コラム rss

女性科学者に贈られる「猿橋賞」の今年度…

 女性科学者に贈られる「猿橋賞」の今年度受賞者に、植物の気孔ができる仕組みを解明した鳥居啓子・米ワシントン大教授(49)が選ばれた。既に国際的に知られた学者だ。  植物の表面にある気孔は、水を蒸発させたり、光合成で二酸化…

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日本は韓国の「誰」に謝罪すべきか

 日本の人気作家・村上春樹氏が共同通信社とのインタビューの中で、「ただ歴史認識の問題はすごく大事なことで、ちゃんと謝ることが大切だと僕は思う。相手国が『すっきりしたわけじゃないけれど、それだけ謝ってくれたから、わかりまし…

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「雲雀巣に育つを見つゝ通学す」(小山白楢)…

 「雲雀巣に育つを見つゝ通学す」(小山白楢)。数年前に住んでいた場所は東京都下で、道路近くの切り通しに樹木が生え、小さな神社があった。そのせいか、春先になると、どこからかウグイスの鳴き声が聞こえてきた。  自然の少ない都…

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「同性婚」支持者のどこが間違いか

 同性カップルに「結婚に相当する関係」と認めて「パートナーシップ証明書」を発行することを盛り込んだ東京都渋谷区の「同性婚」条例(正式名称「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」)が施行したことから、日本で…

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NHKの朝の連続テレビ小説「まれ」は、…

 NHKの朝の連続テレビ小説「まれ」は、方言からはじまって能登のさまざまな文化風習が織り込まれている。その一つに、輪島のキリコ祭りがあった。大きな切子燈籠を担いで、ぐるぐる回転する場面は壮観だった。一度見物したいと思った…

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「国連の精神」に反する韓国の外交

 韓国聯合ニュースによると、韓国国会外交統一委員会は22日、国連に8月14日を旧日本軍の慰安婦被害者追悼の日に指定するよう上程したという。8月14日は韓国光復節(植民地解放)の1日前であり、慰安婦だった金学順さんが199…

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夏目漱石が亡くなったのは大正5年12月9日の…

 夏目漱石が亡くなったのは大正5年12月9日のことで、享年49歳。死因は胃潰瘍だった。胃の状態の悪い中、漱石は11月21日、辰野隆(ゆたか)の結婚式に参列した。辰野は東大のフランス文学専攻で、大学院生か講師だった。  時…

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パスポートパワー

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  外国を旅行しようとすれば旅券法に従って外交部長官(外相)が発給した旅券(パスポート)を必ず所持しなければならない。旅券は旅行者の身分を証明し、外国政府に保護を求める文書だ。外国では…

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福島県のJR郡山駅に着くと改札口にテレビ…

 福島県のJR郡山駅に着くと改札口にテレビがあり、三春の滝桜が実況中継されていた。今月19日のことだが、桜の老木を囲むように観光客の行列ができていて、車の渋滞は3~4時間とのこと。  郡山駅から40分もあれば着く所だが、…

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辺野古区民の民意は無視か

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  普天間代替施設先の辺野古区商工社交業組合はこのほど、「反対派集団による無秩序な違法駐車や違法占拠の異常とも思える反対運動に、基地内の兵隊は、夜間はもとより昼間の外出ができない」と辺…

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自民・公明両党は新たな安全保障法制の骨子に…

<p> 自民・公明両党は新たな安全保障法制の骨子について大筋合意した。その中にこれまでにない用語が登場し、なかなか難しい。自衛隊が活動するケースを、次のように三つに分けて定めたものだ。</p>&l…

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大統領選へ不動のヒラリー氏

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 知名度高く新鮮味欠く 十数人がしのぎ削る共和党  【ワシントン】ヒラリー氏がバンに乗り、毎日のように普通の米国人に会い、チポトレでブリトーを注文している。だが、防犯カメラの映像…

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アウェー気分の産経裁判

地球だより  産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が韓国の検察に名誉毀損(きそん)で起訴された時、当然のこと(?)ながら加藤氏は韓国社会の中で「悪者」扱いだった。  愚問だとは思いつつ韓国人に「なぜ悪いのか」と尋ねると、彼が…

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共産主義世界観は消滅していない

 昨年12月14日に実施された総選挙で日本共産党が躍進したことを受け、「共産党へ警戒を怠るな」という趣旨のコラムを書いたところ、「日本で共産党政権が誕生する可能性は皆無に等しい。大多数の国民は共産党を支持していない」とい…

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福岡高等裁判所で昨日、佐賀大学の女子学生…

 福岡高等裁判所で昨日、佐賀大学の女子学生(当時22歳)と両親がゼミ指導教員(准教授)から信仰を蔑む発言を繰り返し受け、世界基督教統一神霊協会や加入しているCARP(原理研究会)からの脱会を執拗に迫られたとして損害賠償を…

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運河で釣り三昧

地球だより  ベトナムの商都ホーチミン市内を流れる運河での釣りは基本的に禁止されている。だから運河のあちこちに釣り禁止の看板がある。  だが警察が取り締まりのパトロールをしたり、罰金徴収を科すことがないため、市民は釣り禁…

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小学生からの薬物防止教育

 大型連休が明けるころに、進学や就職で環境が大きく変わって心身のバランスを崩す若者が多くみられるようになる。いわゆる「五月病」だ。このほかに、この時期には薬物乱用、登校拒否なども増える。  薬物乱用や登校拒否も精神的なス…

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121カ国4国際機関を集め愛知県で万博「愛・…

 121カ国4国際機関を集め愛知県で万博「愛・地球博」が開かれたのは2005年。開幕から10年を記念し、先月名古屋市で当時を振り返る催しなどが行われた。  その05年当初、1カ所に集客する大イベントの時代は終わったなどと…

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「いにしへのまゝの我家や燕の巣」(鈴木綾園)…

 「いにしへのまゝの我家や燕の巣」(鈴木綾園)。外を歩いている途中、雛(ひな)の鳴き声のようなものが聞こえた。街路に面しているドラッグストアの軒の端にツバメの巣があった。  間もなくエサをねだる雛の黄色いクチバシが見られ…

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本来なら春爛漫と言いたい時期だが、…

 本来なら春爛漫と言いたい時期だが、不順な天候が続いている。  たとえば磯釣りなど今頃は、産卵のためにクロダイが岸近い浅瀬にまでやってくる乗っ込みシーズン真っ盛りのはず。ところが、神奈川県湘南海岸では釣果はさっぱりで、あ…

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テロリストに狙われる国連記者

 イスラム教過激派テロ組織から脅迫状を受け取った友人の国連記者の近況を紹介する。ここではX氏と呼ぶ。アラブのイラク出身だ。  1年ほど前だ。X氏が「君、脅迫状が届いたよ」というではないか。何事が起きたかと聞くと、イスラム…

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「オート三輪」とか「寝押し」などが死語と…

 「オート三輪」とか「寝押し」などが死語となりつつある一方、ここ数十年ほどの間に使われるようになった言葉もある。「説明責任」や「任命責任」といったものだ。「任命責任」の方がより新しいようで、特に野党やマスメディアが「首相…

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中国首相の「先達の罪」発言から学ぶ

 共同通信は14日、北京発で以下の記事を発信してきた。  「中国の李克強首相は14日、北京の人民大会堂で河野洋平元衆院議長が会長を務める日本国際貿易促進協会の訪中団と会談し、歴史問題に関して『指導者は先達の罪も背負うべき…

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