コラム
拳銃社会
地球だより せんだってタイのカムロンウィット前首都圏警察長官が成田空港で拳銃所持により逮捕された。これに関しプラチン運輸相は、前長官の出国時にスワンナプーム空港の検査では手荷物から拳銃は見つかっていなかったと説明した。…
親韓派と良心的日本人
去る22日夕、都内のホテルで行われた在日韓国大使館が主催する日韓国交正常化50周年の記念レセプションに参加した。開催直前に決まった安倍晋三首相の出席によって、盛り上がった式典になったが、従来の懸案は残されたままなので、…
八代目坂東三津五郎の随筆「死に目」の中に…
八代目坂東三津五郎の随筆「死に目」の中に、いびきをかく役を続け、妻の危篤を知りながらその死に目に会えなかった神田三郎という役者が出てくる。戦前の東京「有楽座」公演での話だ。 三津五郎が「代役をつくってお帰りなさい」と…
「睡蓮の朽葉の上の目高かな」(星野立子)。…
「睡蓮の朽葉の上の目高かな」(星野立子)。東京郊外の駅前にある花屋に手書きの広告が張られていた。「メダカが入荷しました」というものだった。懐かしい気持ちになった。 と言っても、最初は花屋に「メダカ?」と思ってしまった…
火山の噴煙を思わす煙と飛び散る瓦礫。…
火山の噴煙を思わす煙と飛び散る瓦礫。イスラム過激派「イスラム国」は、シリアの世界遺産パルミラ近くにあるイスラム教聖者の墓を破壊した画像をインターネット上に掲載した。 イスラム教徒がなぜ、イスラム教の聖者の墓を爆破する…
心打つマック店員の行為
地球だより 最近のブラジルは、ブラジルの国技とも言えるサツカー界のトップを巻き込んだ汚職事件に加えて、ブラジルを代表する国営石油企業に絡んだ汚職事件での政財界トップの逮捕などが続いている。そうした中、今月初めにブラジル…
電車の網棚に乗せた荷物を置き引きされる…
電車の網棚に乗せた荷物を置き引きされる事件があった。こんなことは全国あちこちで発生しているだろうが、被害者が国土交通省航空局長となると新聞記事になってしまう。 カバンの中身は機密性の高いものではなかったようで、厳重注…
科学と文化の衝突
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 マーズ(MERS、中東呼吸器症候群)騒動を見ながら、科学と文化は時折、衝突するということをいまさらのように感じた。文化的な慣習や習慣は科学的な合理性と整合しないことが多い。マーズの…
沖縄の野球と米軍
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)の沖縄大会が20日、那覇市の沖縄セルラースタジアムで全国のトップを切って開幕した。開会式では、3年連続出場を目指す沖縄尚学(那覇市)を先頭に…
「先生が一方的に教えるというのではなく、…
「先生が一方的に教えるというのではなく、答えが一つでない課題を子供たちに投げかけ、子供たち自身が考え議論する道徳、つまりアクティブ・ラーニングの時間へと転換する」。 平成30~31年に小中学校の道徳教科化が始まるが、…
対「イスラム国」でクルド支援を
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 戦う意志ないイラク軍 無駄だった中央政府支援 【ワシントン】イラクとシリアで新戦略が必要な時だ。まず、これまでの境界線はなくなったことを認めなければならない。シリア、イラクが…
北最高学府の裏事情
地球だより 北朝鮮が最高学府として誇る金日成総合大学(略称、金大)は、「優秀な幹部候補育成」が建学の精神だ。だから昔から労働党の任務をこなすのに必要な政治や革命歴史、哲学など統治の「能書き」を学ぶ人文系が人気だという。…
ユーロスペース(東京・渋谷)で上映中の…
ユーロスペース(東京・渋谷)で上映中の「ダライ・ラマ14世」を見た。ドキュメンタリー映画はテーマを伝えることに急だと、心にヒットする人間性がよく描けず退屈なものになりがち。チベット仏教の最高指導者の映画となれば、抹香臭…
幼稚な安保論争
安全保障関連法案を審議する6月19日の衆議院特別委員会での政府と民主党の辻元清美氏のやり取りに注目してみた。 辻元氏は、徴兵制を禁止する明文規定がないのに、なぜ徴兵制を禁じているのかをただした。 菅官房長官は、憲法…
「父の日」行事への配慮
「父の日」を前に、保育園では「父の日」の行事をやらないところが増えているというニュースを耳にした。離婚家庭の子供への配慮が理由だ。 日本は年間約22万組が離婚し、親の離婚を経験した未成年者は年間23万人に上る。増える…
恐怖の血のスープ
地球だより それぞれの国に根差した伝統的な食文化は、他国から見ると実に異様なものであったりする。わが国の海苔(のり)や納豆にしても、前者の黒い色や後者の匂いに閉口する外国人は少なくない。 ベトナムだとさしずめ「豚の血…
米国から麻薬の錠剤を輸入したとして、…
米国から麻薬の錠剤を輸入したとして、麻薬取締法違反容疑で逮捕されたトヨタ自動車常務役員で米国人女性のジュリー・ハンプ容疑者(55)。4月1日付で、広報担当の初の女性役員に就任したばかりだった。 「国籍、性別を超えて適…
司馬遼太郎の代表作の一つといえば、幕末時代…
司馬遼太郎の代表作の一つといえば、幕末時代を舞台にして志士・坂本龍馬の生き様を生き生きと描いた歴史時代小説『竜馬がゆく』である。この本を人生の指針としているという話はよく聞く。ソフトバンクの孫正義社長も感銘を受けた一人…
難民・避難民と神の「約束の地」
20日は「世界難民の日」」(World Refugee Day)だ。ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は17日、一般謁見の場で武力紛争地からの難民の保護と共に、難民が生まれる原因の解明とその対策を訴えた。ローマ法…
今年は、民主主義の歴史上最も重要な文書と…
今年は、民主主義の歴史上最も重要な文書と言われる大憲章(マグナカルタ)制定800年に当たる。英国では15日、エリザベス女王やキャメロン首相が出席し、ジョン王が大憲章に署名したロンドン近郊のラニーミードで記念式典が開かれ…
世界一客好きの国は?
地球だより 6月から9月までの長い休暇シーズンを迎え、ロシアでは避暑に行く人々が増えた。今年は欧米の経済制裁の影響でロシアの通貨ルーブルは暴落し、外国旅行に行く人々は減少した。 「今年は国内旅行で済ませるよ」と、ロシ…
神奈川沖の米艦上で、幕府目付岩瀬忠震らが…
神奈川沖の米艦上で、幕府目付岩瀬忠震(ただなり)らが、日米修好通商条約に調印したのは、157年前の安政5(1858)年のきょう。岩瀬らは役人だから、上司の許可がなければ調印できない。「臨機に対応すべし」との許可を与えた…