ビル・ガーツ rss

企業買収で米に侵入する中国

 米国防当局者らは、カナダの衛星通信企業ノーサット(本社バンクーバー)の中国ハイテラ・コミュニケーションズへの売却が発表されたことを受けて、国家安全保障上の脅威となる可能性があるとして懸念を表明した。  売却がこの夏、発…

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露が中距離核戦力条約に違反

 ロシアのゲラシモフ参謀総長が同国の国営メディアで、最大射程4000㌔の精密誘導ミサイルの部隊が配備されていると明言し、1987年中距離核戦力(INF)全廃条約のロシア軍による重大な違反が明確になった。  ゲラシモフ氏は…

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韓国、原潜導入で米国と交渉開始か

 韓国政府は、米韓が原子力潜水艦の導入をめぐって実務レベルでの交渉を開始することを明らかにした。巡航ミサイル搭載可能な原潜の韓国への売却または貸与が明らかにされれば、韓国軍は、北朝鮮に対する抑止力として、通常兵器による長…

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クリントン夫妻に露から資金

新START交渉に影響か  カナダのウラン採掘企業ウラニウム・ワンをめぐる疑惑が深まる中、米国の安全保障当局者らは、ロシアとの新戦略兵器削減条約(新START)が、ロシア政府の機嫌を損ねたくなかったオバマ前政権だけでなく…

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中国人実業家・郭文貴氏巡り トランプ米政権内で対立も

送還求め親中派が圧力  情報筋によるとセッションズ氏は、この春の会合で政府高官らに対し、郭氏が送還されることになれば辞任すると語ったという。政権内で郭氏をめぐって激しい対立が生じていることは明らかだ。  中国は、ホワイト…

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中国、パキスタンに軍事施設建設

ジブチに続き、原油ルートの戦略拠点に  中国は、紅海の入り口、バブルマンデブ海峡近くに位置する戦略的重要地点ジブチに国外初の軍事基地を設置したが、現在、パキスタンのグワダルで第2の軍事施設の建設を進めている。この二つの基…

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米国の先端技術狙う中国

 中国は、先端技術を手に入れるために米企業との協力を強めている。主要技術大国になるための取り組みの一環だ。  米情報当局者は、このところの中国の米企業への接近について「全国的に推進する経済改革の一環として、米国の企業、研…

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中国がNZで世論工作

 中国は、民主主義体制の弱体化という目標のために、国外の中国系住民を動員し政治活動を行わせることで、世論の誘導を行っている。米シンクタンク、ウィルソン・センターの研究員アンヌマリー・ブレイディ氏が研究報告「法宝(万能の宝…

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中国、北にミサイル移動車両を売却

 中国軍は、ミサイル移動用トラックを提供するなど、北朝鮮のミサイル開発を支援している。4月に平壌で行われた軍事パレードで公開された潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)北極星1号(KN11)を搭載していたトラックは中国製だっ…

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「一帯一路」構想、経済的世界支配目指す中国

 中国の習近平国家主席が提唱したアジア太平洋経済開発構想「一帯一路」に米国の国防総省、情報機関が強い関心を示している。  国防当局者が記者(ビル・ガーツ)に語ったところによると、計画を詳細に調査した結果、中国は経済的手段…

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北朝鮮の電磁パルス攻撃能力 、人工衛星に搭載の可能性も

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は4日、「核兵器のEMP能力」と題する記事を掲載、核兵器を対地攻撃以外に、宇宙からの電磁パルス(EMP)攻撃に使用する計画を明らかにした。北朝鮮がEMP攻撃に言及するのは初めて。  記…

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北朝鮮、9日にも核実験か

挑発的な姿勢変わらず  北朝鮮がまた弾道ミサイルを発射し、今回は日本上空を通過させた。その一方で米情報機関は、北朝鮮北東部の大規模な地下核実験場での動きが活発化していることを明らかにした。6回目の核実験の準備とみられてい…

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イージス艦衝突事故、外部要因の可能性も

 米海軍のイージス駆逐艦「ジョン・S・マケイン」とタンカーがシンガポール付近のマラッカ海峡で衝突した事故について、サイバー攻撃、電子戦によって引き起こされた可能性が指摘されている。 専門家、GPSの乗っ取りは可能  ジョ…

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中国、ハーバード大に巨額寄付

3億6000万㌦、米世論誘導が狙いか  米軍の元情報分析官アンダース・コール氏によると、中国はハーバード大学に3億6000万㌦の寄付を表明しており、これは米国の重要な教育機関に影響を及ぼそうとする取り組みの一環だと指摘し…

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指導者殺害でテロは終わらない

 国際テロ組織アルカイダのウサマ・ビンラディン殺害作戦に参加した特殊作戦軍のレイモンド・トマス司令官はコロラド州アスペンで行われた安全保障フォーラムで、指導者の死は大きな転機となったが、世界的なテロとの戦いは終わらなかっ…

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CIA長官、北朝鮮に「秘密工作」も

米国の最大の脅威は中国  米中央情報局(CIA)のポンペオ長官は、このほど行ったインタビューで、北朝鮮の核ミサイル開発について、外交解決が不調に終わった場合、秘密工作などの情報活動の検討を行っていることを明らかにした。ま…

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米統参副議長、情報戦能力を強化で中露に対抗

 米軍のセルバ統合参謀本部副議長(空軍大将)は上院公聴会で、サイバー攻撃、情報操作などを使った情報戦に対抗したり、実行したりする能力を向上させるための措置を講じていることを明らかにした。  セルバ氏は上院軍事委員会への声…

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米国防権限法案、中国の通信企業を規制

 2018会計年度下院国防権限法案に、北朝鮮によるサイバー攻撃の支援に関与している中国の通信企業に対し、厳しい措置を取るよう求める条項が盛り込まれた。  条項は、ピッテンガー下院議員(共和、ノースカロライナ州)が提出した…

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サイバー攻撃に露が関与

ウクライナ経済の揺さぶり狙う  米当局者と民間のサイバーセキュリティー専門家は、ウクライナ政府や銀行などを狙った6月27日の大規模なサイバー攻撃は、ウクライナ経済を揺さぶるために、ロシア政府または、同国政府と関連したハッ…

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中露が軍事協力を推進

関係強化し米に対抗  米国防総省の国家情報局(DIA)はロシアの軍事力に関する初の年次報告で、ロシア、中国両国が世界中で米国に敵対する活動を行っており、「米国の世界への影響力を弱めるために積極的に協力し合っている」と訴え…

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米国内の中国スパイ2万5千人、中国人実業家語る

 米国内の中国のスパイネットワークは、最大2万5000人の工作員、米国で勧誘された要員1万5000人以上を擁し、2012年以降、攻撃的なスパイ活動に転じた。中国の軍・情報機関幹部らと交流があるとされる中国人実業家、郭文貴…

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軽視される北のEMPの脅威

 北朝鮮の長距離ミサイルの脅威に関して米国の政府、ミサイル専門家らにほとんど見落とされていることがある。北が電磁パルス(EMP)爆弾による攻撃を行う危険性があるという点だ。  国防総省は当初、北朝鮮の新型ミサイル「火星1…

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北の新型ICBM、中国が弾頭技術を提供か

 北朝鮮の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の写真を分析すると、核弾頭搭載可能なミサイルの先端部分ノーズコーンが、中国から供給されたとみられているパキスタンの核搭載可能ミサイルの弾頭に似ていることが分かる。  国際評価戦…

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