教育
道徳教科化と「孝」の教育
年の初め、子供が中学校で使っている教科書を開いてみた。その中に自治体が作成した道徳の副読本があった。身近な題材の読み物が20編ほど載っている。どれも日常の何気ない話だが、そこから大切な価値をどのように子供たちに伝えるか…
運動器症候群予防にビタミンK
東京都健康長寿医療センター研究所 井上聡氏 老年学・老年医学公開講座(主催・東京都健康長寿医療センター)が、東京都北区王子の北とぴあ さくらホールでこのほど開かれた。「ビタミンKとロコモティブ症候群」と題して東京都健康…
金沢ふるさと偉人館で自画像展「自分を見つめ、自分を描く」
子供たちの個性豊かな力作揃う、金沢市で開催 水彩絵具やクレヨン、鉛筆、版画、さらにパソコンを使って描いた顔、顔、顔……。金沢市の金沢ふるさと偉人館で開催中の「自画像展-自分を見つめ、自分を描く-」だ。今回で10回を数え…
還暦の元旦富士見登山
元旦早々、山梨県山中湖村の石割山に初登山に行った。登る途中には、天岩戸(あまのいわと)にまつわる石割神社がある。 神社の鳥居から403段もの石段を20分、さらに山道を20分ほど登り、ようやく神社にたどり着いた。 こ…
阪大入試ミス、外部の指摘に迅速な対応を
大阪大学が昨年2月に実施した入学試験の物理で、出題と採点のミスによって誤って30人を不合格にしていた。 このほか、在籍中の学生9人が第1志望の学科で不合格になっていた。阪大は30人を追加合格とし、希望者の入学や転学科…
道徳教育、子供の本気引き出す授業を
「道徳の授業って、何なの?」という“そもそも論”を始めると、きりがない。 答えは簡単ではない。教科書を読んで感想を述べ合ったり、いじめ問題などを“寸劇風”にこしらえ、登場人物の気持ちを探ったり、ということが教育の現場…
「読む楽しさ、調べる喜び」を児童に 東京都荒川区立赤土小が研究発表
「読む楽しさ、調べる喜び」を味わえる学校図書館利用活動に取り組む、東京都荒川区立赤土小学校は(小島武志校長、1・4年生は2クラス、他各学年3クラス16学級517人)このほど、学校図書館利活用の公開授業・研究発表会を開い…
進化論の一面的な自然解釈
平成30年の新しい年が始まった。二十四節気ではまだ、最も寒い時期が始まる小寒(今年は1月5日)を過ぎたところで、春が始まる立春(同2月4日)まで厳寒期が続く。体感的にも春の訪れはまだまだなのに、1月を迎えると不思議と肌…
ビタミンDで骨粗鬆症を予防
桜美林大学老年学総合研究所長 鈴木隆雄氏 老年学・老年医学公開講座(主催・東京都健康長寿医療センター)が、東京都北区王子の北とぴあ さくらホールでこのほど開かれた。身体に必要不可欠なビタミンと健康長寿との結び付きについ…
方言よ、消えるな!
東北にある筆者の実家には筆者の父、兄夫婦、そしてその長男夫婦と3歳になる娘の4世代が住んでいる。所用で、実家を訪れた時、かわいい盛りの甥(おい)の長女と遊んだが、そのおしゃべりにほとんど訛りがないことに気づいた。標準語…
エゾシカの肉を有効活用、ピザやワンタン作って試食
NPO法人エゾシカネットが子供料理教室開く 北海道にのみに生息するエゾシカ。高い繁殖力から生息域を拡大し、北海道内ではエゾシカによる農作物や森林などへの被害が相当数報告されている。北海道は個体数の管理を進めているが、被…
死を等閑視してきたツケ?
先日、本紙12月17日付『ビューポイント』を読んで驚いた。日本人の平均寿命が50歳を超えたのは、なんと第2次大戦直後の1947年になってからで、江戸時代の中期から後期にかけては30歳代、明治になって40歳代になったが昭…
日本の大学入試は○×式とも言われる客観式が…
日本の大学入試は○×式とも言われる客観式が主流だ。採点がしやすく、客観性も高いのだから、これまで行われてきたのも分かる。 こうした中、2020年度から実施される「大学入学共通テスト」では、国語と数学で記述式が導入され…
15年間続くチョウの個体識別、地道な活動が道徳の副読本に
石川県宝達志水町立・宝達小のアサギマダラのマーキング活動 石川県宝達志水町の町立宝達小学校では、渡り鳥のように長い距離を飛ぶチョウのアサギマダラのマーキング活動を続け、個体識別をしている。その活動が来年度から始まる道徳…
指導者で子供は変わる
NHKBS1のドキュメンタリー「奇跡のレッスン」をよく見る。「世界の一流指導者が子どもたちに1週間のレッスンを行い、技術だけでなく心の変化まで呼び起こす」と、番組ホームページは説明する。端的に言えば、指導者によって子供…
日本舞踊を通じて「生きる力」を育てる
都立高校教諭で藤間流師範の高橋由美子さん 日本舞踊を通じて、子供たちの「生きる力」を育むことに情熱を注ぐ高校教師がいる。東京都立高校の家庭科教諭で、藤間流師範の高橋由美子(藤間聖祥)さん(60)=板橋区常盤台在住=だ。…
同性婚合法化求めた日本学術会議
10月の衆議院選挙では主要政党が性的マイノリティー、いわゆるLGBT支援を公約に謳っていた。 一方、9月には日本学術会議法学委員会の分科会が、「性的マイノリティの権利保障をめざして」と題する提言を公表した。性的マイノ…
軍配は龍馬ではなく小五郎? 幕末土佐藩邸の剣術大会
特報’17 剣客根井家の史料に勝敗記載 司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の名場面の一つに、幕末の志士・坂本龍馬と桂小五郎(後の木戸孝允)の剣術試合がある。1本目に龍馬の「面」、2本目は小五郎による「胴」で、勝負は1対1の接戦…
施設養護から家庭的養育へ転換
新しい社会的養育ビジョンの今後 児童福祉法が改正され、施設養護から家庭的養育へ、大きな転換が図られた。乳児院や児童養護施設の機能を里親委託や特別養子縁組で代替していく方向だ。これからの社会的養育が目指すもの、今後の課題…
年末年始も余裕ある読書を
「寒いね、今朝は何度だった?」「日が暮れるのも早くなったね!」という会話がここかしこで聞かれる。早いもので、この間、新年を迎えたと思ったら、今年も年末を迎えた。年齢を重ねるごとに、だんだんと一年が短く感じるようになった…
自分のよさを生かし、学びをつくる子をめざして
横浜市立平沼小の公開授業研究会 「自分のよさを生かし、学びをつくる子をめざして~個をみとり、学びにつなぐ授業づくり~」を研究主題に、生活科・社会科の公開授業研究会が横浜市西区の平沼小学校でこのほど開かれた。全体会の中で…
「活用力を高める読解法の研究」をテーマに発表会
全国小学校国語教育研究所が主催 全国小学校国語教育研究所主催の「活用力を高める読解法の研究」を主題とした発表会が、このほど、東京都中野区の区立教育センターにおいて、開かれた。同研究所は全国国語教育研究会の付属機関として…
人工知能に美意識は芽生えるか?
沖縄科学技術大学院大学で初のAI芸術展 人工知能美学芸術研究会(AI美芸研=中ザワヒデキ代表)と沖縄科学技術大学院大学(OIST=ピーター・グルース学長)は11月3日から来年1月8日までの日程で、「人工知能美学芸術展」…