ペマ・ギャルポ
モンゴル帝国の復活狙う習政権
日印強化で中国牽制を 拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ氏に聞く ペマ・ギャルポ氏のiPADには世界中の知人・研究者から毎日、約100通のメールが届く。どれも現地からのリポートだから臨場感がある。そうした情…
日印が連携し米国善導を
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 期待外れのトランプ氏 着々と覇権拡大進める中国 アジア太平洋地区の国際環境も天候不順のこの頃のように先が読めないものになってきている。この紙面でも私はトランプ米大統領に期…
中国の潜在的脅威忘れるな
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 積極外交で覇権具現化 憲法改正し急ぎ対抗措置を 憲法記念日に恒例行事として第19回公開憲法フォーラムに参加した。会場に着き式次第を見て驚いたのは、公明党の国会議員の名前が載ってい…
国家自ら憲法守らぬ中国
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 法整備より順法精神を 英雄尊ぶ法、日本にこそ必要 中国政府は3月初旬、全国人民代表大会を開催し、幾つかの新しい法律を制定した。特に注目すべきは国の英雄たちや殉教者の名誉を…
日米首脳蜜月、アジアは歓迎
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 中国の低姿勢は一時的 日本は防衛費「1%」見直しを 安倍晋三首相とトランプ米大統領の会談は両国の同盟を一層強化し、両首脳の関係もさらに深化する結果を内外に示すことができた。ティラ…
明快だったトランプ演説
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 主権尊重し積極的外交 公平さと配慮欠く日本の報道 昨年12月8日、民主国家として合法的に選出されたドナルド・トランプ氏が本年1月20日、正式に第45代アメリカ大統領に就任した。私…
法の精神護った韓国裁判官
朴裕河教授への判決が良識 桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 韓国の裁判官が法の精神を護り良識と司法の独立性を示した。新聞報道によると「韓国の朴裕河・世宗大学教授(59)が著書『帝国の慰安婦』で『自発的な売春』とい…
トランプ政権警戒する中国
蔡総統との電話に衝撃 日露の関係進展にも焦燥感 2016年はプーチンロシア大統領とトランプ次期アメリカ大統領が世界の注目を浴びた年でもあった。プーチン大統領はアメリカのフォーブズ誌で4年連続世界で第1位の最も影響力のあ…
日本に必要な国家ビジョン
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 信頼と尊敬受ける国に 対中政策での指導力を期待 日本のマスメディアは毎日のようにトランプ次期米大統領の報道でにぎわっている。トランプ氏の勝利についていろいろな分析が行われているら…
激変するアジアの地政学
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 中国と手を組んだ比国 活発化する中国の招待外交 フィリピンのドゥテルテ大統領の中国訪問はアジアの地政学を大きく変えた。前回、私は、フィリピンがパキスタンと北朝鮮に続きアジアでの忠…
日印連携しアジアに平和を
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 挑発繰り返す中朝パ 冷静過ぎるメディアの報道 北朝鮮がいよいよ日本の経済的水域圏内にミサイルを飛ばしてきた。日本国政府もメディアも極めて冷静に対応した。メディアがこのような危機に…
国家の危機伝えぬマスコミ
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 中国の暴走は三面記事 覇権狙う国家の体質報道を 8月に入り、日本中の関心事はオリンピックとなった。皆が寝る間も惜しんでテレビの前に陣取り、日本人としての自覚に目覚め、国旗が掲揚さ…
法秩序順守の文化ない中国、理解できる言葉は「力」
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 日米アジアが団結し圧力を 正義と真実は一つしかなく、そして現代国際社会においては、それを証明し真実を明確にするものは法律の専門家であることは言うまでもない。今回の南シナ海において…
日・ブータンの国交30年展、日本重視の王室品展示
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 意義深い西岡氏ら民間外交 国と国の関係も結局人間同士の関係である。それを特徴付けるような出来事をこのたび体験することが出来た。「世界一の幸せの国」として知られているヒマラヤの小国…
仏教を利用する中国共産党
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 宗教無視できない現実 チベットの活仏制度に介入 1848年の共産党宣言以来、宗教はアヘンであるという前提の思想が世界中に広がり、宗教が政治の場から排除される傾向が続いた。日本でも…
目立つ民主主義の劣化現象
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 翻弄される米大統領選 チベット社会やインドでも 民主主義はいうまでもなく私たちが政治的、社会的に共同生活を営む秩序の中で、幸福を追求する最高の制度であると私は信じている。しかし、…
ガリ元国連事務総長を偲ぶ
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 真に国連改革を目指す 東郷神社を参拝した親日家 国連の第6代事務総長を務め、国連の本来の姿を確立しようと国連の独立性と平和構築に努めたブトロス・ガリ元事務総長が今月16日93歳で…
台湾総統選 蔡氏勝利を祝う
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 花開いた蒋経國の英断 国民が知恵と勇気ある行動 台湾の国民が勇気と知恵をもって行動に出た。1月16日の台湾総統選及び議会の選挙は民進党が大躍進し勝利を収めた。総統選に関しては国民…
韓国の言論の自由を憂える
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 落ちる民主主義の評価 「産経」の次の朴裕河氏起訴 産経新聞の前ソウル支局長・加藤達也氏の無罪判決が下された。これに対し日本の政府関係者やメディアは韓国政府の日本に対する姿勢の変化…
中台首脳の握手を危惧する
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 台湾の民主主義を守れ 移民論議は宗教を前提に 現象を見て原因を軽視する傾向が現在の日本の指導層に見えるのは残念である。これは政界のみならず財界や言論界でも言えることである。だから…
遺憾なユネスコ南京事件登録
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 調査と公平性の追求を 中国に偏向する国連は疑問 中国がユネスコの世界記憶遺産として南京大虐殺に関する資料を提出し、それが受理・登録されたことに、多くの日本の皆様が驚き落胆したこと…
平和に貢献する安保法成立
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 野党とマスコミに失望 反対デモは中国大使館前へ 平和安全関連の法案が国会で成立したことで、一安心した。与野党の議員の皆様、閣僚の皆様が眠気と戦って頑張って来られたことに対し敬意を…
現在を反省すべき中国共産党
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 弾圧続くチベットなど 希望ある安倍首相70年談話 日本はサンフランシスコ講和条約で7年間の屈辱的な占領下支配から主権を法的に回復した。そして今回の安倍首相の歴史に残る戦後70年を…