国際
仏との関係強化狙うロシア
ロシアのプーチン大統領は5月29日、フランスのパリを訪問し、マクロン大統領との初会談を行った。ロシアと一定の距離を置きつつも、ロシアとのパイプを強化することで外交の幅を広げたいマクロン大統領の意向を利用し、対露経済制裁…
米司法長官、ロシア疑惑への関与否定
「忌まわしいうそ」と不快感 ロシア政府の米大統領選介入疑惑をめぐり、ジェフ・セッションズ米司法長官は13日、上院情報特別委員会の公聴会で証言し、「私がロシアとの共謀に加わったり、共謀を認識していたと示唆するのは、恐ろし…
戦乱続く中東 ナイチンゲールが泣いている
2004年5月末、米軍などの「イラク戦争」後も続く戦闘を取材中、武装勢力に惨殺されたビデオジャーナリスト、橋田信介さん(享年61歳)をしのぶ会が、今年も開かれた。彼と縁のテレビ、新聞、出版、写真などの関係者が、幸子夫人…
パナマ、中国と国交
台湾と断交 運河利用で密接 中米パナマ政府は12日夜(日本時間13日午前)、中国政府との共同声明を発表、中国との国交を樹立すると同時に、台湾と断交し、「一つの中国」原則を認めることを明らかにした。パナマ政府の発表を受け…
殺人のための特別なチャンス A special time for murder
神聖な行事には宗教的儀式が伴う。そして、信者らは正しい行いを守ろうとする。しかし、彼らがすることは彼らが何を信じるかによって異なる。ラマダンを祝っているイスラム過激派のテロリストらは、1カ月間の祈り、慈善的行為、日中の…
聞きたくない現実
地球だより フランス人が最も聞きたくないのは「フランスは二流国だ」という言葉だ。どんな国にもプライドはあるが、フランス人は米英のアングロサクソンに対抗する先進国として、核武装し、国連安保理の常任理事国で、国際的発言権を…
欧州で初めて、イスラム教指導者があす「反テロ宣言」
欧州でイスラム過激派テロ事件が多発している。そのたびにイスラム教への批判、嫌悪(イスラム・フォビア)の声が高まる。アルプスの小国オーストリアのイスラム教指導者(イマーム)は14日、「イスラム過激主義は本来のイスラム教で…
英国下院総選挙の意味
平成国際大学教授 浅野 和生 解散権復活し民意問う 解かれた任期固定法の呪縛 4月18日、英国メイ首相が下院を解散して6月8日に総選挙を実施する緊急声明を発した時、封鎖されたと思われていた解散総選挙が英国で復活した。 …
中東政策担うユダヤ4人衆
獨協大学教授 佐藤 唯行 司令塔のクシュナー氏 イスラエル大使は顧問弁護士 先月トランプ米大統領が行った初の外遊。その最初の訪問先に中東を選んだのもトランプが同地域の安定を最優先課題としている証しだ。トランプの中東政策…
露が極超音速ミサイル試射
ロシアは新型の極超音速巡行ミサイル「ジルコン」の試験発射を行った。国防総省は米軍艦艇への脅威になるとして懸念を強めている。米情報機関が追跡したとされるが、詳細については明らかになっていない。 ロシアの国営メディアによ…
止まらぬ大統領のツイート
世界に衝撃と混乱を招く 米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 10年以上前に「ブッシュ錯乱症候群」を命名したことを考えれば、今回の問題にも加わる資格はあると思う。トランプ錯乱症候群を際立たせているのは、この問題に…
上海協力機構、同床異夢の中露に楔打ち込め
中国、ロシア、中央アジア4カ国でつくる「上海協力機構(SCO)」の首脳会議が、カザフスタンの首都アスタナで開催され、インドとパキスタンの正式加盟を承認した。 SCOが加盟国を増やすのは初めてだが、来年以降、イランやト…
ロシア疑惑、司法妨害に否定的意見多く
前FBI長官は明言せず ロシア政府による米大統領選介入疑惑で、コミー前米連邦捜査局(FBI)長官が8日の上院情報特別委員会の公聴会で証言したトランプ大統領の行為について、法律専門家からは司法妨害に当たらないとの見方が多…
文新政権の外交安保政策
現実離れした“橋頭堡”構想 南北関係改善の鍵握る文教授 李明博(イミョンバク)・朴槿恵(パククネ)政権の10年間で完全に膠着(こうちゃく)状態となった南北関係は“親北”と呼ばれる文在寅(ムンジェイン)新政権の登場で改善…
キリスト教徒の言論の自由が奪われている-宗教放送協会 Faith broadcaster: Christian free speech under assault
全米宗教放送協会(NRB)の最高責任者は、保守派著名人がトランプ政権で重職を占めていることに元気づけられているが、トランプ大統領が支持している信教の自由と保護に関する法律には懸念を抱いていると述べた。 NRBの会長兼…
英国人は賭け好きという定評がある。ブック…
英国人は賭け好きという定評がある。ブックメーカーという賭け屋が、競馬やサッカー、さらには選挙やノーベル文学賞まで何でも賭けの対象にしてしまうことで知られている。国民性というしかない。 メイ首相は英国人らしく、欧州連合…
襲撃から逃げる警備員
地球だより フィリピンに来た日本人が驚くことの一つに、警備員の多さがあるだろう。銃をぶら下げた警備員は治安の悪さを印象付け、慣れない日本人にとっては、ちょっと怖く見える存在だ。 よほど小さな商店でもない限り、銀行や両…
モディ政権3周年、「強いインド」へ邁進
インド人民党(BJP)のモディ政権が誕生して5月26日で3周年を迎えた。昨年のインドのGDP成長率は7%台と中国より高く、新興5カ国(BRICS)の中で成長が鈍化する中国や経済停滞を余儀なくされているロシアやブラジル、…
日本のおもてなしの心
地球だより 仕事柄、飛行機で移動することが多いが、機内で受けるサービスにお国柄やその国ならではの「おもてなしの心」を感じることが少なくない。 乗客を引きずり降ろした事件で騒動となったユナイテッド航空など米国の航空会社…
乞食の缶の奪い合い
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 国会の議席数が107の第1野党である自由韓国党(以下、韓国党)の支持率が13%であることが分かった。共に民主党の支持率55・6%と比べるとあまりにも低いが、堂々と全政党の中で2位と…
米政府の情報漏洩相次ぐ、 内部にトランプ政権弱体化を狙う勢力か
米政府内から機密情報が相次いでメディアにリークされている。トランプ大統領の追い落としを狙う勢力が漏洩(ろうえい)しているとの指摘もあり、情報の管理はトランプ政権の大きな課題となっている。(ワシントン・岩城喜之) 外交・…
「新朝鮮策略」の核心は韓米同盟
韓国紙セゲイルボ パートナーに必須の3条件 韓半島平和と韓米同盟は韓国にとって“酸素”も同じだ。酸素がなくなるまでは、誰もその価値に気付かないように、韓半島の平和や韓米同盟が破られるまでは当然だと思いやすい。 19世…
ノートルダム大聖堂前でテロ
犯人はアルジェリア人 警官襲撃、「IS兵士」主張 パリ中心部で最も観光客が集まる観光スポットの一つ、ノートルダム大聖堂で6日午後4時20分(日本時間同11時20分)ごろ、男がいきなりパトロール中の警察官にハンマーで襲い…