政治
【広島3区】自公「最重点」不信根強く
’21衆院選 注目区を行く(2) 「私の盟友であり同志である斉藤鉄夫さんに、何としても勝ち抜いていただきたい」 公示翌日の20日、広島市安佐南区の駅前に響き渡ったのは、地元選出の首相・岸田文雄の声だった。マイクを握…
【沖縄1区】支持母体が大揺れの共産
’21衆院選 注目区を行く(1) 「必ずこの1区でオール沖縄の議席を守る。辺野古新基地建設は不可能だ。無条件に撤去させよう」 共産党の赤嶺政賢は公示日の19日朝、沖縄県庁前でこう訴えた。コロナ禍で外出を控える高齢者が…
衆院選への視点 国内外の「信」得られるか
政治部長 武田 滋樹 第49回衆院選が公示され、31日の投開票日に向けて12日間の選挙戦に突入した。首相指名の議決で衆院が参院に優越するため、衆院選は事実上の政権選択の選挙だ。現在の自民・公明の連立政権を存続させるか、…
安倍氏を「悪代官」として描き「何でもよいから反自民」報道を行う朝毎
メディアが選挙左右 総選挙がきょう、公示される。単純に言えば、与党か、野党か、の選択だ。有権者はいかなる情報を基に一票を投じるのだろうか。選挙とメディアを振り返っておこう。 1世紀前の1920年、米国のジャーナリスト…
自公 野党共闘を追及、立民 懸念払拭に躍起
消費減税、大企業負担増で火花 公示を前に与野党討論会 各党党首は衆院選の公示を翌日に控えた18日、日本記者クラブ主催の討論会に臨んだ。岸田文雄首相(自民党総裁)と立憲民主党の枝野幸男代表は選挙戦の争点となる分配策をめぐ…
音楽業界の苦境訴えたロックミュージシャンの声を取り上げた新潮
仕事を失う人が続出 お笑い芸人がユーチューバーとなって日本史や政治・経済を講義する時代になった。人は何をやってもいいのだろうが、「分を弁(わきま)える」がだんだん死語に近くなる。ワイドショーでは、やはり芸人がしたり顔で…
「立・共に危機感」 甘利幹事長、「選択肢つくれた」枝野代表
14日に衆院が解散され、与野党は一斉に総選挙に向かって動き始めた。公示日を前に、各党幹部が時事通信社などのインタビューに応じた。 「立・共」協力に危機感 甘利明自民党幹事長 衆院選の最大の争点は。 衆院選は政権選択選…
岸田首相、実績づくり急ぐ 枝野氏は政権交代訴え
与野党 衆院選へ本格始動 衆院解散から一夜明けた15日、与野党党首らは4年ぶりの政権選択選挙に向けて活動を本格化させた。岸田文雄首相(自民党総裁)は、最大の争点である新型コロナウイルス対策と経済政策で実績づくりを急いだ…
少子化対策、抜本的に 野田聖子少子化担当相
野田聖子少子化担当相は15日、世界日報を含む報道各社のインタビューに応じ、これまでの少子化対策について「母親と子供にだけ焦点を当ててきて、効果的な結果を出せなかった」と指摘。抜本的な少子化対策に意欲を示した。主なやりと…
技術保全強化を重視 小林経済安保担当相
小林鷹之経済安全保障担当相は14日、世界日報を含む報道各社のインタビューに応じ、重要技術の保全・育成やサプライチェーン(供給網)の強靭化に早急に取り組む考えを示した。主なやり取りは次の通り。 半導体安定供給に支援 わが…
岸田首相「所信表明演説」の社説で日経以上に経済で注文付けた読売
具体策の明示求める 岸田文雄首相が8日に就任後初の所信表明演説を行った。各紙は翌9日付でそろって社説で論評を掲載したが、視点は違ったものの厳しい論調が目立った。 各紙の見出しを掲げると、次の通りである。読売「成長と分…
「日本人として死にたい」―台湾人99歳元軍属が訴え
