韓国・北朝鮮
親日派の手引き
地球だより 「親日派呼ばわりされかねない私にさえ、最近の日本は理解できない」 「軍国主義復活なんて、あり得ない話ですよ」 安倍晋三首相の靖国神社参拝に韓国中が大騒ぎになった昨年末、親しくしている韓国人とこんな会話を…
北朝鮮の無人機侵入に揺れる韓国
軍事境界線越え3機墜落 北朝鮮のものとみられる無人機が、軍事境界線を越えて相次ぎ韓国に侵入し、波紋が広がっている。これまでに確認されたものだけでも3機が墜落し、韓国政府は防空網をくぐり抜けてきたことにショックを隠し切れ…
止められない北朝鮮の「暴挙」、IAEA査察官追放から5年
国際原子力機関(IAEA)の査察官が北朝鮮の寧辺核関連施設から国外追放されて16日で5年目を迎える。IAEAは北の核問題検証で5年間の“空白”を強いられている一方、北朝鮮はその核能力を強化してきた。(ウィーン・小川 敏…
韓国の教科書論争
日本より深刻な「左偏向」 「歴史教科書問題」は韓国でも深刻だ。特に解釈の分かれる近現代史では、体制の異なる同族分断情況を抱え、左右の思想的対立が教科書記述に持ち込まれていることから、一つの事象がまったく異なって描かれ、…
南北統一に反対する中国、朴大統領は「統一宣言」
対中傾斜の矛盾 韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が3月28日、独ドレスデンで「統一宣言」を発表した。前政権の李明博(イミョンバク)時代、ほとんど南北交流ができず、それまでの南北事業もルートが次々に閉ざされていた。この閉塞…
北朝鮮の人権問題改善は統一準備の先決条件
韓国紙セゲイルボ 国連北朝鮮人権調査委員会(COI)はこの1年間、韓国をはじめとする関連国を中心に北朝鮮の人権実態を集中的に調査した結果を基に、その解決方法を類型別、国家別、段階別で提示した。 この際、韓国社会が北朝…
彼らだけの祝宴
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 今年6月4日投開票の地方選挙で民選6期の地方自治時代が開かれる。1995年に地方自治体の首長を住民が選ぶ民選地方自治制度が本格的に導入されて今年で20年。住民の、住民による、住民の…
朴大統領の「吸収統一」の本気度は
韓国の朴槿恵大統領がこのところ韓半島統一実現へ固い決意をにじませている。訪問先のドイツで平和統一3大提案を発表したのに続き、これを具体化させる大統領直属機関が今月中にも発足する見通しだ。事実上の「吸収統一」宣言とも受け…
クリミアの火の粉は飛来するか
韓国紙セゲイルボ 迫られる安保戦略の再整備 ウクライナは1994年、核兵器を保有しない条件で米国とロシアなど5大核保有国から領土主権と安全保障を約束された。しかし、この「ブダペスト了解覚書」はもう紙切れ同然だ。 韓国…
新セマウル運動で美しい国土保全を
韓国紙セゲイルボ 今や韓国のどこでも広い道路があり自動車で難なく行くことができる。高速道路と地方国道を走れば、「三千里錦繍江山」(麗しい山河の国)に道路のない所がない。 1960年代から80年代までの本格的な経済開発…
パリとソウル
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 フランスのパリは世界的な観光名所だ。ランドマークのエッフェル塔をはじめ、コンコルド広場、凱旋(がいせん)門、シャンゼリゼ通り、ノートルダム大聖堂、ルーブル美術館、オルセー美術館、モ…
脱北者の重婚
地球だより 先日、知り合いの脱北者が結婚式を挙げた。お相手は二回り近く年下の美人で、こちらも同じ脱北者。新郎はスラッと背が高く、インテリ風情であるためか、あまり「過去」を感じさせない似合いのカップルという印象を与えてい…
北朝鮮がロケット弾大量発射なぜ
米韓の上陸作戦を意識か 北朝鮮がここ1カ月の間に計80発以上のロケット弾や短距離ミサイルを発射し、その意図や背景に関心が集まっている。例年実施されている米韓合同軍事演習への対抗措置とする見方が支配的だが、特に今年の演習…
原発事故現場からヒントを 韓国国会議員の福島初視察
韓国紙セゲイルボ 2011年3月、福島第1原発事故以後、原子力発電所をめぐる韓国の姿を見ていて想起するのは「無知」ということだ。 何もなかったように原発新設を決めながらも、国民の放射能への憂慮で魚市場は大打撃を受けて…
もはや「古朝鮮」は神話の国ではない
韓国紙セゲイルボ 学生時代に習った韓国史教科書で紀元前2333年、檀君が古朝鮮を建国した後、高句麗が建国されるまでは内容がほとんどない“ブラックホール”だ。 従って、万一、古朝鮮が神話の国にすぎないならば、われわれの…
拉致の野望
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 19世紀まで全世界には富をもたらす三つの金があった。黄色い金、黒い金、そして白い金だ。黄色い金は宝石の材料になる金、黒い金は黒人奴隷、白い金は白人奴隷を意味する。なぜ白人奴隷?とい…
韓国新野党、「脱理念」で大変身中?
近年、「万年2位」に甘んじてきた韓国第1野党・民主党と無所属・安哲秀議員のグループによる新野党「新政治民主連合」をめぐり、左翼的理念と一線を画し、現実主義を重視する路線が浮かび上がってきた。従来の「左翼どっぷり」では選…
反復される北朝鮮の挑発防ぐには
韓国紙セゲイルボ 確固たる安保態勢で抑止力強化 「ひょっとして」と思ったが、「やはり」であった。3年4カ月ぶりに再開された離散家族対面の真っ最中の先月21日、北朝鮮は短距離発射体4発を撃ったのをはじめ、連日、短距離弾道…
対岸の火事でないウクライナ事態
韓国紙セゲイルボ 平和と和合の祝祭である冬季オリンピックの聖火が消えるや否や、開催地ソチの近隣のウクライナ、クリミア半島で戦争の気勢が漂ってきた。 プーチン露大統領はなぜ国際社会の反発を押し切ってウクライナ軍事介入を…
改名ブーム
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 名前に対する韓国人の関心は格別だ。名前で吉凶禍福を占う姓名学の影響が大きい。朝鮮時代には大逆罪人と名前が同じなら、門中会議(氏族の長老会議)を開いて改名したという。それでも足らず、…
韓国の情報機関に証拠偽造疑惑
信頼揺らぐ「対共捜査」 韓国の情報機関、国家情報院(以下、国情院)が北朝鮮のスパイだった疑いがあるとして摘発した容疑者に対する追加の裏付け捜査で証拠を偽造していた疑いが浮上、家宅捜索にも踏み切られ、窮地に追い込まれてい…
震災3年で“右傾化”?
地球だより 「東日本大震災から3年」のニュースはこちらでも大きく取り扱われ、避難生活が続く被災民の様子や復興に向けた動きなどをリポートしていたが、ある大手紙は東京発で「3年で後退した日本」という見出しで、例によって安倍…
統一議論を国民運動に昇華させよ
韓国紙セゲイルボ 官営団体の失敗を反面教師に 年頭記者会見で「統一大当たり論」を開陳した朴槿恵(パククネ)大統領が就任1周年に合わせて、大統領直属「統一準備委員会」の設置を明らかにした。 韓半島内外の千載一遇の協力気…