コラム
レンタル電動スクーター
地球だより 今ではすっかりパリの風景となったレンタル自転車「ベリブ」。2007年からパリ市が運営するレンタル自転車で手軽に空気を汚さずにパリ市内を移動でき、日本の公共交通機関で利用できるパスモやスイカのようなNAVIG…
混乱招いた米軍イラク撤収
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー イランが影響力を拡大 対「イスラム国」戦略は失敗 【ワシントン】ラマディが制圧され、イラク軍は逃げた。オバマ政権が自信たっぷりに宣言した60カ国の反「イスラム国」連合の姿はど…
「寛容」は同性婚を支える魔法の言葉
当方はこのコラム欄で数回、劇作家オスカー・ワイルド(1854~1900年)の話を紹介した。当方の義兄はワイルドの作品が大好きで、「幸福な王子」を紙芝居にしたほどだ。ワイルドは当時、同性愛者として刑罰に処され、刑務所生活…
「大器早成」(読売)、「平成の星」(産経)、…
「大器早成」(読売)、「平成の星」(産経)、「平成生まれの大関に」(毎日)――昨日の新聞の見出しが躍った。千秋楽を迎えた時点で星一つの差で8人に賜杯の可能性があった大相撲夏場所。重圧で緊張したという一番も、193㌔の馬…
フィリピンで大地震への危機感高まる
地球だより このところフィリピンで再び大地震への懸念が高まっている、先日ネパールで起きた大地震に刺激されたようで、急に政府が地震対策を呼び掛け始めた。 マニラ首都圏はウエストバレー断層と呼ばれる活断層が、南北に縦断し…
スポーツと健康
スポーツ庁が今年10月、発足する。長い間、その必要性は言われてきたが、なかなか実現しなかった。2020年の東京五輪が追い風となったことは確かだが、もっと切実な問題が発足の背景にある。 高齢化などで、医療費支出が膨らみ…
中国の膨張主義と辺彊
今月16日、中国を訪問したケリー米国務長官は、中国の王毅外相に対し、南沙諸島での中国による埋め立て拡大に懸念を表明。これに対し、王外相は「中国の主権、領土保全の維持に向けた決意は揺るぎない」とし一歩も譲らない態度を示し…
小笠原諸島海域では昨年9月中旬からサンゴの…
小笠原諸島海域では昨年9月中旬からサンゴの密漁に来た中国漁船とみられる船団が出没し、同10~11月には一時200隻超が確認された。 密漁団は取り締まりの手薄な海域で集中的に操業し、海上保安庁の巡視船が追い払うと、他所…
「夏の日を淡しと思ふ額の原」(野村泊月)。…
「夏の日を淡しと思ふ額の原」(野村泊月)。「額」とは、「額の花」の略で、日本原種のガクアジサイを指す。まだ梅雨の季節には早いが、街を歩いていると、路地や道路の脇に濃い緑の葉を伸ばしたアジサイを見かける。 花が早くも咲…
ニューヨークの国連本部で開かれている核拡散…
ニューヨークの国連本部で開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議の最終文書素案から、中国の横やりで削除された被爆地の広島、長崎への訪問を促す文言は、結局復活しなかった。 核兵器の非人道性、それがもたらす悲惨さを…
見知らぬ人に挨拶すると
地球だより 5月9日はロシアで最も重要な祝日の一つ、対ドイツ戦勝記念日だ。筆者は仕事柄移動が多い。この日も長距離バスでエストニアからロシアに向かい、国境に差し掛かった。 幾度となく同じ検問所を通るので、顔を覚えていた…
日本人もやはり被害者だった
第2次世界大戦後の世界の政治秩序構築は戦勝国の主導のもとで進められていったことは周知の事実だ。その代表的機関が国際連合だろう。国連の最高意思決定機関の安保常任理事国5カ国はいずれも先の大戦の勝利国か、ないしは支援国側だ…
「人生不可解」と伝えられる言葉を含む遺書「巌頭之感」を…
「人生不可解」と伝えられる言葉を含む遺書「巌頭之感」を残して、一高生藤村操が日光華厳の滝に身を投じたのは、明治36年5月22日のこと。遺体は7月に発見された。西暦では1903年、20世紀初頭だ。いわゆる「世紀末」から時…
「女と寝るように男と寝る者は、ふたりとも…
「女と寝るように男と寝る者は、ふたりとも憎むべき事をしたので、必ず殺されなければならない。その血は彼らに帰するであろう」(レビ記20章13節)。旧約聖書は同性愛を厳しく戒めていた。 「伝統的な結婚の定義を守れ」(小紙…
政治家の進退
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 アキレス腱は誰にでもある。政治家は特にそうだ。長所が多くても1、2の弱点のために志を果たせない。孫鶴圭・元新政治民主連合常任顧問も同じだ。彼には人間性、知性美、持続的な意志、自制力…
「復帰の日」と翁長知事
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄の本土復帰の日に当たる15日、翁長雄志(おながたけし)知事は県庁で定例会見を開き、沖縄の心について力説した。復帰の日を迎えた心境について、「本土並みを合言葉に、県民の努力で勝ち…
高知大学などの研究グループが、三重県で…
高知大学などの研究グループが、三重県で約2000年前の巨大津波の痕跡を発見した。改めて地震・津波列島であると思わされる。 しかし東日本大震災前、人々は建物倒壊を主とした地震被害に目がいきやすく、津波への警戒心が相対的…
独裁者の狂気の結末は?
地球だより あの国はどうかなってしまうのではないか―。軍序列2位だった北朝鮮の玄永哲人民武力相が反逆罪で公開処刑されたというニュースを聞き、そう思った人も少なくなかったのではないだろうか。叔父で事実上のナンバー2だった…
「中国には十分な空間がある」
中国習近平国家主席は17日、訪中のケリー米国務長官に、「太平洋には米国と中国2カ国を受け入れるのに十分な空間がある」と述べ、南シナ海を含むアジア地域の覇権を米国と分かち合う2大国構想を表明したという。 習近平主席の発…
文化審議会がこのほど重要文化財に指定する…
文化審議会がこのほど重要文化財に指定するように答申した旧朝香宮邸(東京・白金台)は、昨年秋に東京都庭園美術館としてリニューアルオープンした。庭園も先月下旬から一部公開に。 皇族・朝香宮鳩彦王の住宅として昭和8(193…
タイのレトロ風ゲーセン
地球だより タイ観光のメッカといえばサマセット・モームや三島由紀夫ら文豪が泊まったメナム川沿いのマンダリンホテルやその対岸にある「暁の寺」などだが、サブカルチャーも結構、楽しい。 タイ観光で穴場的な興味を引くのがゲー…
植物の葉序の神秘
季節外れの台風にその直後の猛暑と、気まぐれな天気が続いている。「何とか心と秋の空」といわれるように、気まぐれなのは秋の空が定番だったが、近頃のお天道様は年がら年中、気まぐれのようだ。 とはいえ、自然の営みはそんな中で…
個別的・集団的自衛権は国連憲章で認められて…
個別的・集団的自衛権は国連憲章で認められている。この権利を行使し、自国民の生命と財産を守ることは国家の使命である。 中国は軍事力を増強し、東・南シナ海で一方的な海洋進出を強めている。一方、米国は財政難から国防費を削減…