ベネズエラでの米露代理戦争


乾 一宇

ロシア研究家 乾 一宇

 民主主義が問われる時代になっている。その一つ、主権者は国民として、一応選挙には参加している。一方、その選挙が法の下に正当に行われているかが問題とされる。選挙は内政事項で外国は不干渉の原則にもかかわらず、外国が深く関与することがある。最近、ベネズエラで起こっている事象について考えてみたい。

 米露が政治面に関与していること、およびその波及としてドル決済に対する挑戦が裏面にある。後者は、米中覇権争いで中国が一方の主役かもしれないが、ロシアも関係している。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