Date archive for 2月, 2018
男女共同参画計画への疑問
NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 「違い」こそ「存在価値」 日本本来の在り方再評価を 「日本国憲法の三大理念」は、平和主義、国民主権、基本的人権の尊重だと小学校以来教え込まれてはきたものの、…
9条自民両案は折衷可能 篠田英朗氏
憲法改正 私はこう考える 東京外国語大学大学院教授 篠田英朗氏(下) 安倍晋三首相が表明した自衛隊を憲法9条に明記する改憲の方針をどう評価するか。 終戦直後の人は唇をかみしめながら、この憲法と一緒に何とか生きていこうと…
核削減目標達成、米は軍縮よりも抑止力向上を
米国とロシアの戦略核弾頭の配 備上限を1550発と定めた新戦略兵器削減条約(新START)について、達成期限を迎えた米露両政府は、それぞれ削減目標を達成したと発表した。 しかしロシアや中国は核兵器の近代化と増強を加速…
「北朝鮮制裁法」の制定を 古川勝久氏
世日クラブ 国連・北朝鮮制裁委元専門家パネル委員 古川勝久氏 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良〈ゆずる〉・近藤プランニングス代表取締役)の定期講演会が19日、都内で開かれ、2016年4月まで4年半にわた…
全国学力テスト 出題方式変更へ
知識と活用を一体で問う問題に 文部科学省は16日、小学校6年と中学3年を対象に毎年4月に実施している全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の国語と算数について2019年度以降、基礎知識を問うA問題と活用力を試すB問題…
手強い豪雪に“助っ人”フル稼働
金沢市で大学生が雪かきボランティア、市が町内会との仲介役に 金沢市には「学生等雪かきボランティア」というユニークな事業がある。文字通り、市内の大学に通う学生たちに、ボランティアで雪かき作業を手伝ってもらう取り組みだ。こ…
里親希望は100万世帯
先日、NPO法人キーアセットが主催する養育里親説明会に参加した。その日、参加者は4人。筆者以外は子育て経験がない。40代のご夫婦は特別養子縁組を希望していた。50代の既婚女性は「大学に行けない若者に教育支援をしてあげた…
産経誤報でも免責はされぬ沖縄2紙による米軍への「ヘイトスピーチ」
◆記事を削除して謝罪 産経は昨年12月12日付に「日本人救った米兵 沖縄2紙は黙殺」との記事を掲載したが(ネット「産経ニュース」では同9日付)、2月8日付で確認できなかったとして記事を削除し、沖縄2紙に対する批判に行き…
スパイとまでは言わないとしたら、「エージェント」…
スパイとまでは言わないとしたら、「エージェント」ということなのだろう。辞書には代理人または仲介業者の他に「国家の秘密業務で働く者」との意味もある。工作員と言い換えてもいい。 米国の連邦大陪審が2016年の大統領選に不…
実態覆い隠す北の微笑み攻勢
米コラムニスト マーク・ティーセン 代表の機嫌取るメディア 残虐な処刑や強制収容所 平昌五輪で北朝鮮代表の機嫌を取るメディアを見て、私の昔のボス、ラムズフェルド国防長官(当時)が、執務室のテーブルのガラスの下に入れてい…
一強体制を強化する習近平氏
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 武警を中央軍委管轄下に 軍隊化で国内外に新たな問題 中国では、昨秋の共産党第19回大会(19大)で習近平総書記に権力を集中する一強体制が確立した。それから5カ月が経(た)とうとしているが、…
国際法に沿った憲法解釈を 篠田英朗氏
