欧州
テコンドーの本家争い
地球だより ブルガリアの第2都市、プロブディフ市で24日、国際テコンドー連盟(ITF)主導の第19回世界選手権が開催されるが、ITFは26日、総会を開き、次期総裁を選出する予定だ。 次期総裁の有力候補は現総裁の北朝鮮…
“頭痛”続く英仏トンネル 移民殺到で両国が対策本腰
英仏海峡を渡り英国への入国を目指す移民が、フランス北部カレーに殺到している問題で、英仏両国の内相は20日、協力して具体策に乗り出すことで合意した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)も、カレーで劣悪な環境に置かれ、危…
「売春合法化」は間違いだ
ロンドンに本部を置く国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」(AI)は11日、ダブリンで開かれた総会で売買春の合法化を支持することを決定した。その理由は「性労働者の人権保護につながる」からだという。 当方は、…
観光大国の抗議デモ
地球だより 年間8500万人以上の外国人観光客を集めるフランスは、押しも押されもせぬ世界最大の観光大国だ。ところが、フランス人は世界最高の「おもてなし」で世界一を保っているわけではない。世界的ツアー会社が実施したアンケ…
メルケル独首相「意識不明」の波紋
後継問題、思わぬ浮上 大衆紙誤報が発端 ドイツのメルケル首相(61)が意識不明に陥ったというニュースが流れた。発信源は独大衆紙ビルト(電子版)だ。メルケル首相は観賞中のオペラ第1幕後の休憩の時、「突然、意識不明」となっ…
ムハンマド前に「コーラン」があった!
当方は7月26日、「英バーミンガム大学は、イスラム教の聖典コーランの世界最古の断片とみられる古文書が見つかったと発表した。放射線炭素年代測定によると、同古文書は95%以上の確率で西暦568年から645年の間の作成と判定…
シベリウスの誕生150周年
自然と人が一体化した世界を描写したシベリウス フィンランドが世界に誇る作曲家、ジャン・シベリウスの生誕150年を記念し、今年、フィンランド国内はもちろんのこと、国外においても様々なイベントが催されている。 シベリウス…
ギリシャ危機、地政学的重要性踏まえ支援を
ギリシャの財政危機をめぐっては、同国の財政改革案の法制化を条件に欧州連合(EU)が金融支援を表明したことで、財政破綻やユーロ圏からの離脱という最悪の事態は回避された。しかし、ギリシャの経済が立ち直り安定するまでの道のり…
統合に亀裂を生んだドイツ
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき ギリシャ問題巡る葛藤 批判招いたユーロ離脱提案 ドイツ連邦議会はメルケル首相とショイブレ財務相が求める第3回ギリシャ救済交渉を承認し、ギリシャは国家破産およ…
米国務長官の「新記録」
地球だより 米国務長官が訪問国に17日間も滞在し続けるということは珍しい、というより「米国務長官の海外訪問国最長滞在記録」というべきだろう。ジョン・ケリー国務長官(71)がその新記録を樹立したのだ。 ウィーンで開催中…
テロの脅威高まるフランス 警戒強める産業関連拠点
工場での爆発事件相次ぐ 革命記念日の14日、南仏マルセイユ近郊の石油化学工場で爆発が起き、テロ事件として捜査が進められている。今年1月にパリで発生した風刺週刊紙シャルリエブド編集部への襲撃など一連のテロ事件以降、イスラ…
ユダヤ金融規制した大憲章
獨協大学教授 佐藤 唯行 13世紀英国の社会問題 教会法適用外で巨富を築く 日本の高校生も世界史の授業で学んだことのあるマグナ・カルタ(大憲章)。今年はマグナ・カルタ発布、800周年にあたる記念の年だ。発布の地、英国東…
ギリシャの“5度目”の破産を避けよ
日韓の「正しい歴史認識」問題では「歴史から学べ」という表現を度々聞いてきたが、正直言ってピンとこなかったが、あのギリシャが建国(1830年)以後、4度、破産したという歴史的事実を聞いて、「アテネは歴史から学んでこなかっ…
地中海のボートピープル、ギリシャなどに支援・連帯表明を
6月下旬、ギリシャとイタリアを回った。金融危機ではなく、地中海の難民・移民のボートピープル問題の調査旅行である。 ギリシャ国民の経済困難の兆候はいっぱいだった。首都でも閉じた店舗が目につく。78歳と76歳の老夫婦は、…
地中海のボートピープル、ギリシャなどに支援・連帯表明を
6月下旬、ギリシャとイタリアを回った。金融危機ではなく、地中海の難民・移民のボートピープル問題の調査旅行である。 ギリシャ国民の経済困難の兆候はいっぱいだった。首都でも閉じた店舗が目につく。78歳と76歳の老夫婦は、…
ギリシャ人は“神話”を愛する
当方は過去、3回、ギリシャを取材したことがある。首都アテネと第2都市テッサロニキ、そしてクレタ島を訪ねた。印象は悪くなかった。街並みは整い、国民は陽気で明るく、親切だった。そのギリシャが債務返済不能に陥り、欧州の問題児…
ギリシャ国民にもっと希望を
欧州連合(EU)とユーロ圏グループが提示した財政緊縮案の是非を問う国民投票の結果、ギリシャ国民は「ノー」を選択した。国民投票後のギリシャ国民経済は新しい状況を迎えることになる。 チプラス首相は、「国民が改革案にノーと…
欧州はギリシャを救えるか
ギリシャのチプラス首相が29日、「金がないのにどうして払えるか」と語ったという記事を読んで、欧州連合(EU)とユーロ圏諸国は最終的にはギリシャの要求を大幅に受け入れる以外に今回の金融危機を乗り越えることが出来ないのでは…
テロに動揺するパリ市民
地球だより パリで1月にテロが発生して半年、またもフランスでテロ事件が起きた。1月にパリで起きたテロは、風刺漫画週刊紙シャルリエブドの編集部とパリ郊外のユダヤ食料品店が襲撃され計17人が犠牲となった。そして今回は仏南東…
「中立性の原則」を破った潘基文氏
米連邦最高裁判所が26日、同性婚を合憲と認めた、というニュースが流れると、バチカン放送は「悲劇的な過ち」と批判した米国カトリック教会司教会議のコメントを掲載する一方、「米国の勝利だ」と述べたというオバマ米大統領のメッセ…
存在感揺らぐ国際都市 国際機関の転居話相次ぐウィーン
音楽の都ウィーンはベートーベン、シューベルト、モーツァルトなど大作曲家の足跡が残る街だが、同時に、国連を含むさまざまな国際機関の本部がある国際都市だ。そのウィーンの国際都市としての評判が揺れだす気配が見え始めたのだ。(…
難民・避難民と神の「約束の地」
20日は「世界難民の日」」(World Refugee Day)だ。ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は17日、一般謁見の場で武力紛争地からの難民の保護と共に、難民が生まれる原因の解明とその対策を訴えた。ローマ法…
苦悩するアイルランドのカトリック教会
地球だより アイルランドのローマ・カトリック教会は、5月22日実施された同性婚の合法化を明記する憲法修正案の是非を問う国民投票で完敗したが、あれから2週間が経過した。その痛みが次第に効いてきた。ボディーブローを受け続け…