加瀬 みき
ボルトン後のアメリカ外交
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 抑止と均衡の重り失う 大統領の再選のための政策に ジョン・ボルトン米国家安全保障担当補佐官がホワイトハウスを去った。問題国の政権交代のためには軍事力使用も躊躇(…
英新首相とEU離脱への疑問
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬みき 国民の過半数の同意なし 問われる議院内閣制の在り方 英国でボリス・ジョンソン政権が誕生し、10月31日の欧州連合(EU)からの離脱に向け突進している。しかし、そも…
注目の米民主党新人女性4議員
アメリカンエンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 左寄り政策で党内分裂 トランプ大統領再選に貢献 米ノースカロライナ州で開催されたトランプ大統領の再選決起集会で支持者たちが「彼女を追い返せ」と叫び続けた。憎しみに…
トランプ流の外交手法とは
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 強硬姿勢に出て譲歩迫る 国内や同盟国への影響考えず トランプ米大統領は自ら予測がつかない言動を取ることが戦術と述べている。足元をすくわれるのは敵だけでなく、味方…
米中貿易戦争、団結する米国
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 強硬姿勢貫くトランプ氏 議会・諜報機関・軍と思惑一致 アメリカの対外政策を読み解くのは簡単ではない。「アメリカ」とは政権なのか、大統領なのか、議会、共和党か民主…
民主国家のストロングマン
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬みき トランプ大統領と連携 世界で幅を利かす権威主義 さすがに今回は勝利が難しいと思われたイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が5度目の再選を果たした。贈収賄や詐欺に…
排他的ナショナリズムの脅威
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき ストレスためる白人男性 非白人移民を「侵略」と見なす またもや大量殺戮(さつりく)事件が起きた。それも自然と平和の代名詞のような小国ニュージーランドのクライスト…
米民主党期待の新星AOC
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 党動かす影響力と注目度 トランプ氏再選には追い風? 彗星(すいせい)のごとく現れた米下院議会最年少女性議員アレクサンドラ・オカシオコルテスがアメリカ政治に新たな…
米国の防衛姿勢と同盟国
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 80年代は日米西欧が結束 団結こそが最も効果的抑止力 トランプ米大統領は17日、米国の新ミサイル防衛戦略を発表した。極超音速ミサイルの開発、大陸間弾道ミサイル(…
始まったハイブリッド戦争
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき MI6長官が異例の警告 情報やインフラ操られる危険 携帯電話から家の電気を付けたり、風呂を温める。そんなことが当たり前になった時代、遠隔操作を可能にする技術が不…
ゴーリスト・マクロンの欧州軍
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 米頼みからの脱却目指す 有事には米が支援との計算も 第1次世界大戦終戦100周年記念式典に参列するためにパリを訪れたトランプ米大統領は、着陸直後、怒りのツイ…
人権に無関心なトランプ氏
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 独裁者の強硬策“容認” 誘発される非人道的な政策 サウジアラビアの反体制派ジャーナリストでワシントン・ポスト紙のコラムニスト、ジャマル・カショギ氏は10月2…
マケイン氏と共に逝った米国
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 共通の価値観より国益 自由と民主推進の理想喪失 アメリカ上院の重鎮ジョン・マケイン議員が8月、悪性の脳腫瘍である神経膠腫(こうしゅ)で逝去した。遺族以外で死…
米大統領の露骨な政治戦略
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 歯向かう者は徹底攻撃 国内外への影響より次の選挙 トランプ米大統領の戦いはますます熱を帯びている。ジョン・ブレナン元中央情報局(CIA)長官の機密情報扱い権…
限界にきたトランプ流外交
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 敵を敬い、味方を軽侮 ロシア擁護に信奉者も失望 トランプ米大統領がプーチン露大統領との記者会見で自国の諜報(ちょうほう)機関よりプーチン大統領を信頼するかの…
成功した米朝会談の大演出
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 熱狂的支持者は高く評価 物言えぬ共和党に内部批判も 世紀の会談ともいわれた米朝首脳会談。まさに世界中が不安と期待の中で注目し、トランプ米大統領と金正恩朝鮮労…
深刻化するアメリカの分断
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 大統領VSカリフォルニア グローバル化阻止か促進か とにかく力で押し通す。弱い立場の者に平身低頭煽(おだ)てられるのを楽しみ、理解を示すようなふりをするが、…
国務長官交代と米外交・安保
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 強硬姿勢で政策統一へ かじ取り迫られる国防長官 レックス・ティラーソン米国務長官は昨年後半から「歩く亡霊」といわれてきた。トランプ大統領と政策も人格的にも合…
対露防衛体制の弱点は大統領
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 選挙介入の事実を軽視 米の民主主義守る対策取らず アメリカの司法省は2016年の大統領選挙に不当に介入し、トランプ候補(当時)を支援した容疑でロシア人13人…
トランプ氏の性格に不安募る
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 核のボタン握る米大統領 「精神的破綻」懸念する声も ドナルド・トランプ米大統領就任の1周年記念日に当たる1月20日、アメリカ連邦政府が暫定予算失効のため一部…
トランプ大統領の政策の謎
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 前任者の政策まず廃棄 支持者の満足最優先で行動 日本は戦後、アメリカのリーダーシップの下、構築された自由・民主主義・市場経済にのっとった国際秩序の枠組みの恩…
追い詰められる米共和党
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 州知事選で民主に大敗 拒絶された“トランピズム” 米共和党はバージニア州の知事選でエド・ガレスピー候補が民主党のラルフ・ノータム氏に大敗、そこにアラバマ州の…
集中砲火浴びる米IT企業
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 官民・左右から非難の声 露の選挙介入で問題点露呈 アメリカをはじめ世界の文化や伝達、情報交換手段を一新したフェイスブックなどのIT企業への非難の声が政府ばか…