかになった。新たな党規約の特徴は、金日成・金正日の個人名が削除された点である。 「敬愛する最高指導者」と呼ばれる金正恩総書記の名前は、新しい党規約に一…
コロナ初期の遺伝子情報削除 米政府機関、中国研究者の要請で
起源隠蔽工作の可能性 新型コロナウイルスの感染拡大初期の遺伝子配列データが、中国の科学者の要請により米国立衛生研究所(NIH)が管理するデータベースから削除されたことが明らかになった。新型コロナ起源の隠蔽(いんぺい)を…
中国軍 共産党に忠誠 進む兵器近代化 米軍を脅かす
中国共産党100年 【北京時事】中国軍(正式名称・中国人民解放軍)は、急速に実力を向上させている。7月1日の共産党創立100年式典では第5世代ステルス戦闘機「殲20」が編隊飛行する見通しだ。兵器の近代化が進む一方で、共…
デサンティス米フロリダ州知事は共和党の「ロックスター」 DeSantis positioned as GOP ‘rock star’
ロン・デサンティス米フロリダ州知事は、ツイッターでかんしゃくを起こさないドナルド・トランプのような存在になりつつある。 トランプ大統領による激動の4年間を経て、共和党の支持者たちは党の将来を議論している最中だが、洗練…
抗日戦、歴史認識で残る溝 譲らぬ正当性、打算の「和解」
中国共産党100年 中国共産党と台湾国民党、内戦から75年 【台北時事】7月に創立100年を迎える中国共産党と、現在台湾最大野党の国民党は、75年前の1946年6月26日、当時の中国大陸で全面的な内戦に突入した。敗れた…
フレルスフ新大統領が就任―モンゴル
コロナ禍のパレードで批判も 9日のモンゴル大統領選で当選したオフナー・フレルスフ大統領(53)の就任式が25日、首都ウランバートルの政府庁舎で行われた。政権与党と同じ人民党所属の大統領となるが、新型コロナウイルスの感染…
バイデン初外遊 中国とロシアの接近に備えよ
バイデン米大統領は1月20日に就任後、初めて外国を訪問。コロナ禍対応に余儀なくされたこともあり、大統領就任5カ月目であった。初外遊を前に、中国、ロシアの顕著な連携強化がみられた。中国とロシアの関係はこれまで「便宜的なパ…
バイデン政権の海軍予算削減に議会が反発 ‘Awful message’: Biden’s slimmed-down Navy budget scorned as China threat looms
共和、民主両党の議員らが、海軍の「投資のための投資引き揚げ」戦略をめぐって、台頭する中国の攻撃を受けやすくなると警鐘を鳴らしている。 厳しい予算決定と将来直面する脅威を考慮に入れて海軍は、15隻を退役させ、調達を約9…
独裁維持へやまぬ人権弾圧 文革の「過ち」封印
中国共産党100年 【北京時事】7月に創立100年を迎える中国共産党は独裁維持のため国内の異論を抑圧し続けてきた。「建国の父」毛沢東が発動し多くの国民の命を奪った文化大革命(文革、1966~76年)は党として人権弾圧を…
海洋覇権目指す中国 「民族的屈辱」が原点
中国共産党100年 【北京時事】中国共産党は7月、1921年の創立から100年を迎える。かつて山中で敵から逃げ回っていた共産党が率いる中国は世界第2位の経済大国となったが、歴史観は「民族の屈辱」に根差している。「屈辱」…
歌垣の伝統生きるモーラムータイから
地球だより タイの農村では日本の秋祭りと同様、収穫を終えた後の感謝祭的な興行がしばしば催される。ローカルタイの芸能といえば、歌あり踊りありのモーラムだ。 この興行も寺院で開催されることが多い。タイの寺院は宗教行事だけ…
新型コロナワクチン 接種急ぐ比大統領
フィリピンで低迷する新型コロナウイルス用ワクチンの接種率に、ドゥテルテ大統領の焦りが表面化した。ドゥテルテ氏は、ワクチン接種を拒否すれば逮捕も辞さない構えを見せ、国民に積極的にワクチン接種を受けるよう強く警告を発した。…
大統領の息子の自慢
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 (朝鮮時代に)郡守まで務めた土亭李之★(イジハム)(土亭は号)は家族の生計のため川で魚を釣っていた。ある日、彼の娘が父が釣った魚を市場に出して売った。娘は母にお金を見せながら、「父…
バイデン米政権の対中政策
東洋大学現代社会総合研究所研究員 西川 佳秀 その本気度を見極めよ 舌鋒は鋭いが政策は現状維持 バイデン米政権は、中国に宥和(ゆうわ)的な政策を採るのではないかとの懸念が強かった。バイデン大統領の長男が中国系金融機関と…
国交正常化56周年も遠ざかる韓日、容易でない信頼関係の回復
韓国紙セゲイルボ 最近主要7カ国(G7)首脳会議を契機とした韓日会談が不発に終わり、連日“相手のせい”にする攻防が続いている。事情がどうであれ、せっかく用意された機会をいかして、どんな形であれ自然に開かれると期待された…
香港紙発行停止、言論の自由を潰す中国の暴挙
中国が香港の「一国二制度」を無視して制定した国家安全維持法(国安法)によって、言論の自由を本分とする新聞社「蘋果日報」(リンゴ日報)を発行停止に追い込んだ。中国に不都合な言論活動を取り締まり、報道の自由を力ずくで潰(つ…
「トランプ本」出版ラッシュ
17冊分 取材に応じる-米報道 【ワシントン時事】トランプ前米政権の激動の4年間を振り返る「内幕本」が、米国で相次ぎ書店に並ぼうとしている。米メディア「アクシオス」によると、本人がインタビューを受けたものだけでも、出版…
15字の虐殺資料公開、韓国政府はより誠実な対応を
韓国のハンギョレ新聞によると、3月中旬、韓国大法院(最高裁)が「ベトナム戦争中の韓国軍の民間人虐殺」事件に関し、国家情報院保有の事件関連情報を公開すべしと判決した。4月上旬、国情院は初めて関連記録を公開したが、たった1…