国際
比新大統領就任、日米との防衛協力推進を
ロドリゴ・ドゥテルテ氏がフィリピンの第16代大統領に就任した。ドゥテルテ氏は長年、南部ミンダナオ島ダバオ市長として犯罪対策、治安回復で顕著な実績を上げ、大統領選挙期間中も過激な発言を繰り返して人気を集めた。 2016…
トルコ、空港テロ受けイスラム国攻撃に本腰か Airport attack gives Turkey incentive to battle Islamic State
トルコは長年、米国の支援の下で行われている「イスラム国」(IS)への軍事行動であいまいな態度を取ってきたが、今後は態度を変える可能性がある。 28日にイスタンブール最大の空港で起きた3件の自爆テロの実行犯は、捜査が進…
イスラム教と民主主義
地球だより イスラム教と民主主義は両立できるのかとの問いはしばしば発せられる。 イスラム諸国の大半は実質独裁国家で、民主主義の実現はおろか、奴隷制の残存さえ見られる。イスラム教の聖地、メッカやメディナを抱えるサウジア…
“集団脱北”で韓国内の葛藤誘発を狙う北朝鮮
韓国紙セゲイルボ 北朝鮮は柳京(ユギョン)食堂女性従業員12人の脱北について、彼女らの両親を前面に立て「従業員が拉致された」として、「1日でも早く送り帰せ」と主張している。 北朝鮮は今回の集団脱北が金正恩(キムジョン…
トルコ空港テロ、国際社会は連携し対策強化を
トルコ・イスタンブールのアタチュルク国際空港で大きな爆発と銃撃が起き、40人以上が死亡した。 無辜(むこ)の人々を無差別に殺傷する卑劣なテロは、決して許されない。 「イスラム国」の犯行か アタチュルク空港はトルコ…
英EU離脱、背景に反難民感情
テロ拡大、イスラム化に警戒感 イスラム過激思想に感化されたテロが後を絶たない。米フロリダ州オーランドでの銃乱射事件では容疑者を含む50人が死亡、米史上最悪の銃撃事件となった。難民・移民に悩む欧米では、現地の文化になじも…
北朝鮮海軍の機関銃
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 19世紀初めまでは、よく訓練された小銃の射手でも1分間に3、4発程度しか射撃できなかった。歩兵部隊の火力を強化するには戦場に動員する兵士の数を増やすしかなかった。各国の軍指導部は大…
“文化の力”こそ真の国力
韓国紙セゲイルボ 本を読む国民には未来がある 韓国動乱勃発66周年になった。休戦の後、大韓民国は廃虚の中から目覚ましい経済成長を遂げた。昨年、国内総生産(GDP)世界11位の先進国になった。 国力とは何だろうか。大韓…
英国はEU離脱を望んだのか
平成国際大学教授 浅野 和生 国民の声は始終不安定 やり直しが難しい国民投票 「民の声は天の声というが、天の声にもたまには変な声がある」とは、1978年11月、自民党総裁予備選挙で大平正芳に敗北した福田赳夫首相の弁であ…
中露首脳会談、「現状変更」正当化は身勝手だ
中国の習近平国家主席は、中国を公式訪問したロシアのプーチン大統領と北京で会談した。 この2日前、両首脳はウズベキスタンで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議に合わせて会談したばかりで、3日間で場所を変えて2度会談す…
フランスに声援を A cheer, please, for France
昨今は、ヨーロッパにとって楽な時代ではない。アンゲラ・メルケルはドイツの収容能力を超えた客人を招き入れた。英国は欧州連合(EU)離脱を話し合っている(もっとも、英国は自国を欧州大陸の一部と見なしたことは、一度もないが)…
クリントン氏の陳腐な公約
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 現政権の政策を継承へ リベラリズムの本質を具現 「アメリカは未来に向かって常に進み続けると信じる」-ヒラリー・クリントン、6月21日 【ワシントン】これは、オハイオ州でのク…
カーター米国国防長官の「孤立の長城」発言に思う
元統幕議長 杉山 蕃 強硬に振る舞う中国軍 心配な先端部隊の軍紀・規律 今月初め、アジア安全保障会議において、カーター米国国防長官は「中国は南シナ海で自らの孤立を招く長城を築きかねない」と発言し、航行の自由、人工埋め立…
フランスに移住した英国人の怒りと不安
地球だより フランスには、約40万人の英国人が住んでいる。それも仏国立経済統計研究所(INSEE)の統計によると2009年から、何と50%も増えている。理由は経済的理由もあるが、フランスの恵まれた気候や自然を求めての移…
イエス復活最初の目撃者 「マグダラのマリア」バチカンが再評価
使徒と同列に格上げ バチカン、神聖化を加速 ローマ・カトリック教会総本山、バチカン法王庁は10日、マグダラのマリアの役割を評価し、彼女を典礼上、“使徒”(Apostle)と同列にすることを決めた。バチカンはマグダラのマ…
スー・チー氏とバンコク
地球だより ミャンマーの ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相はこのほど、3日間の日程で隣国タイを訪問した。スー・チー氏の外遊は3月末の新政権発足以降、5月のラオス訪問に続いて2回目。 スー・チー氏とす…
「結婚の真実は変わらず」 同性婚反対派が米首都でデモ行進
米連邦最高裁判決から1年 「判決後も結婚が男女のものだという真実は変わらない」――。全米50州で同性婚が合法化された昨年6月の連邦最高裁判決から1年となるのを受け、同性婚反対派は25日、首都ワシントンで集会とデモ行進を…
比のイスラム過激派アブサヤフ、拉致した外国人を相次ぎ殺害
誘拐防止へ3カ国が協力 フィリピン南部を拠点とするイスラム過激派のアブサヤフが、その存在感を増している。誘拐した外国人を相次いで殺害し、フィリピン近海では外国の船舶を襲撃し船員を連れ去る事件を多発させている。フィリピン…
先進国が抱える“大地震の巣”
加瀬みき氏 英国国民が国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択し、キャメロン首相は辞任を発表した。離脱という投票結果は、英国特有の事情ばかりでなく、先進経済国が抱える共通問題もさらした。英国はそもそも自国を「欧州」の一部と…
「生活レベルでの判断」を懸念
2014年9月のスコットランド独立住民投票において、分離派の大きな声と、スコットランド議会でのスコットランド民族党(SNP)の過半数という情勢でも、小差で残留が決まったように、イギリスは、先の見えない変革には容易に踏み…
ジカ熱の懸念の中、開催準備が進むリオ五輪 Rio Olympics officials forge ahead as Zika fears hang over games
五輪当局者らは、ジカ熱が発生し始めている国で行われる夏季大会に向かって精力的に準備を進めている。ブラジルの冬の数カ月間の対策で、虫によって感染する病気、五輪によってウイルスが世界中にばらまかれる可能性があるという批判に…
金バッジの抗弁
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 近ごろ君たちが住む汝矣島の政界で私が論争になってるそうですね。一昨日、白在鉉・国会倫理特別委員長がこんな提案をしたと聞きました。「国会議員の特権を放棄する象徴的な意味で議員の金バッ…
公金意識の乏しいオバマ大統領
地球だより 東京都の舛添要一知事が公用車で神奈川県湯河原町の別荘に通っていたことなど「公私混同」が厳しく批判され、辞任を余儀なくされた。これに対し、米国の有権者は政治家の公金意識に不思議なほど無頓着だ。 オバマ大統領…