メルケル独首相「意識不明」の波紋


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後継問題、思わぬ浮上 大衆紙誤報が発端

 ドイツのメルケル首相(61)が意識不明に陥ったというニュースが流れた。発信源は独大衆紙ビルト(電子版)だ。メルケル首相は観賞中のオペラ第1幕後の休憩の時、「突然、意識不明」となったというのだ。ギリシャの金融支援問題や殺到する難民対策で昼夜、奮闘する首相だけに疲れがたまり、倒れたのかもしれない。ビルト紙が数時間後、「メルケル首相倒れる―は誤報だった」と修正記事を流して幕を閉じたが、欧州の盟主ドイツのメルケル首相に問題があった場合、誰が欧州を引っ張っていくか、といった深刻な問題が浮かび上がってきたのだ。(ウィーン・小川 敏)


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