Date archive for 3月, 2018
「もう7年なのか、いやまだ7年なのか」…
「もう7年なのか、いやまだ7年なのか」。東日本大震災から7年となった11日の政府主催の追悼式で、福島、宮城、岩手県の遺族代表が述べた言葉には、強く心に響くものがある。昨日の小紙に全文掲載されている。 冒頭の自問に「心…
ダウン症胎児に生きる権利を
米コラムニスト マーク・ティーセン 広がる社会の理解 中絶を禁止する州も カレン・ガフニーさんの母親が、カレンさんがダウン症を持って生まれてくることを知らされた時、医師は、カレンさんはおそらく自分の靴の紐(ひも)を結ぶ…
プーチン氏4選の露大統領選
ロシア研究家 乾 一宇 有力対抗馬なく当選確実 反政府ブロガーは棄権呼び掛け 18日は、ロシアの大統領選挙の日である。これまでの大統領選や下院選などを振り返りながら、今回の大統領選の見所を考えてみたい。 最初に取り上…
自衛隊員確保は死活問題
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)から3月11日で7年が過ぎた。発災当初から行方不明者の捜索や避難者の救援・復旧活動に当たったのが自衛隊だ。 自衛隊は、人員約10万7000人(陸上自衛隊約7万人、海上自衛隊約1万5…
「米国第一」を問う、敵対的多文化主義を拒否 ジョン・フォンテ氏
「米国第一」を問う トランプを動かす世界観(1) 米ハドソン研究所上級研究員 ジョン・フォンテ氏(上) トランプ米大統領が掲げる「アメリカ・ファースト(米国第一)」が、世界を揺さぶり続けている。トランプ氏が目指す内政・…
地域包括ケア、「家族支援」の視点を忘れずに
4月に診療報酬と介護報酬が同時改定され、病院での入院中心から、地域の身近な「かかりつけ医」の機能を強化し、介護サービスと連携して「生活を支える医療」への転換を目指す。住み慣れた地域で暮らし続ける「地域包括ケアシステム」…
石垣市長に中山氏3選
沖縄、陸自配備へ前進 陸上自衛隊の配備が最大の焦点となった石垣市長選が11日、投開票され、中山義隆氏(50)=自民、公民、維新、幸福推薦=が3選を果たした。自衛隊配備について中山氏は「安全保障と国防は国の専権事項」とし…
伊調馨選手へのパワハラ騒動をめぐり逆の立場で競い合う文春と新潮
◆文春は告発側に軸足 国民栄誉賞まで受賞した女子レスリングの伊調馨選手をめぐる「パワハラ」騒動は、見る者を不快にさせている。オリンピック4連覇という前人未到の偉業を達成し、国民的評価を受けているスポーツ選手がスポーツ以…
オーストラリア西部で「瓶入りの手紙」が…
オーストラリア西部で「瓶入りの手紙」が海に投げ入れられてから約132年ぶりに見つかった。紙にはドイツ語で1886年6月12日、発見された場所から西におよそ1000㌔離れたインド洋で、ドイツの帆船から投げ込まれたと記され…
豪GBRと震災復興の類似性
東京財団上席研究員 小松 正之 海と陸の生態系は一体 サンゴ死滅、サケ漁獲量急減 日本人にも新婚旅行先としてなじみの深い豪州グレートバリアリーフ(GBR)は全長2300キロ、総面積が34万8000平方キロに及び、ほぼ日…
両陛下、復興支援コンサートに
天皇、皇后両陛下は10日午後、東京都新宿区の東京オペラシティコンサートホールを訪れ、「東日本大震災復興支援チャリティコンサート」を鑑賞された。 歌手の錦織健さんと小林沙羅さんの二重唱のほか、ピアニストの横山幸雄さんの…
東日本大震災7年、「復興」から「新しい東北」へ
1万8000人を超える死者・行方不明者を出した東日本大震災から7年目を迎えた。7年前のきょう受けた衝撃と悲しみが、よみがえってくる。犠牲となった人々に鎮魂の祈りをささげるとともに、復興の現状とこれからの東北と日本に思い…
