欧州 rss

機内食に不満の「和食通」

地球だより  友人のエミリオは最近、日本の航空会社を利用して日本に2週間の旅をした。5度目の日本で、すっかり和食を堪能して戻ってきた。ところが、行き帰りの機内食には少々不満だったそうだ。「日本の航空会社だから期待したのに…

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「ファースト・ドッグ」の不始末

地球だより  欧米の大統領はその王宮や執務室で愛犬を飼うケースが多い。オバマ前米大統領はホワイトハウスで犬(ボーとサニー)を飼っていたが、モスクワのクレムリンの主人プーチン大統領も負けていない。最近も外国首脳から犬のプレ…

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「カタルーニャ」問題、新たな欧州の試練に

 スペイン・カタルーニャ州の独立を問う住民投票を実施して1カ月が過ぎた。同州自治権が停止され、独立を主導した州政府幹部が逮捕される中、欧州連合(EU)は一貫して同問題を国内問題として距離を置いてきた。ブレグジットに加え、…

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バルフォア宣言100年、誇れぬパレスチナの現状

 パレスチナにユダヤ人国家を建設することを支持した英国の「バルフォア宣言」から2日で100年を迎えた。英国のメイ首相は「誇りと敬意を持って宣言100周年を記念する」と述べたが、この宣言が契機となってイスラエルが建国され、…

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罷免のカタルーニャ州前首相、亡命を模索か

ベルギーで弁護士に接触  スペインからの報道によると、同国東部カタルーニャ自治州の独立を主導し、中央政府に罷免されたプチデモン前州首相が30日、ベルギーで亡命問題のエキスパートの弁護士に接触したことが明らかになり、亡命を…

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カタルーニャ、「独立宣言」で混乱招くな

 スペインの北東部に位置するカタルーニャ自治州議会は、同州が「独立した共和国」だと明記した宣言を賛成多数で可決した。これに対し、スペインのラホイ首相は現行憲法下で初の自治権停止を発動し、州政府の独立を阻止するため強い姿勢…

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住民投票の宴のあと

民族独立の大困難時代  スペイン人と結婚し、バルセロナに住む日本人女性から嘆きメールが届いた。先のカタルーニャ自治州の独立の是非を問う住民投票が、社会と民主主義をいかに破壊したかを訴え、市民戦争にならないか心配していた。…

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セクハラ裁判勝利も退職

地球だより  米ハリウッドの大物映画プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏(65)が、約30年間にわたり、セクハラ行為を繰り返していたことが20人以上の大物女優の告発で明らかになり、世界に波紋が広がっている。フランス…

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3党連立に不協和音、メルケル独首相の組閣難航も

 メルケル独首相は今週、9月24日の連邦議会選挙(下院)の結果を受け、第4次メルケル政権の発足にいよいよ取り掛かる。メルケル首相の与党「キリスト教民主・社会同盟」(CDU・CSU)の主導の下、リベラル派政党「自由民主党」…

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カタルーニャ独立住民投票、ロシアが偽情報流し干渉

米情報戦専門家  ロシアの情報機関は、スペイン・カタルーニャ自治州の独立を問う住民投票で「フェイクニュースと偽情報」を流し、選挙結果に影響を及ぼすことに成功したようだ。米情報戦専門家モリー・マクキュー氏が明らかにした。 …

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欧州のイスラム教徒、40年以内に多数派に

仏経済学者が予測  現状のまま推移すれば、フランスなど西欧の白人人口は減少し、40年以内にイスラム教徒が過半数を占めるようになる。フランスの経済学者で政治コメンテーターのシャルル・ガーブ氏は仏シンクタンク「インスティチュ…

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路上に「テロ防止ボラード」

地球だより  欧州の主要都市で「アンチ・テロ壁」やボラード(テロ対策用車止め)の設置がブームとなってきた。その直接のきっかけは、欧州各地で車両を利用したイスラム過激派テロ事件が頻繁に発生したことだ。  スペイン東部バルセ…

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マクロン労働改革、仏労組が激しく抵抗

 マクロン仏大統領が改革の目玉の一つと位置付ける労働法改正が、反対派のデモの頻発で強い抵抗に遭っている。就任以降、支持率が急降下するマクロン大統領は国民に不人気の緊縮財政や労働法改正、さらには権威主義的な意思決定で支持率…

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進まぬ英のEU離脱交渉

日本大学名誉教授 小林 宏晨 現実感覚喪失した英国 「協定無し」の危険性高まる  欧州連合(EU)離脱交渉に際して、英国がいまだに現実感覚を喪失しているのではないかと考えられ、EU側にフラストレーションが高まっている。離…

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ウルグアイの副大統領にトボランスキ氏

「世界一貧しい大統領」夫人  南米ウルグアイで13日、公金の私的利用の疑惑で9日に辞任したセンディック前副大統領の後任として、ルシア・トボランスキ上院議員(72)が就任した。同氏は、ウルグアイ初の女性副大統領。  トボラ…

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「夜と霧」のヴィクトール・フランクル没後20年

「生の目的」探し、心の病に対処 現代人の魂を癒す精神分析学開拓  生きていると、誰でも一度ぐらいは「何のために生きているのか」と思うことがある。生きている目的が分からなくなるのだ。ヴィクトール・フランクルは人生の目的を失…

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教育現場は変わるか?

地球だより  夏のバカンスが終わり、新学年の新学期を迎えたフランスの小学校では、発足したばかりのマクロン政権の教育改革が早くも導入されている。その一つが、これまで週4・5日授業を受けていたのが、4日に変更することができる…

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暗中模索のブレグジット

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 厳しい現実が明らかに 離脱後の英国の姿を描けず  テリーザ・メイ英首相は年初の演説で「ブレグジットとはブレグジット」と欧州連合(EU)からの完全離脱を宣言した…

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リゾート地での「差別文書」

地球だより  スイス日刊紙ターゲス・アンツアイガー(15日付)によると、同国のグラウビュンデン州のリゾート地、アローザ(人口約3200人)の旅行者用アパートメントハウスでユダヤ人客向けの注意書が反ユダヤ主義だとして激しい…

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マクロン仏大統領、支持率36%に

鬼門の労働改革、秋が正念場  就任100日を過ぎたフランスのエマニュエル・マクロン大統領の支持率が、不人気だったオランド前大統領以上の速度で落ち込んでいる。強圧的な政治手法と失業率の増加は、秋から始動する労働改革に暗い影…

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同性婚めぐり揺れるドイツ

日本大学名誉教授 小林 宏晨 連邦議会は容認を決議 憲法裁判所が合憲性判断へ  ドイツでは「婚姻および家族の保護」については、憲法(基本法)第6条に「婚姻および家族は、国家秩序の特別の保護を受ける」と規定されている。  …

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シリアでイランが影響力拡大か

米露の停戦合意にイスラエル懸念  トランプ米大統領とプーチン露大統領がドイツ北部ハンブルクで7月7日に行った初会談で、内戦の続くシリア南西部での「安全地帯」設置と停戦で合意した。だが、合意は、シリア内のイラン軍などの撤退…

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バルセロナ車暴走、逃走中の実行犯を射殺

 スペインからの報道によると、バルセロナで車を暴走させ、13人を死亡させ逃走中だった男が21日、バルセロナ近郊スビラッツで潜伏していたところを警察に射殺された。死亡したのはユネス・アブーヤアクーブ容疑者(22)で、偽の自…

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