欧州
英国自爆テロ、対策強化に向け国際的結束を
英国マンチェスター市でのコンサート客を巻き添えにした自爆テロは、市内のモスクに勤務する22歳のリビア系英国人が実行犯と判明し、逮捕者も複数に上っている。 犯行声明を出した過激派組織「イスラム国」(IS)との関係は不明…
怒り買う日曜の就任式
地球だより 史上最年少の39歳のエマニェル・マクロン氏がフランスの新大統領に選ばれ、戦後、最大級の政治変革が始まろうとしている。先進国最悪の10%に達する失業率が20年以上続き、その間、左派、右派政権の主要政党が時計の…
次期仏大統領、困難な船出に
「EU」に不満噴出、棄権や消極的支持も フランス大統領選第2回投票で国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)に勝利したエマニュエル・マクロン(39)前経済相は、フランス史上最年少の大統領になるが、難題が待ち受けて…
マクロン氏勝利、EU安定化へ問われる手腕
フランス大統領選の決選投票で、中道系独立候補のマクロン前経済相が国民戦線のルペン候補を破って勝利した。 フランス北部出身の39歳。史上最年少のフランス大統領の出現だ。 二大政党不在の決選投票 選挙戦では高止まりする…
仏大統領選きょう決選投票
マクロン氏がリード フランス大統領選の決選投票が7日、行われる。第1回投票で勝ち進んだ独立候補のマクロン前経済相(39)と、右派・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)の一騎討ちとなる。 国家観で真っ向から対…
「移民危機」再来の恐れ、左派政権樹立目論むソロス氏
マケドニア人ジャーナリスト チリマノフ氏に聞く マケドニア人ジャーナリストのツヴェティン・チリマノフ氏に、同国の政治的混乱の背景を聞いた。(聞き手=編集委員・早川俊行) 米国の大富豪ジョージ・ソロス氏は、自らの組織を通…
バス爆破犯が直後にステーキ注文
地球だより 独西部ドルトムントで4月11日、欧州選手権チャンピオン・リーグ準々決勝、ドルトムント対モナコ戦が行われる予定だった。「ボルシア・ドルトムント(BVB)」の選手たちを乗せたバスが宿泊ホテルを出て試合場に向かっ…
国論二分の様相、7日に仏大統領選決選投票
フランスの大統領選挙は5月7日に第2回投票が行われる。第1回投票に勝ち残ったルペン、マクロン両候補の国家観は極端に異なり、国を二分する選挙戦が繰り広げられている。欧州連合(EU)への不信感や移民への嫌悪、極端な競争社会…
失速するポピュリズム
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 欧州の選挙で次々後退 これまで、ポピュリストが反旗を翻して西側を席巻し、体制を根底から揺さぶっていると言われてきた。欧州連合(EU)でも、西側諸国の同盟でもそうであり、自由民…
仏大統領選 マクロン、ルペン氏決選へ
社会・共和の両候補敗北 フランス大統領選の第1回投票が23日行われ、独立候補のエマニュエル・マクロン候補(39)と、右派・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)が、5月7日の第2回投票に進むことが決まった。最大…
らしくない過労死
地球だより 日本の大企業で若いエリート社員が過労で自殺したニュースは、フランスでも報じられた。実はフランスでもエリート社員が仕事のプレッシャーから自殺した例はある。生きるために仕方なく働くと言われるフランス人からすれば…
ローマ法王、月末にエジプト訪問へ
ISテロ・コプト教犠牲者慰霊 ローマ・カトリック教会最高指導者、ローマ法王フランシスコは今月28日から2日間の日程でエジプトの首都カイロを訪問する。エジプトでは9日、同国のキリスト教少数宗派、コプト教会がイスラム過激派…
ウィーンのタンポポ
地球だより 家人がベランダにタンポポを見つけた。敷石の隙間に入って定住している。家人いわく「もうすぐ花が咲くわ」。タンポポはキク科で、多年生、ユーラシア大陸に主に分布している。「タンポポは生命力が強く、アスファルトの裂…
ルペン氏の対抗馬は誰に、混戦模様続く仏次期大統領選
社会党に亀裂 4割が支持未定、無党派層が左右 4月23日の大統領選第1回投票日まであと3週間足らず。フランスでは、いまだ見通しが困難な混戦状況が続いている。第1回投票では右派・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補と独…
英のEU離脱、理念先行の統合が曲がり角に
英国が欧州連合(EU)からの離脱を正式にEU側に通告した。2019年3月末の離脱を目指して始まる交渉は、前例のない困難さが予想される。その影響は、世界経済だけでなく、多方面に及ぶものとみられる。 移民の制限を最優先 …
英ロンドン・テロで反移民の右派勢力台頭に警鐘を鳴らす英紙
◆高まる反移民感情 ロンドンの国会議事堂近くで自動車を使ったテロが起き、3人が死亡した。フランス、ベルギーなどで過激派イスラム教徒らによる大規模なテロが繰り返し起こされてきたが、英国では近年、大規模なテロは起きておらず…
英議会テロ、根絶に向け国際連携強化を
ロンドン中心部の国会議事堂近くでテロ事件が発生し、議事堂を警備していた男性警官1人と通行人3人の計4人が死亡、約40人が重軽傷を負った。実行犯の男は射殺された。 無辜(むこ)の人々を襲撃する卑劣なテロは決して許されな…
結婚より家族が欲しい
地球だより 昨年、フランスで結婚したのは約23万5000組だそうだ。そのうち同性婚7000組も含まれるという。無論、この数字には事実婚は含まれないので、倍ぐらいのカップルが誕生しているというのが正しい数字かもしれない。…
大統領制めぐりトルコ国民投票
EUと批判応酬 収束は? 欧州連合(EU)加盟国とトルコの間で激しい批判合戦が展開している。その直接の契機は、トルコ政府関係者が、欧州国内で選挙集会を実施しようとしたことに対し、ドイツ、オランダなどが「国内の政治集会を…
EU離脱へ進む英国の現状
平成国際大学教授 浅野 和生 栄光の歴史 融解を阻む 健全な独立国として存続へ 欧州連合(EU)離脱決定以後初めて、英国の移民の入出国数が発表された(2月23日報道)。それによると、ポーランド、チェコ、エストニア、ハン…
「架空」の疑惑で五里霧中 混迷続く仏大統領選
今春行われるフランス大統領選の中道右派候補、フィヨン元仏首相の妻の架空給与疑惑で司法捜査が開始され、中道右派陣営は大揺れ状態だ。一方、世論調査でトップを走ってきた右派・国民戦線のルペン候補も秘書の架空給与疑惑が浮上して…
米国が変える欧州統合の姿
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 臨機応変の協力体制へ 一律的深化はもはや不可能 欧州はトランプ米大統領の外交安全保障への姿勢、特にロシアとの関係の不透明さ、自由民主主義や言論の自由を尊重し…
パリに戻り始めた観光客
地球だより 度重なるテロで世界一の観光都市パリの外国人観光客は減少を続けていた。 しかし、最近のニュースによれば、パリのホテルの稼働率は例年並みかそれ以上に回復していると伝えられる。特にフランス人観光客が、真っ先にパ…