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政策論争で大きな成果があった自民党総裁選
岸田文雄新総裁を選出した今回の自民党総裁選。政策論争の面で大きな成果があったのではないか。憲法改正、安全保障、皇位継承、選択的夫婦別姓や同性婚、原発そして年金問題など。どれも日本のこれからを大きく左右する問題で、各候補の…
進むワクチン接種者限定の店内利用 ーフィリピンから
世界的な新型コロナウイルス感染拡大の中で、フィリピンではワクチン接種が進むにつれて、レストランなど店内での飲食などをワクチン接種完了者に限定する動きが加速している。 このほど政府はマニラ首都圏などで、飲食店での店内…
原子力潜水艦 中国念頭に保有の検討を
今回の自民党総裁選では原子力潜水艦の保有の是非が議論された。中国の覇権主義的な海洋進出が強まる中、日本がインド太平洋地域の安定に貢献する上で、原潜保有に前向きな検討が求められる。 米英が豪州の建造に協力 通常型潜水艦が…
【韓国紙】規模でなく文化の発信が重要
韓国紙セゲイルボ 米メトロポリタン美術館の韓国展示室 米ニューヨークのメトロポリタン美術館の2階北東側に向かって「アジア美術」セクションがある。まず、中国陶磁器と仏像、仏教美術品などが展示され、「隠遁と交感の中国美術」…
岸田自民新総裁 衆院選へ強固な挙党体制を
自民党の岸田文雄前政調会長が総裁選の決選投票で河野太郎規制改革担当相を破って当選した。新総裁は「選挙の顔」であり、近く行われる衆議院総選挙で国民の審判を受ける。「生まれ変わった自民党を示す」と語る岸田新総裁は早急に強固な…
リフレーミングとは
東京都写真美術館で沖縄出身の山城知佳子さんの作品展「リフレーミング」が開かれている。映像・写真を表現手段として使っている作家で、リフレーミングとは「物事を見ている枠組みを変えて見直すこと」である。 これは最新作の作品名で…
ハンター氏のメールは「本物」 バイデン氏「息子疑惑」米紙が裏付け
メディアの偏向ぶり露呈 大統領選結果に影響も 昨年11月の米大統領選挙直前にニューヨーク・ポスト紙(NYP)が報じたバイデン大統領の息子ハンター・バイデン氏の疑惑に関する電子メールは本物だと、米紙ポリティコが裏付けた。こ…
ただでは転ばないたくましさ ーブラジルから
先日、久しぶりに自宅近くのショッピングセンターを訪れて驚いた。入場口での検温やアルコール消毒を促し、入場人数を制限する係員や警備員がいなくなっていたのだ。 入場口には、セルフチェック用の検温器とアルコールが設置してあり…
改憲し強靭な国づくりを
岸田文雄前政調会長が29日、自民党総裁選の決選投票で河野太郎規制改革担当相に大差で勝利し、菅義偉首相(党総裁)の後任となる第27代総裁に就任した。来月4日の臨時国会で第100代首相に就任し、内閣を発足させることになる。…
横綱の父
現役引退を申し出た大相撲の横綱白鵬関。7年ほど前、その父親、ジジド・ムンフバトさん(故人)が来日した折、都内で開かれた歓迎会にうかがったことがある。モンゴルの民族衣装を身に着け無口で小柄だが、70歳を超えて矍鑠(かくしゃ…
緊急事態解除 少しずつ日常を取り戻そう
政府は新型コロナウイルスに関する対策本部で、19都道府県に発令中の緊急事態宣言と8県に適用中のまん延防止等重点措置を今月末で全面解除することを決めた。全面解除は約半年ぶりだ。警戒を緩めず、少しずつ日常を取り戻していきたい…
リトアニアと「16+1」 中国を悩ますカナリアたち
山田寛の国際レーダー 今年はミャンマーやアフガンの歴史時計の針が20~30年も逆戻りし、民主主義の後退が言われ、何より中国とロシアの不自由化が加速している。専制主義と中国の影響力が一段と拡大した年となりそうだ。 中国…
ドイツ連邦議会選「C」の危機
中道左派に流れた宗教票 ドイツ連邦議会選挙(下院)の投開票が26日実施され、オーラフ・ショルツ財務相(副首相兼任)を次期首相候補に擁立した社会民主党(SPD)がメルケル首相の「キリスト教民主・社会同盟」(CDU・CSU…
K防疫はQRコードで ー韓国から
約1年半ぶりに韓国に来た日本の知人と飲食店に入った時のこと。店員から「QRコードのチェック、お願いします」と言われ、知人は最初、何のことか分からずきょとんとしていた。自分のスマホにダウンロードしてある、個人情報が入力さ…
与党有力候補は「左翼革命家」―韓国大統領選
保守派危惧、親日狩りも カリスマ性あり高い人気 日韓関係は不透明 来年3月の韓国大統領選に向け、与党「共に民主党」の公認候補を決める予備選に出馬中の李在明・京畿道知事について、保守派が危惧を抱いている。特に問題視してい…
ガラケーの携帯
出版業界の大きなビジネスチャンスである芥川賞と直木賞。今年上半期の両賞をめぐり作家、編集者、書店、印刷会社などの動きを追ったNHKの「決戦!タイムリミット 芥川賞・直木賞の舞台裏スペシャル」は面白い番組だった その中で、…
白鵬引退 問われる親方としての力量
大相撲の横綱白鵬関が現役引退を申し出た。 圧倒的な強さで数々の大記録を打ち立てる一方、荒っぽい取り口や横綱らしからぬ言動が物議を醸した。今後は親方としての力量が問われる。 歴代最多の45回優勝 白鵬関は2000年秋に…
理念明確な高市、岸田氏 原発再稼働「容認」も河野氏に不安
自民総裁選 焦点政策を検証(5) 【経済・エネルギー政策】 新型コロナウイルス感染の減少傾向がはっきりし、19都道府県に出されている緊急事態宣言の全面解除がきょう決定される。基本的な感染対策は引き続き必要だが、傷んだ経…
北朝鮮拉致事件と自民党総裁選
拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 解決に向けた気概を示せ 自国民奪還は国の最優先課題 自民党総裁選は岸田文雄、高市早苗、河野太郎、野田聖子の4氏による戦いが繰り広げられている。4氏は独自の政策を掲げ…
台湾TPP申請 日本は加入実現に尽力を
台湾が環太平洋連携協定(TPP)への加入を正式に申請した。台湾との関係強化のためにも、日本は加入実現に尽力すべきだ。 「重要なパートナー」 茂木敏充外相は台湾について「密接な経済関係を有する重要なパートナー」と強調した…
対中地政学を変動させるAUKUS
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 経済より安保を選んだ豪 米との総合的関係強化を優先 バイデン米政権の外交安全保障政策、そして内政すらも中国政策と言える。米英豪新安全保障協力体制は、その中で付さ…
表紙の見栄え 衆院選の劣勢挽回つながるか
政界の風を読むー髙橋利行 表紙を替えても中身が変わらなければだめだ。そう正論を叩きつけて、竹下登から後継総裁になってほしいという要請を蹴ったのが伊東正義である。政治家ならば誰でも咽(のど)から手が出るほど欲しい宰相の座…
伝統的家族守る高市氏 「賛成」の河野・野田両氏
自民総裁選 焦点政策を検証(4) 【選択的夫婦別姓・同性婚】 家族政策など価値観が問われるイシューで、自民党のリベラル化が進み、保守政党としてのアイデンティティー喪失が進んでいることを顕在化させる総裁選になっている。 …