Date archive for 2018

台湾与党大敗、中国の圧力強化に警戒を

 台湾の統一地方選で与党・民進党が大敗した。「一つの中国」原則を受け入れない民進党の敗北を機に、中国の習近平政権が民進党の蔡英文政権への攻勢を強めることが予想される。 蔡総統が主席辞任を表明  民進党は22県市の首長選で…

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急接近するオーストリアと露

日本大学名誉教授 小林 宏晨 外相披露宴にプーチン氏 立ち位置問われるEU議長国  オーストリア南部に位置するシュタイアマルク州のあるゲストハウスで8月18日、オーストリア外相カリン・クナイスル氏(53)の結婚披露宴が開…

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“家族で食卓”健康に好影響

カナダ調査報告  感謝祭の連休を家族と過ごしストレスを溜(た)め込んでいる向きもあるかもしれない。しかし21日に米医療協会ジャーナルに発表されたカナダの調査報告によると、機能不全に陥った家族でも、食卓を囲むことにより、よ…

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ブラジルのヴァロンゴ埠頭を世界文化遺産に

黒人奴隷が上陸  ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の世界遺産委員会は23日、ブラジル・リオデジャネイロの港湾地区にある遺跡「ヴァロンゴ埠頭(ふとう)」を世界文化遺産に指定したと発表した。政府系ブラジル通信が報じた。 …

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大阪万博決定、人類の未来へ発信力示す機会

 2025年国際博覧会(万博)が大阪で開かれることが決まった。大阪万博は1970年以来55年ぶりとなる。  経済効果は2兆円規模に上るとみられ、2020年東京五輪・パラリンピック後の日本経済の牽引(けんいん)役として期待…

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匿名の論文掲載可能な学術誌発行へ Journal to give voice to silenced scholars

 学者らが、査読を通過した論文の匿名での発表を可能にする新たな学術誌を発行する。これは、学界で知的不寛容が拡大していることの表れだ。  プリンストン大学ヒューマン・バリュー・センターの生命倫理学教授ピーター・シンガー氏に…

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歯舞・色丹2島を最低か上限か各党が日露交渉を問うた「日曜討論」

◆北方領土返還の行方  東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議、東アジアサミット、アジア太平洋経済協力会議(APEC)では、舞台となる地域で「自由で開かれたインド太平洋戦略」、シルクロード経済圏構想「一帯一路」をそ…

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「蒲公英は大地の花よ返り咲き」(永倉しな)…

 「蒲公英は大地の花よ返り咲き」(永倉しな)。「蒲公英」とはタンポポのこと。タンポポは春の花だが、この句は歳時記の11月の例句となっている。実はこの句の季語はタンポポではなく「返り咲き」である。  稲畑汀子編『ホトトギス…

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バックナー中将の戦死、最後まで前線で兵士鼓舞

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (32)  筆者はこの連載の冒頭で「最も醜いはずの戦争の中に、最も美しい物語が潜んでいる」と書いた。今回はその一つを紹介しよう。1945年6月18日、南部前線視…

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米、新政権下で銃販売減少

「トランプ・スランプ」続く  トランプ政権発足後、銃器の販売が減少、調査会社によると10月の販売数は過去7年間で最低を記録した。  アナリストらによると、低迷の主要要因は、トランプ政権発足後、銃規制強化の可能性がなくなり…

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サウジ皇太子、UAE訪問

記者殺害事件後初の外遊開始  サウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏殺害事件への関与を疑われている同国のムハンマド・ビン・サルマン皇太子は22日、同事件後初の外遊を開始し、最初の訪問国のアラブ首長国連邦(U…

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衆参憲法審査会、改憲発議に向け議論を進めよ

 安倍晋三首相は今臨時国会の所信表明演説で憲法審査会において憲法改正案をまとめるように要望したが、野党側は同審査会の開会に応じる姿勢を見せていない。  改憲の是非は国民が判断することであり、改憲発議を阻む野党など一部の国…

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「LGBT」の政治利用 「差別」で劣情を煽る

権力闘争の手段にする左翼  保守派の衆議院議員、杉田水脈(みお)(自民党)が月刊「新潮45」8月号に寄稿した「『LGBT』支援の度が過ぎる」が支援団体やリベラル・左派のメディアからの批判に曝(さら)された上、批判への反論…

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野党共闘に乗る左翼諸派

 来年の参議院議員選挙に向けて、各党・政治勢力が動き始めている。注目されているのは、日本の主要勢力が一体となって憲法改正に取り組むか、それとも枝野幸男立憲民主党代表が首相、政権与党の座を狙って憲法改正に反対し、共産党など…

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明らかになるISの残虐性 Horror of Islamic State revealed as Iraq, Syria reclaim occupied lands

 過激派組織「イスラム国」(IS)が誇示してきた「カリフ制国家」が崩壊し、その残虐ぶりがようやく明るみになってきた。イラクとシリアで復興が進められる中、何百もの集団墓地が見つかり、4年間の死、破壊、想像を絶する残虐行為が…

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いまでこそトルコ人はアナトリア半島を国の…

 いまでこそトルコ人はアナトリア半島を国の領土とするが、元はモンゴル高原にいた遊牧民。長い歴史をかけ、シルクロードを移動してきた。中国の新疆ウイグル自治区や中央アジア諸国、さらにアゼルバイジャンなどは、みなテュルク系民族…

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『精霊の守り人』を英訳して

児童文学翻訳家 平野キャシーさんに聞く わが子が喜ぶ本 米国にも  日本の児童文学作品の英訳をしている香川県高松市在住のカナダ人、平野キャシーさん。子育ての経験やバハイ教(19世紀半ばイランでバハオラが創始した一神教)の…

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インスタ映えの観光名所

地球だより  SNSのインスタ映えするニーズは、今や世界的な現象だ。インドネシアでもインスタ映えする観光名所が誕生している。注目を集めているのが、同国ジャワ州にある天然の泉だ。  長さが70メートル、幅が40メートルで深…

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習主席の比公式訪問

 中国の習近平国家主席が20日、フィリピンを公式訪問した。中国の国家主席がフィリピンを訪問するのは実に13年ぶり。南シナ海の領有権問題で激しい対立を繰り広げたアキノ前政権から一転し、融和姿勢を強調するドゥテルテ大統領の取…

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冬に入った北非核化交渉、来年に向け熾烈な神経戦

韓国紙セゲイルボ  季節と朝米非核化交渉に相関関係があるだろうか。3月初め、鄭義溶特使の北朝鮮訪問で始まった平壌とワシントンの非核化交渉は初夏のシンガポール会談で絶頂に達し、秋になり散る落葉のように熱が冷めた。非核化交渉…

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慰安婦財団解散、一方的な決定は受け入れ難い

 韓国政府は、2015年末のいわゆる従軍慰安婦問題をめぐる日韓合意に基づいて設立され、元慰安婦らの支援事業を行ってきた「和解・癒やし財団」を解散すると発表した。  財団解散は合意に反する一方的なものであり、受け入れ難い暴…

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歌人の俵万智さんが「平和や安全が当たり前…

 歌人の俵万智さんが「平和や安全が当たり前になってはじめて、寛容、多様などの価値観が必要という発想が出てくる」と新聞に書いているのを見て驚いた。「平和は当たり前」という言葉に衝撃を受けたのだ。  「平和が続く」時代は確か…

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合理的な交通ルール

地球だより  米国の交通ルールは、「左ハンドル右側通行」というだけでなく、日本とは異なる決まりがいろいろとある。中でも、一番面白いと思うのは、赤信号でも車や歩行者が来ていなければ右折できる「ターン・オン・レッド」があるこ…

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