編集局 rss

景況感悪化、消費税増税実施の再考も

 今年10月予定の消費税増税を実施するには、経済環境が厳しくなりつつあるようだ。日銀の3月全国企業短期経済観測調査(短観)でも、景況感の悪化が示されたからだ。政府予算で増税に伴う景気腰折れを防ぐ対策を盛り込んだ2019年…

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対照的だった日米企業

地球だより  先日、文在寅大統領が就任後初めて韓国駐在の外国人企業家たちと懇談した際に米国のある古株企業家がこんな話をしていた。「1年くらい前までは米国の親戚や友人から、いつ戦争が起きるか分からないので早く帰っておいでと…

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トルコ統一地方選、エルドアン政権に打撃

首都アンカラ市長選で与党敗北  トルコで3月31日に行われた統一地方選の投開票が行われた。首都アンカラの市長選では、中道左派の最大野党、共和人民党(CHP)のヤワシュ候補が当選。エルドアン大統領率いるイスラム系政権与党、…

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新元号「令和」、誇り持って新しい御代へ

 新しい元号が「令和」に決まった。天皇陛下が新元号を定める政令に署名され公布された。皇太子殿下が新天皇に即位される5月1日に施行される。新しい御代への理想と祈りを込めた新元号の決定を喜びたい。  出典は国書の「万葉集」 …

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「言葉狩り」への抵抗

 昨年秋、東京都内にある私立の中高一貫校の理事長から、文化祭への招待を受けた。生徒たちが知恵を絞った、さまざまな出展に交じり、「父母会」による絵や習字の作品展があった。「保護者会」を使う学校が一般的になっている中で、父母…

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わくわくする期待感とともに、固唾をのんで…

 わくわくする期待感とともに、固唾をのんで次の御代の元号の発表を待った人も多かったであろう。新たな元号「令和(れいわ)」は645年の「大化」以降、248番目となる。出典は「万葉集」で、日本の元号の典拠が日本の古典(国書)…

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後半国会、将来見据えた骨太の議論を

 一般会計総額が過去最大の101兆4571億円となる2019年度予算が成立し、国会は後半戦に入った。 対決姿勢強める野党  19年度予算は、10月の消費税率10%への引き上げに伴う景気対策として、キャッシュレス決済向けポ…

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きょうから新年度。小中学校だけでなく、…

 きょうから新年度。小中学校だけでなく、高校、大学もおしなべてきょうから始まる。4月1日から翌年3月末日までが会計年度となったのは1886年のことで、英国のそれに合わせた。  生活上は会計年度も暦の上の年度(1~12月)…

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「あふむけば口いつぱいにはる日かな」(成美)…

 「あふむけば口いつぱいにはる日かな」(成美)。明日から4月。3月が卒業式に見られるように別れを告げる季節だとすれば、4月は新しい人間関係を築く時期。3月・4月は「別れと出会い」の季節である。  特に卒業式のシーズンは、…

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ベネズエラ 国際赤十字が人道支援へ

グアイド派、政権の矛盾追及  政情不安が続く南米ベネズエラからの報道によると、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)のロッカ会長は29日、首都カラカスで記者会見し、深刻な食料、医薬品不足に悩む同国内で、半月以内に人道支援を…

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中絶推進組織への海外援助禁止を拡大 Foreign aid ban for pro-abortion groups expanded

 トランプ米政権は26日、「国際的な人工妊娠中絶産業」を沈黙させる取り組みを強化した。現在、中絶を実施または促進する非政府組織への資金拠出を禁止しているが、その対象をプロチョイス(女性の選択権を支持する)政策のためにロビ…

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辺野古移設、地域の安定に欠かせない

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設をめぐり、政府は名護市辺野古沖の新区画で土砂投入に着手した。  2月の県民投票では移設反対が多数を占めたが、政府は推進する姿勢を堅持した形だ。 新区画で土砂投入に着手  今回、着…

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米太平洋艦隊司令官、中国に対抗するには不十分と警告 Adm. Philip Davidson: Navy fleet is ‘half of what I requested’ to curb China

 米海軍当局者らは27日、議会で、太平洋艦隊は、中国の軍事的影響力拡大を阻止するために戦っているが、そのために必要な潜水艦、空母、攻撃用艦艇の半分しか保有していないと警告した。  インド太平洋艦隊のデービッドソン司令官は…

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新元号の発表がいよいよ2日後に迫り、昨日は…

 新元号の発表がいよいよ2日後に迫り、昨日は安倍晋三首相が皇太子殿下に複数の原案をお伝えしたようだ。新元号に対する国民の関心が高いのは、実生活に影響を及ぼすだけでなく、新しい御代に託す願いが込められるからだ。  元号の制…

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未解決の「平和の礎」詐欺、急がれる戦死者数の訂正

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (48)  昨年4月5日から始まった連載は今日で終わる。  その目的は、①生前、理由(いわれ)なき“軍命”で苦しまれた赤松嘉次さんと梅澤裕さんのご両名の汚名を雪…

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中伊覚書締結、欧州の結束乱れないか懸念

 イタリアを訪問した中国の習近平国家主席は、コンテ首相と会談し、シルクロード経済圏構想「一帯一路」推進に協力する覚書を締結した。 インフラ整備協力で合意  中伊両国は道路や港、情報通信などのインフラ整備の協力で合意。外国…

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地域と共に生きる教師必要

人口減少時代の教育 北海道立教育研究所所長 北村 善春氏に聞く  人口減少時代に入り、地域の児童生徒数は自(おの)ずと低下していく。人口減少、若者の流出を食い止めるには魅力ある地域の街づくりが不可欠だが、同時に教育機関の…

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ポリオとの戦い

地球だより  「小児まひ」ともいわれたポリオだが、日本でこそ昭和の時代に根絶されたものの、アジアやアフリカではいまだに悩まされている国がある。パキスタンや隣国のアフガニスタン、それにアフリカのナイジェリアの3カ国だ。  …

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チリ裁判所 教会に賠償命令

元神父の性的虐待事件  南米チリのサンティアゴ控訴裁判所は27日、同国のカトリック教会に対し、フェルナンド・カラディマ元神父(88)から性的虐待を受けた被害者男性3人に対して、それぞれ1億ペソ(約1600万円)の賠償金を…

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マリ首相、米国の投資促進を要請

アフリカで中国の影響力拡大  訪米中のマリのマイガ首相はワシントン・タイムズとのインタビューで、アフリカのサハラ砂漠南部サヘル地域への中国の経済的進出が進んでいる現状を明らかにするとともに、アフリカの貧しい国々にとって中…

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コカイン使用容疑で逮捕されたミュージシャン…

 コカイン使用容疑で逮捕されたミュージシャンで俳優のピエール瀧容疑者の出演映画が、瀧容疑者の出演シーンも含めてそのまま公開されることが、配給会社の東映によって発表された。  「作品に罪はない」というのが公開決定の理由だ。…

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小学校教科書、教師の力量向上と環境整備を

 「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)を掲げた新しい学習指導要領に則し、2020年度から小学校で使われる教科書の検定が行われた。正規の教科となる5、6年生の「英語教科書」が初めて検定され、これまでの「聞…

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毛布必須の高速バスの旅

地球だより  南米最大の広大な面積を誇るブラジル。国土面積は日本の20倍以上で、東西南北の距離はそれぞれ4300㌔を超える。これだけの広い国となると、長距離移動には飛行機が一番。ただ、飛行機は格安航空会社が増えてきた今も…

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