Date archive for 2016
韓国“脱神話化”の結末は?
韓国紙セゲイルボ 風前の灯火の自由民主体制 朴槿恵(パククネ)大統領の弾劾案が国会で可決されると、ある野党議員は、「これで朴正煕(パクチョンヒ)時代は終わった」と言った。つまり、朴大統領弾劾は(朴正煕による)産業化神話…
露大使射殺、報復の連鎖を絶ち切るべきだ
トルコでのロシア大使射殺事件を受け、両国は「テロとの戦いを強化」(ロシアのプーチン大統領)で一致、民間人をも巻き込んだシリアでの反政府勢力への攻撃が激化するのではないかと懸念が強まっている。 シリアで民間人犠牲に …
オバマ政権下で民主党が後退 Obama takes some blame for staggering Democratic losses during presidency
オバマ大統領は、自身が率いた民主党が全米で大敗北したことを振り返り、自身の利益となる組織づくりばかりにいそしんでいたという非難を受け入れている。 オバマ氏は19日、リセッション(景気後退)と二つの戦争を抱えて2009…
「実力組織にしか担えない任務がある」と駆けつけ警護を肯定の毎日
◆国連の課題を論じる 「60年前の12月18日、日本は国連への加盟を果たしました。その日に日本国民が感じた大きな喜びと感謝に、改めて思いをはせたいと思います」 「日本は現在、加盟国中最多の11回目の安保理非常任理事国…
映画は世界で起きていることを知るための…
映画は世界で起きていることを知るためのよい手掛かりになる。米国は今も海外に兵士を送り出していて、映画でも戦争の新たな形態や兵士の苦悩、家族の悩みなどさまざま描かれている。 テロ組織の首謀者ビンラディン容疑者襲撃を映画…
次期政権は立憲主義を守れ
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー オバマ政権の8年間 行き過ぎたリベラリズム 民主党員は冷戦終結後の20年間、ロシアの挑発と報復をどちらかというと楽観的に捉えてきた。オバマ大統領が2012年に、ロシアは主要な…
辺野古移設、負担軽減と抑止力維持に必要
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、埋め立て承認を取り消した翁長雄志知事が是正指示に従わないのは違法として国が起こした裁判で、最高裁第2小法廷は「承認取り消しは違法」とする福岡高裁那覇…
オスプレイ事故で「県民守った操縦士の好判断」
在沖縄米軍トップのニコルソン四軍調整官が記者会見 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の輸送機オスプレイが沖縄県名護市沖で13日夜、不時着し大破した。米軍はいったんオスプレイの飛行を中止し、19日に再開した。県民の反…
IR法案に反対の沖縄県の翁長雄志知事
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) カジノを含む統合型リゾート(IR)を解禁するIR推進法案は衆参両本会議で可決され、成立した。「IR実施法案」を1年以内に国会に提出し、成立すれば、早くて2022年に施設が開設される…
ティラーソン氏の指名 The Tillerson nomination
閣僚級候補者の信頼性、人となり、そして力量に関して、真剣な条件付けをすることは構わないが、すべての大統領には彼の閣僚を選択する資格がある。大統領は結局、あらゆる事に責任を負う人なのであるから。 次期大統領が国務長官に…
東京・渋谷区神宮前の江戸前寿司屋「おけいすし」…
東京・渋谷区神宮前の江戸前寿司屋「おけいすし」の親方、鈴木正志さんがこのほど『おけいすし 江戸前にこだわる「寿司屋ばなし」』(講談社)を上梓(じょうし)した。 「私どもの寿司をひと言で言うなら、まず『世界にひとつ』と…
裁判所に圧力合戦
地球だより 国政介入事件をめぐる朴槿恵大統領弾劾案可決でその是非を審理する憲法裁判所がデモの圧力にさらされている。 先週末、ろうそくデモ参加者たちは「弾劾しろ」、一方の大統領支持者たちは「弾劾棄却」をそれぞれ叫びなが…
内憂外患の中国指導部
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 トランプ氏、強硬姿勢へ 経済低迷・格差拡大で党不信 12月2日に、米次期大統領トランプ氏が台湾総統の蔡英文氏と電話会談をしたとのニュースが駆け巡った。米国が中国と国交樹立し、台湾と断交後6…
オスプレイ事故、再発防止徹底と丁寧な説明を
在日米軍は、沖縄県名護市沖での不時着事故後停止していた新型輸送機オスプレイの飛行を全面再開させた。 事故の再発防止徹底とともに不安を抱く県民への丁寧な説明が求められる。 浅瀬に不時着して大破 米軍普天間飛行場(沖…
信教の自由擁護団体、共和党主導の議会に失望 Republican-led Congress disappoints advocates of religious freedom
共和党主導の連邦議会は、信仰を持つ人々が公共の場で信仰を実践することを支援する責務を果たさず、政府は良心的兵役拒否に対して敵対的だ。信教の自由擁護者らはこう主張している。 修道女らは、ローマ・カトリックの慈善団体の職…
配偶者控除に矛先を向けジェンダーフリーの旗振り役を演じる毎日
◆朝日も顔負けの論調 「平和・協同ジャーナリスト基金賞」。あまり聞かない賞だが、平和、反核などの分野の優れた報道に贈られるそうで、今年の大賞は毎日夕刊の「特集ワイド」だった。「集団的自衛権や安全保障関連法、憲法、沖縄の…
経済協力開発機構(ОECD)が今月6日に…
経済協力開発機構(ОECD)が今月6日に公表した72カ国・地域の15歳(日本は高校1年)約54万人を対象とした国際学習到達度調査(PISA、2015年)では、日本は科学的応用力が2位(前回12年4位)、数学的応用力が5…
冊子「しあわせへの道」配布運動
「より良い人生のためのヒント」 「しあわせへの道」日本支部代表 中村 敦氏に聞く 東京の街で、「しあわせへの道」という冊子を配布している若者たちを見かけた。聞けば、世界170以上の国・地域で配布され、中でもコロンビアで…
殉職覚悟の不時着
埼玉県狭山市の入間川河川敷に平成11(1999)年11月22日、航空自衛隊入間基地所属のT33Aジェット練習機が墜落し、乗っていた2人の自衛官が即死する事故が起きた。 この事故では、墜落時、練習機が高圧線を切断したた…
変質する韓国ろうそくデモ
朴大統領退陣に追加要求 親北議員釈放からTHAAD反対も 韓国の国政介入事件をめぐるソウルの大規模ろうそくデモが変質している。従来通り朴槿恵大統領の即刻退陣などを求めつつも、服役している元親北議員の釈放運動をしたり、北…
どこへゆくEU離脱の英国
日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也 交渉難航、経済的損失も 選択迫られる在英日本企業 英国の欧州連合(EU)からの離脱(Brexit)は、日本では対岸の火事のように思われがちであり、本年6月23日の国民投票の際に…
自己中過ぎるタクシー
地球だより 日本でタクシーを利用するとき、目的地を運転手に告げるのはだいたい車内に乗り込んでからだろう。しかしフィリピンでは乗り込む前に目的地を告げるのが一般的だ。なぜなら目的地による乗車拒否が日常的に行われているから…
トランプ氏、アジア太平洋に戦略的関与を
トランプ次期米大統領は台湾の蔡英文総統と異例の電話会談を行うなど「一つの中国」の原則に縛られる必要がないとの見方を示している。 「一つの中国」に縛られず 米大統領や大統領選の当選者が台湾トップと会談したのは、197…