無差別テロの脅威続くフランス、聖戦思想拡大抑えきれぬ政府


800

国内で監視対象者5000人

 革命記念日を祝うフランス南部ニースで起きた大型トラックによる大量殺戮(さつりく)テロは、フランスが依然、テロの脅威にさらされていることを思い知らされる事件だった。イラクやシリアの紛争地域に外国人として最も多くの聖戦主義過激派を送り込むフランスでは、国内での聖戦思想拡大を抑え切れずにいる。(安倍雅信)

 事件は、フランス南部ニースの市中心部のプロムナード・デ・ザングレの遊歩道付近で、革命記念日の14日午後10時40分頃に発生した。花火大会の終了時刻、多くの群衆であふれる現場に大型トラックが突っ込み、暴走し、少なくとも84人の命を奪った。


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