ビル・ガーツ
宇宙戦に備え米下院小委 新組織の創設を要請
米下院軍事委員会戦略軍小委員会は先月下旬、国防総省に、宇宙戦のための新たな組織を発足させ、宇宙戦に備える作戦を作成することを求める文言を2019年度米国防権限法案に盛り込んだ。 空軍には、宇宙戦要員の数を増やし、質を…
中国のレーザー兵器で米兵負傷
ジブチの基地から照射 米国防総省のホワイト報道官は3日、東アフリカ・ジブチの中国軍基地から照射されたレーザー兵器で、米軍パイロット2人が負傷したと発表、中国に外交ルートを通じて厳重に抗議し、調査を要求したことを明らかに…
中国、留学生使い米でスパイ活動
大学の先端技術盗み出す 米政府の国家防諜(ぼうちょう)セキュリティーセンターのビル・エバニナ長官は今月中旬、アスペン研究所での会合で、中国が教育機関や留学生を使って、米国の政府、民間部門から極秘情報を盗み出していると強…
拡大する中露ミサイルの脅威、極超音速兵器の開発進む
米国防総省と軍の高官が、中国、ロシアなどからの極超音速兵器などのミサイルの脅威が高まっていると警鐘を鳴らした。 ルード政策担当国防次官は、下院軍事委員会の戦略軍に関する小委員会の公聴会で、新型ミサイルによる脅威が高ま…
中露のインフラへサイバー攻撃も
米サイバー軍司令官、国家安全保障局(NSA)局長に指名されているポール・ナカソネ陸軍中将は上院公聴会で先月、米軍のサイバー部隊は、中国、ロシアとの間に紛争が起きた場合、サイバー攻撃を行って、両国の重要インフラを停止させ…
ロシア原子力推進ミサイル実験に失敗か
米情報機関は、ロシアが過去数カ月以内に原子力推進巡航ミサイルの試験発射を行ったが、失敗していたことを把握していた。国防当局者が明らかにした。 試射は、ロシアの北極地方で2度行われ、そのうち1度はロシア空軍基地と核実験…
中国軍、米石油企業システムに侵入
USTRが大物ハッカー名指し 米通商代表部(USTR)は中国政府の不公正な貿易慣行に関する最新の報告で、人民解放軍(PLA)の将官が、米石油・ガス企業などに対するサイバースパイ活動を指揮していたことを初めて明らかにした…
台湾旅行法 米、台湾との関係強化へ
米国で、台湾との高官往来の法的裏付けとなる台湾旅行法が成立した。「一つの中国」を掲げる中国は強く反発、報復の可能性を示唆しているが、米国の中国問題専門家らは、民主主義体制の台湾を共産党一党支配体制に取り込もうとしている…
イラクに新たなテロ組織
イラクで「白旗(ホワイトフラッグ)」と呼ばれる新たな武装組織が出現、過激派組織「イスラム国」(IS)に代わる勢力になるのではないかと懸念されている。 IS再組織化か 白旗は、イラク北西部と中部で昨年末ごろ活動を開始、…
中国が空中発射弾道ミサイル開発
国防情報局長官が証言 中国は、車載式、サイロ固定式ミサイルに加えて、爆撃機に搭載する核弾道ミサイルの開発を進めている。国防情報局(DIA)のアシュリー長官が6日、上院軍事委員会で中国の空中発射ミサイルに関して異例の証言…
高まる宇宙戦争の脅威
中国が衛星攻撃ミサイル試射 中国は2月初め、新型の人工衛星攻撃ミサイル「DN3」の4回目の試験発射を行った。中国は防衛のための迎撃ミサイルと主張してきたが、米国は人工衛星に直接体当たりさせる直接上昇方式の衛星攻撃ミサイ…
米空母カールビンソン「航行の自由」作戦へ
米国防総省は、南シナ海に空母カールビンソンを派遣し、中国に対する圧力を強めている。20日にフィリピン寄港を終え、中国が周辺国と領有を争い、軍事基地化を進める海域付近での活動を再開する。今後、この海域で「航行の自由作戦」…
FBIが「孔子学院」を調査、中国のスパイ活動など加担か
米連邦捜査局(FBI)は、米国内でスパイ活動、宣伝活動に関わっているとみて、全米の中国政府系教育機関「孔子学院」数十校の調査を進めている。FBIのレイ長官が12日、上院情報委員会の公聴会で明らかにした。 学院は主に米…
米資金がテロ組織に
イラン支援のヒズボラなど、前政権が懐柔策で支払い 米政府は、オバマ政権時にイランに支払われた17億㌦の一部が、イランが支援するテロ組織の手に渡っていたことを突き止めた。情報筋によると、イランはこの資金を、レバノンを拠点…
米国防総省、台湾にスティンガー250基売却へ
中国が台湾海峡の中台中間線に沿う航空路の便を急増させる決定を下したことで台湾との間の緊張が高まる中、米国防総省は、台湾軍に携行式地対空ミサイル、スティンガーを売却する準備を進めている。 中台中間線空域を防衛 台湾国防…
新「ミサイル防衛見直し」は不十分
極超音速ミサイルなど未対応 米軍の「ミサイル防衛見直し」(MDR)が間もなく完成するが、国防筋によると、MDR草案に国防総省高官らは、不満を抱いているという、 MDRは、現行システムの追加導入を求めている。迎撃システ…
新NPR、核戦力を強化へ
オバマ政権の核政策を非難 最新の米中長期核戦略「核態勢の見直し」(NPR)の草案がリークされ、トランプ大統領が、新たな兵器を開発し、古い兵器と運搬手段を近代化して、核戦力を強化しようとしていることが明らかになった。 …
中国、パキスタンに大規模基地
中国は、パキスタンのイラン国境に近いジワニに二つ目の海外軍事基地を建設する計画を進めている。戦略的に重要な航路に沿って戦力投射能力を強化する取り組みの一環。 ジブチに続き2カ所目 シーレーン確保が狙いか 情報筋による…
北へミサイルなど供与計画、中国共産党内部文書から発覚
中国共産党は昨年9月、北朝鮮が核実験を凍結すれば、北朝鮮への支援、新型ミサイルを含む軍事援助を強化することを極秘に計画していたことが、党の内部資料から明らかになった。中国共産党は、厳格な情報管理を行っており、政策に関す…
中露との戦争で敗北も 米シンクタンク
米シンクタンク、ランド研究所は最新の研究報告で、米軍は組織化が不十分で、中国、ロシアなどの国家からの脅威、長期化するイスラム過激派との戦争に対応できないと指摘。軍事的脅威に対抗するために構造改革を行い、作戦を練り直すべ…
トランプ政権、戦場での権限を強化
トランプ政権は、戦場の軍指揮官らの権限を強化する新政策を、就任1年目の重要実績の一つと考えている。米政府高官は「大統領の最大の実績は、軍に戦わせるようにしたことだ」と指摘。「武力の行使には多くの制限があり、さまざまな面…
核戦力の増強進めるロシア
米国防総省当局者によると、ロシアは核戦力の増強を積極的に進め、2026年までに、新型の低出力、超低出力弾頭を含む8000発の核弾頭を配備する。出力の小さな弾頭は、兵器条約の制限をかわすためであり、紛争の早い段階で核を使…
中国軍、最新ICBM試射認める
中国人民解放軍は、破壊力の大きな新型大陸間弾道弾(ICBM)DF41の試験発射を行ったことを認めた。 国防省報道官の呉謙氏は記者会見で、DF41試射について「開発を予定通り進めるために普通に行われることだ。特定の国、…