日本国籍確認訴訟 日本統治下の台湾で生まれ育ちながら、戦後に日本国籍を喪失したのは不当として、台湾人の男性3人が日本国籍を有していることを日本政府に確認を求めた訴訟は12日、東京地裁で口頭弁論が開かれた。原告の一人、楊…
「日本ではスパイ合法」スパイ防止法制定を訴え・東京
中国などへの情報流出を阻止するため、スパイ防止法の早期制定を求める集会(主催・英霊の名誉を守り顕彰する会)が10日、東京都千代田区の星陵会館で開かれた。4人の講師が登壇し、スパイ活動に対し脆弱な日本の状況やスパイ防止法…
政策そっちのけの「政局目線」で本質を捻じ曲げて政治を論じる朝毎
安倍氏に批判の矛先 「典型的な政治部記者の発想のような『政局目線』記事」。外交評論家の宮家邦彦氏は、菅義偉首相の外交をめぐって新聞があまりにもトンチンカンなことを書くので、外交記事は政治部ではなく、外信部記者に任せては…
解散、就任直後に「電撃」表明 岸田首相
「ご祝儀相場」で優位狙う 短期決戦に野党警戒 岸田内閣が発足した。就任記者会見で岸田文雄首相は衆院選を「19日公示-31日投開票」の日程で行うと表明。当初の想定より1週間の前倒しで、「電撃的」な打ち出しは新政権発足直後…
若手・小林氏 初入閣へ 岸田内閣あす発足
野田、萩生田氏も起用 自民党の岸田文雄総裁は4日発足の岸田内閣に、二階派で衆院当選3回の小林鷹之元防衛政務官(46)を初入閣させる意向を固めた。目玉として経済安全保障担当閣僚を新設し、それに抜てきする案が取り沙汰されて…
改憲し強靭な国づくりを
岸田文雄前政調会長が29日、自民党総裁選の決選投票で河野太郎規制改革担当相に大差で勝利し、菅義偉首相(党総裁)の後任となる第27代総裁に就任した。来月4日の臨時国会で第100代首相に就任し、内閣を発足させることになる。…
理念明確な高市、岸田氏 原発再稼働「容認」も河野氏に不安
自民総裁選 焦点政策を検証(5) 【経済・エネルギー政策】 新型コロナウイルス感染の減少傾向がはっきりし、19都道府県に出されている緊急事態宣言の全面解除がきょう決定される。基本的な感染対策は引き続き必要だが、傷んだ経…
表紙の見栄え 衆院選の劣勢挽回つながるか
政界の風を読むー髙橋利行 表紙を替えても中身が変わらなければだめだ。そう正論を叩きつけて、竹下登から後継総裁になってほしいという要請を蹴ったのが伊東正義である。政治家ならば誰でも咽(のど)から手が出るほど欲しい宰相の座…
伝統的家族守る高市氏 「賛成」の河野・野田両氏
自民総裁選 焦点政策を検証(4) 【選択的夫婦別姓・同性婚】 家族政策など価値観が問われるイシューで、自民党のリベラル化が進み、保守政党としてのアイデンティティー喪失が進んでいることを顕在化させる総裁選になっている。 …
高市氏、旧皇族の復帰支持 河野氏は「女系」封印か
自民総裁選 焦点政策を検証(3) 【皇位継承】 日本の皇室は、神武天皇から第126代の今上陛下に至るまで、例外なく男系で継承されてきた。時の権力者の交代があっても、日本国として統一と安定を保ってきたのは、この稀有(けう…
「改憲への本気度と説得力」政治評論家 田村重信氏
ポスト菅 宰相の条件(4) 自民党職員時代に自分が仕えてきた16人の総理には共通した資質があった。熱い演説ができ、人に支えられる能力があった。特に、中曽根康弘や小泉純一郎はスピーチに長けていて、民衆を奮い立たせる力を持…
外交頼みの河野氏に懸念 台湾と連携重視の高市氏
自民総裁選 焦点政策を検証(2) 【対中・安保政策】 日本をとりまく安全保障環境は緊張を高めている。沖縄県・尖閣諸島沖では今年2月に「武器の使用」が認められた中国海警局の公船が恒常的に接続水域にとどまり、領海侵入を繰り…