ドイツのカール・マルクス像が生誕200年を前に論争を巻き起こす Karl Marx statue in Germany sparks controversy ahead of author’s 200th birthday
中国共産党政権から寄贈されたカール・マルクスの高くそびえる銅像が6日、ドイツに到着した。「共産党宣言」の著者の生誕200年をたたえる祝賀行事が2カ月後に出生地トリーアで予定されている。 だが、この寄贈物は激しい賛否両…
性同一性障害を題材に「夫婦愛」を考えさせた「NNNドキュメント」
◆淡々と事実を伝える メディアがLGBT(性的少数者)をテーマに取り上げる時、当事者の“自己決定権”ばかりを強調して左派イデオロギーによる社会変革運動に加担しがちになるが、性同一性障害を題材にしながら人権問題に偏らずに…
きょうで東日本大震災から7年を迎える。…
きょうで東日本大震災から7年を迎える。もう7年なのか、まだ7年なのか、受け止め方は人によって違うだろうが、被災の記憶が風化しつつある面と、いまだ生々しい傷として忘れられない面の両方があることは確か。特に、福島の原発事故…
北朝鮮のシナリオ通りに、米朝首脳会談決まる
平昌冬季五輪を舞台にした韓国と北朝鮮の当局間対話でトントン拍子に決まった来月末の南北首脳会談開催の興奮(?)が冷めやらぬ中、今度は金正恩・朝鮮労働党委員長の提案で5月にも初の米朝首脳会談が開催されることになった。(編集…
米朝首脳会談へ、北に時間稼ぎをさせるな
トランプ米大統領は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談に5月までに応じる意向を示した。正恩氏はトランプ氏へのメッセージの中で「直接会い、話をすれば大きな成果を出すことができるだろう」と述べたという。 国際社会…
米朝、初の首脳会談へ
トランプ氏決断、5月までに 金正恩氏の招請を受諾 韓国大統領の特使として訪朝した鄭義溶国家安保室長は8日、ホワイトハウスで記者会見し、トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の要請を受け入れ、5月までに金委員長…
瓦解する反辺野古派 「県民投票」めぐり亀裂
《 沖 縄 時 評 》 移設妨害の限界浮き彫りに ◆法的拘束力ない投票 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設をめぐって、移設反対派の一部が「県民投票」の実施を主張している。 2月の名護市長選挙で移設…
平昌五輪後の国際関係 トランプ外交に対抗する中露
北朝鮮化の方策を選択 日本選手たちの華々しい活躍がわれわれの目を楽しませてくれた半面、南北融和の演出が繰り返された平昌五輪も閉幕し、いよいよ国際関係が小康状態を抜け出してきた。 まず、アメリカのトランプ政権が打ち出し…
パキスタン高官、タリバンとの交渉を米に要求 Pakistani official implores U.S. to end war with Afghan Taliban
【イスラマバード(パキスタン)】米国は武力でアフガニスタンでの戦争に勝とうという思いは捨て、タリバンとの和平合意を目指すべきだ。パキスタンの治安当局者が6日、こう訴えた。 元陸軍将官でパキスタンの国家安全保障顧問のナ…
あすで発生から7年を迎える東日本大震災…
あすで発生から7年を迎える東日本大震災。甚大な被害を受けた三陸地方の産業の柱である水産業、水産加工業の復活は、復興のバロメーターと言っていいが、今も売り上げの水準が震災以前に戻らず苦しんでいる企業が多い。 風評被害、…
主役だけじゃなく脇が大事 没後20年、黒澤明監督
(株)黒澤エンタープライゼズ元専務 渡辺清也氏に聞く 黒澤明とジブリに浮世絵――。この三つはじっくり勉強しとかないと外国で恥をかく。とりわけ黒澤明監督に関しては外国人の方がよく知っているほどだ。「世界のクロサワ」となっ…