憲法改正 私はこう考える 東京外国語大学大学院教授 篠田英朗氏(上) 憲法改正のカギを握る野党第1党、立憲民主党の枝野幸男代表は「憲法は国民が権力を縛るためのルールである」との「根本的な理解」が議論の前提という考えを表明…
夫婦別姓訴訟、「家族の名称」を軽んじるな
夫婦同姓は法の下の平等を定めた憲法に違反するとして、妻の姓に改姓したIT関連会社の男性社長が訴訟を起こした。仕事で旧姓を使用し続けたため、パスポートや株主総会などで戸籍上の姓を強いられ支障が出たからだという。 だが、…
トランプ米大統領が手掛ける地下高速鉄道敷設にケチつけるNW日本版
◆「土地収用権」で注文 トランプ米大統領が計画する、ニューヨークとシカゴ(約1200キロ)をトンネルで結び、5時間足らずで移動できる高速鉄道敷設について、ニューズウィーク日本版(2月13日号)が「『夢の超高速鉄道』は落…
「天災は忘れた頃にやって来る」の警句を…
「天災は忘れた頃にやって来る」の警句を発した物理学者の寺田寅彦。明治政府の委嘱で海水振動調査をしたり、伊豆大島の三原火山を調べるため火口原の一隅でテント生活をしたりと、行動する科学者であった。 寺田は「日本のような特…
循環型人生観で意義ある生を
名寄市立大学教授 加藤 隆 四季に見立てて人生理解 死んだらおしまいの直線型 吉田松陰の最後の言葉を記した留魂録というものがある。処刑を前にした自身の心情を今に伝えている。「人にはそれぞれに相応しい春夏秋冬がある。十歳…
羽生連覇・宇野銀、フィギュアの歴史に残る快挙
平昌五輪でフィギュアスケートの羽生結弦選手が、男子では66年ぶりとなる連覇を果たした。五輪初出場の宇野昌磨選手も銀メダルに輝いた。日本選手が金銀を獲得する快挙である。 圧巻の演技で世界を魅了 2014年のソチ五輪で金…
予想以上に多かった胎児性アルコール障害 Fetal alcohol disorder widespread
胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)にかかる子供がこれまで考えられていたよりも多いことが、最新の研究から明らかになった。研究で、発育不全、臓器や脳の損傷、認知・行動の問題などの症状を持ちながら、診断未確定の子…
LGBTの人権を強調しても思想信条の自由に触れぬNHKの二重基準
◆LGBT運動を牽引 この欄で筆者は日本のLGBT(性的少数者)運動を牽引しているのは、メディアにおいてはNHKであるとこれまで何度も指摘し、その動きに警鐘を鳴らしてきた。性的少数者の人権を大義名分に、性の多様性や性行…
「鼻少しゆるみしばかり春の風邪」(高浜…
「鼻少しゆるみしばかり春の風邪」(高浜年尾)。暖かかったり寒かったりするので、体温調節に失敗し、風邪を引く人も多い。 特に、今年のインフルエンザは猛威を振るっている。街を歩いても、電車の中でも、マスクをしている人をよ…
「公明」に外交戦略、中韓とのパイプ役を強調
慎重を要する対中傾斜 公明党の機関誌「公明」3月号は特集「日本の外交戦略と積極的平和主義」を載せた。巻頭で「中韓とのパイプを生かし世界の平和と安定に貢献」と題し、山口那津男代表がインタビューに答えている。 「日本の外交…
名護市長選と「赤旗」、米軍機事故などで必勝態勢
自公の選挙対策に歯ぎしり 「稲嶺ススム市長必勝へ6党が勢ぞろい」(見出し)。共産党の機関紙「しんぶん赤旗」(1・28)は、沖縄県名護市の市長選で3選に挑んだ稲嶺進市長の街頭演説(同27日)に「日本共産党、立憲民主、民進…
知事選にらむ「自由民主」、「オール沖縄」の軸足くじく
名護市長選の自・公機関紙 「激戦を制し知事選へ弾み」―自民党機関紙「自由民主」(2・13)は1面トップに公明、日本維新の会とともに推薦した渡具知武豊氏の名護市長選当選を受け、さっそく沖縄県知事選に向ける見出しを立てた。…