共産党の「国民連合政府」 「革命期」にしたい反安保デモ
党勢拡大のため大風呂敷
日本共産党は革命への憧憬に駆られている。志位和夫委員長は、反安保法制デモを「一種の『市民革命』につながるもの」と鳥越俊太郎氏との懇談で語り、「国民連合政府」を提案した理由に挙げた(同党機関紙「しんぶん赤旗」10・3)。「日本の政治は歴史的激動の時期に入りつつある。この激動にふさわしい大志とロマンをもって頑張り抜くことを心から訴える」とは、党中央幹部会の決議「『戦争法廃止の国民連合政府』実現へ 参議院選挙勝利、党勢拡大の飛躍的前進のために全党が立ち上がろう」の末尾の一文だ(同紙10・7)。
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