国際 rss

宇宙戦に備え米下院小委 新組織の創設を要請

 米下院軍事委員会戦略軍小委員会は先月下旬、国防総省に、宇宙戦のための新たな組織を発足させ、宇宙戦に備える作戦を作成することを求める文言を2019年度米国防権限法案に盛り込んだ。  空軍には、宇宙戦要員の数を増やし、質を…

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「衝突事件」の現場、故郷の英雄をごみ扱い

米国の分断 第1部 断罪される偉人たち (2)  米首都ワシントンから南西に車で約2時間半。第3代大統領トーマス・ジェファソンが設立したバージニア大学のあるシャーロッツビルは、気品に溢(あふ)れた美しい学生街だ。  この…

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プーチン氏4期目、懸念される欧米との対立激化

 3月のロシア大統領選で圧勝したプーチン大統領が、通算4期目をスタートさせた。  だが、就任式前にはプーチン氏の就任に反対するデモがロシア各地で行われるなど、長期政権への不満も高まっている。欧米との対立も先鋭化している。…

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ドナルドにとってのノーベル平和賞 A Peace Prize for the Donald

 ノーベル賞には常に、実際の確認可能な業績を祝う以上に、ある種のスカンジナビア的リベラリズムに報いるという意味合いが付きまとっている。だから、賞を授与するノルウェー議会の任命による5人のノルウェー人がドナルド・トランプ大…

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どうなる金正恩特需

地球だより  先の南北首脳会談で北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が晩餐(ばんさん)メニューの一つに決まったことで持って来させた「平壌冷麺」は、実際に晩餐で食べた人によれば「かなりいい味だった」という。その話題に触発されたの…

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在韓米軍に「縮小・不要」論、撤退すれば韓国“丸腰”状態に

 南北首脳会談が終わり米朝首脳会談への準備が進められる中、米韓両国で在韓米軍の縮小報道や不要論が出始め波紋を広げている。在韓米軍は韓国の安全保障や外国人投資に不可欠な存在。南北首脳が署名した「板門店宣言」にある平和協定締…

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9年ぶりのレバノン総選挙

ヒズボラ過半数確保か  レバノンで6日、9年ぶりに行われた国民議会(一院制、定数128)選挙で、イランが支援するイスラム教シーア派組織ヒズボラ(神の党)が過半数議席を獲得する見通しだ。複数のメディアが7日、報じた。  レ…

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米国の分断、断罪される偉人たち 「建国の父」までが標的に

米国の分断 第1部 断罪される偉人たち (1)  米国でこれまで偉人として評価されてきた歴史的人物が、人種差別の象徴として断罪されている。米国で深まる「歴史」をめぐる分断を報告する。(編集委員・早川俊行) 奴隷所有を理由…

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ロシアの世界大国への執念

ロシア研究家 乾 一宇 力には力で対抗」表明 年次教書で戦略核戦力誇示  オバマ前大統領の世界の警察官をやめるとの表明(2013年)やトランプ大統領の国益を第一に考えるとの姿勢など、米国の後退傾向に乗じ、露中が米に取って…

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イラン核合意、枠組み維持しつつ脅威対処を

 イラン核合意に不満を持つトランプ米政権は、今月12日までにより厳格な内容に修正できなければ合意を離脱すると警告している。  だが、離脱すれば中東情勢を緊迫化させる恐れがある。合意の枠組みを維持しつつイランの脅威に対処す…

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米朝会談、前のめりは禁物

米コラムニスト マーク・ティーセン 成果がないなら退席も ノーベル平和賞推薦はわな  ノーベル平和賞を授与されるのではないかという見方が出ていることにトランプ大統領はさぞかし、わくわくしていることだろう。政治的エスタブリ…

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生徒のテストの成績が停滞する中、ストライキをする教師たち Test scores stagnant as teachers walk out

 学校への資金を10億㌦増やすことを要求しているアリゾナ州の教員たちは、現在行っている4日間のストライキを「子供たちのためだ」と主張している。だが、賃上げによって生徒の成績が上がると期待してはならない。  今年注目を集め…

