欧州
名画で蓄財するマフィア
地球だより オランダのゴッホ美術館から盗まれ、行方が分らなくなっていたゴッホの油絵2点が、イタリア南部ナポリ近郊の家から発見された。 イタリア当局がマフィアの麻薬組織の家宅捜索中に見つけたもので、麻薬で得た不正資金を…
「奇跡」証明、透明化が鍵
バチカン、認定に関する新規約発表 世界に12億人以上の信者を抱える世界最大のキリスト教宗派、ローマ・カトリック教会の総本山、バチカン法王庁列聖省は先月23日、カトリック教会で福者、聖人の称号を得るために必要な「奇跡」の…
夢のような独立から25年、日本からの投資に期待
グラント・ポゴシャン・アルメニア共和国特命全権大使インタビュー 世界でも有数の古い歴史を持つアルメニアがソ連崩壊の前に独立してから25年の節目を21日に迎えた。駐日アルメニア共和国大使館のグラント・ポゴシャン特命全権大…
テロを受けて分断されるフランス社会 French Muslims see widening social divide in wake of terror attacks
【ニース(フランス)】髪をスカーフで覆った若いイスラム教徒女性が、ビーチサイドの遊歩道に花を手向けていた。7月中旬、「イスラム国」に刺激を受けたテロリストが、フランス革命記念日を祝っていた人々をひき殺した事件の翌日のこ…
人はなぜ犬を愛するのか
地球だより 犬は一般的に主人に忠実だ。不信と裏切りの多い時代に生きていると、忠実であることは大きな徳だ。 しかし、人が犬を愛するのはその忠実さだからではないことを知った。主人の愛を無条件で受け入れてくれるからだ。そ…
EU、離脱の連鎖に恐々
ポピュリズムと国民投票に揺れる 英国の欧州連合(EU)離脱が国民投票で決定して以来、EU内には、離脱の連鎖が起きることへの警戒感が増している。その背景には、反EUを掲げるポピュリズム政党の台頭と、加盟各国が外交課題を国…
新たな核戦略必要なNATO
日本大学名誉教授 小林 宏晨 露が再び威嚇手段に利用 通常戦力での対米劣勢を意識 核の世界秩序は冷戦の終焉(しゅうえん)後、比較的安定したかに思われた。しかし現実はそうではなかった。しかもその主要責任国はロシアであり、…
電力止めたサイバー攻撃、集団防衛も一枚岩になれず
「ハイブリッド戦争」の脅威(中) 日本安全保障・危機管理学会主任研究員 新田容子氏に聞く 北大西洋条約機構(NATO)加盟国にサイバー攻撃が頻発している。 サイバーは、ハイブリッド戦争のいわゆる軍事行動でもコンフリクト…
NATO首脳会議の焦点、 狙われるバルト3国の一角
「ハイブリッド戦争」の脅威(上) 日本安全保障・危機管理学会主任研究員 新田容子氏に聞く ロシアの仕掛ける「ハイブリッド戦争」、中でもサイバー攻撃への対策が北大西洋条約機構(NATO)の懸案となっている。7月の首脳会議…
止まらないイスラム嫌い
地球だより スイス南部のティチーノ州でブルカやニカブで顔面を完全に隠すイスラム教徒の女性に初めて罰金刑が科された。スイスのメディアによれば、クウェートからの旅行者が先月30日、キアッソで100スイスフラン(約1万400…
“寒風”吹き始めた夏の仏
観光産業へのテロ影響に懸念 テロが相次ぐフランスでは、観光産業への悪影響が懸念されている。安全確保が困難との理由で夏のイベントの多くが中止され、バカンス期の宿泊施設やレストランの収益の落ち込みが予想される。テロはフラン…
フランスで募る移民への嫌悪
地球だより フランスは昨年来、死者を出すテロ事件が頻発し、市民生活にも不安が広がっている。同時にテロの標的や方法の多様化に対して、テロ対策を行っている当局が適切な措置を取っていないとの批判の声も高まっている。 昨年1…
独ミュンヘン銃乱射事件、犯人は過去の大量殺人に関心
ドイツ南部バイエルン州の州都ミュンヘンで7月22日午後5時50分ごろ、135店舗が入ったミュンヘン最大のオリンピア・ショッピングセンター(OEZ)周辺で、9人が射殺され、27人が負傷するという銃乱射事件が発生した。犯人…
効果的なNATOの東欧派兵、強力な対露抑止力に
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー EUを脅威にさらす英離脱 【ワシントン】オバマ大統領は「冷戦後、最も大きな集団的自衛力の強化」と呼んだ。多少の誇張もあるだろうが、一定の成果は挙げている。ワルシャワで先週行わ…
ヒトラーの頭部X線写真
地球だより アドルフ・ヒトラーの頭部のレントゲン写真がドイツ・ミュンヘンの競売で2万1000ユーロ(約250万円)で落札されたというニュースが流れた。 ところで、レントゲン写真からヒトラーの狂気のルーツを探すことがで…
無差別テロの脅威続くフランス、聖戦思想拡大抑えきれぬ政府
革命記念日を祝うフランス南部ニースで起きた大型トラックによる大量殺戮(さつりく)テロは、フランスが依然、テロの脅威にさらされていることを思い知らされる事件だった。イラクやシリアの紛争地域に外国人として最も多くの聖戦主義…
仏トラック突入、欧州は連携してテロ対策を
フランス南部のニースで、フランス革命記念日を祝う花火を見物していた人の列にトラックが突っ込み、80人以上が死亡、200人以上が負傷した。 犠牲者には子供も含まれる。無辜(むこ)の市民の命を奪うテロは決して許されない。…
欧州統合の高邁な理想に亀裂
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 主権の尊重選んだ英国 国内に分離・独立の動きも 【ワシントン】傲慢(ごうまん)で尊大、相も変わらず合理性を欠き、無責任なブリュッセルの欧州連合(EU)官僚らを見れば、英国がE…
英EU離脱、背景に反難民感情
テロ拡大、イスラム化に警戒感 イスラム過激思想に感化されたテロが後を絶たない。米フロリダ州オーランドでの銃乱射事件では容疑者を含む50人が死亡、米史上最悪の銃撃事件となった。難民・移民に悩む欧米では、現地の文化になじも…
英国はEU離脱を望んだのか
平成国際大学教授 浅野 和生 国民の声は始終不安定 やり直しが難しい国民投票 「民の声は天の声というが、天の声にもたまには変な声がある」とは、1978年11月、自民党総裁予備選挙で大平正芳に敗北した福田赳夫首相の弁であ…
フランスに声援を A cheer, please, for France
昨今は、ヨーロッパにとって楽な時代ではない。アンゲラ・メルケルはドイツの収容能力を超えた客人を招き入れた。英国は欧州連合(EU)離脱を話し合っている(もっとも、英国は自国を欧州大陸の一部と見なしたことは、一度もないが)…
フランスに移住した英国人の怒りと不安
地球だより フランスには、約40万人の英国人が住んでいる。それも仏国立経済統計研究所(INSEE)の統計によると2009年から、何と50%も増えている。理由は経済的理由もあるが、フランスの恵まれた気候や自然を求めての移…
イエス復活最初の目撃者 「マグダラのマリア」バチカンが再評価
使徒と同列に格上げ バチカン、神聖化を加速 ローマ・カトリック教会総本山、バチカン法王庁は10日、マグダラのマリアの役割を評価し、彼女を典礼上、“使徒”(Apostle)と同列にすることを決めた。バチカンはマグダラのマ…