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中国のレーザー兵器で米兵負傷

ジブチの基地から照射  米国防総省のホワイト報道官は3日、東アフリカ・ジブチの中国軍基地から照射されたレーザー兵器で、米軍パイロット2人が負傷したと発表、中国に外交ルートを通じて厳重に抗議し、調査を要求したことを明らかに…

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米のウクライナ軍事援助でロシアとの緊張高まる Military aid for Ukraine raises stakes with Russia

 トランプ政権はウクライナへの新型対戦車ミサイルの輸送を完了させた。ロシア政府はこれに反発し、ウクライナ東部でのウクライナ軍と親露派分離主義勢力の間の戦闘が激化する可能性もある。  ウクライナのポロシェンコ大統領は今週、…

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ホロコースト「忘れない」

地球だより  ユダヤ人の友人から先月、映画のリンク先のメールが届いた。日本人外交官・杉原千畝氏の物語だった。友人は「この人の存在を知らないユダヤ人が多過ぎる」と嘆いていた。  なぜ、この映画を送ってきたのか。よくよく考え…

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わが国の鎧は何なのか

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  古代は戦争の時代だ。領域を拡大しようとする古代の諸国家の間で、戦争はいつでも起こっていた。中国史の時代区分に「戦国時代」があるのは、それなりの理由があるのだ。百済を建国した温祚王。…

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地球上で唯一残った非武装地帯の未来

韓国紙セゲイルボ  韓半島を分ける「非武装地帯」(DMZ)。韓国動乱の休戦と同時に軍事的衝突を防止するためにつくった緩衝地帯だったが65年間、そこが非武装であったことはなかった。重火器が配備され、地雷が炸裂(さくれつ)し…

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シリア化学兵器疑惑でOPCWが調査団

加害者特定の権限与えられず アサド政権の後ろ盾、露が反対  シリアのアサド政権の化学兵器使用疑惑をめぐって化学兵器禁止機関(OPCW)は4月21日、シリアの首都ダマスカス近郊の東グータ地区ドゥーマで試料を採取した。しかし…

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27日、板門店平和の家で「板門店宣言」に署名した文在寅韓国大統領(右)と金正恩朝鮮労働党委員長

北の“オリーブの枝”は本物か

韓国紙セゲイルボ 付和雷同せず堅固な備えを  分断の象徴である板門店が平和の象徴に変身したことは歴史のアイロニーだ。南北が軍事的に対立するごとに激しいやりとりをした所だ。北朝鮮軍がポプラの枝を切り落とした国連警備兵らに斧…

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謎深まる元露スパイ襲撃事件

日本対外文化協会理事 中澤 孝之 軍用毒物使用説に異論も 親子回復も捜査は長期化へ  3月初めに英国南西部ソールズベリーで起きたロシアの元情報機関員で2重スパイのセルゲイ・スクリパリ氏親子暗殺未遂事件から2カ月近くが過ぎ…

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「日本配慮」に実利確保の思惑

検証 南北首脳会談 (下)  「よくぞ言ってくれた。その線でやっていこうと思う」  南北首脳会談を目前にした先月17日、青瓦台(大統領府)で文在寅大統領を中心に開かれた首脳会談諮問委員会で、ある委員が対日政策に関する提案…

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AI軍事活用 新段階に

米国防総省、中露への遅れ指摘も  米中両大国が最先端技術、人工知能(AI)の開発をめぐって火花を散らす中、軍事的優位をめぐる両国の競争が新たな段階に入ろうとしている。米国防総省と情報機関の技術者らは、省庁の枠を超えた機関…

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体制維持へ米と「核取引」狙う

検証 南北首脳会談 (中)  北朝鮮が今回の南北首脳会談とその後の米朝首脳会談に臨む決断を下した背景には国連をはじめとする対北経済制裁で北朝鮮がダメージを受け始めたことがあるといわれる。実際、韓国政府は「北のダメージ」を…

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