Date archive for 12月, 2016

岸田外相訪露、領土返還が経済協力の前提だ

 ロシアを訪問した岸田文雄外相が、プーチン大統領、ラブロフ外相と会談した。今月半ばの日露首脳会談に向け、北方領土問題を含む平和条約締結交渉や経済協力に関する調整を行うためだったが、北方四島の返還が経済協力の前提であること…

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教育現場への領土問題取り入れ課題

教育現場への領土問題取り入れ課題

玉津博克前石垣市教育長に聞く 尖閣は「日本政府が管理」と教えよ  沖縄県石垣市は尖閣諸島を有する国境の島で、教育の中に領土問題をどのように取り入れていくかが課題になっている。八重山地区採択協議会の中学教科書選定の改革を断…

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不登校を長期化させない

 先月、フリースクールや家庭など学校以外の場での学びを支援する「教育機会確保法案」が衆議院文部科学委員会で可決された。文部科学省の速報値では、不登校児童生徒の数は3年連続増の12万6千人。全児童生徒数に占める割合は、19…

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ユニクロの「真の姿」がまだ見えぬ週刊文春の「潜入一年 渾身ルポ」

◆名前変えアルバイト  「ユニクロ潜入一年」の見出しが目を引く。週刊文春(12月8日号)のトップ記事だ。この1年、同誌が「文春砲」と言われるスクープ記事を連発してきたが、その勢いは年末に来ても衰えず、さらに放つ砲撃である…

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福岡市のJR博多駅前の道路陥没事故を検証し…

 福岡市のJR博多駅前の道路陥没事故を検証し、事故原因を究明する、専門家ら12人による第三者委員会が構成され、初会合が開かれた」  委員長の西村和夫・首都大学東京副学長は「大きな事故というのは、単純に一つの原因で起きると…

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TPPはどうなるのか?

エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ ソフト安保の側面認識を 日本は米国の再加盟を促せ  環太平洋連携協定(TPP)は2016年4月4日、米国と日本を含む12カ国が締結したにもかかわらず、米大統…

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シリア・アレッポの惨状は西側の無為無策が原因と訴える欧米各紙

◆止まらぬ民間人虐殺  シリア北部、同国第2の都市アレッポへのシリア政府軍による包囲、攻撃が続き、人道危機への対応が叫ばれている。「第2次大戦後、最大級の民間人への虐殺行為となり得る事態」(デラットル仏国連大使)を前に、…

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信頼失う米大手メディア、公平な大統領選報道を放棄

インタビューfocus ワシントン・タイムズ紙コラムニスト チャールズ・ハート氏  米大統領選で共和党ドナルド・トランプ氏の勝利を予想した米大手メディアは皆無だった。ワシントン・タイムズ紙コラムニストのチャールズ・ハート…

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山・鉾・屋台行事、地方活性化に生かしたい

 日本各地の山車や曳山行事が世界に認められた。国連教育科学文化機関(ユネスコ)は日本の「山・鉾・屋台行事」を無形文化遺産に登録することを決めた。古くからの伝統行事を世界に発信し、地方の活性化に生かしたい。 訪日客いざなう…

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「かなしみのあとの寒さに耐へにけり」…

 「かなしみのあとの寒さに耐へにけり」(浜井武之助)。12月になると大掃除や年賀はがきのことが気になる。今年は何枚買おうか、そういえば今年も訃報を聞くことが多かった、などと思う。  年を追うごとに年賀はがきを出す数も減っ…

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両陛下、シンガポール大統領夫妻にお別れ

 天皇、皇后両陛下は2日午後、東京・元赤坂の迎賓館を訪れ、国賓として来日したシンガポールのトニー・タン大統領夫妻にお別れのあいさつをされた。大統領夫妻はこの後、京都府や宮城県を訪れる。  宮内庁によると、大統領は「今日の…

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対北制裁決議、圧力高め核開発を阻止せよ

 国連安全保障理事会は9月に5回目の核実験を行った北朝鮮を強く非難し、制裁を強化するための決議を全会一致で採択した。核・ミサイル開発への資金流用を減らすため、最大の外貨収入源である石炭輸出に厳しい上限を課している。国際社…

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米国防長官にマティス氏、トランプ氏が5日正式発表

海兵隊出身、中東戦略に精通  トランプ次期米大統領は1日、オハイオ州シンシナティで行われた大規模集会で演説し、新政権の国防長官にジェームズ・マティス元中央軍司令官(66)を起用すると明らかにした。トランプ氏は「彼は(国防…

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シリア反政府勢力への訓練・支援の継続を主張―米軍司令官 Commander pushes to keep Syrian rebel training, aid program under skeptical Donald Trump

 中央軍のボテル司令官は30日、トランプ次期政権が方向転換し、オバマ政権が進めているシリアの穏健派反政府勢力を訓練し、装備を提供する計画を継続するよう求めた。シリアでは現在、ラッカを奪還する軍事作戦が進められている。  …

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「帰る気になかなかならず山車に従き」。高浜…

 「帰る気になかなかならず山車に従き」。高浜虚子の孫で「ホトトギス」名誉主宰の稲畑汀子さんが昭和51年、能登半島の七尾市を訪れた時の句である。市内の小丸山公園に句碑が立っている。  「山車」は普通「だし」と呼ぶが、この句…

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「戦争と平和」と愛国心

地球だより  NHKで放映された、ロシア文学の巨匠レフ・トルストイの「戦争と平和」(英国BBC製作)を見て、ロシアでいう祖国戦争の、ナポレオンのロシア遠征の足跡をたどりたくなった。  モスクワからバルト3国の一つリトアニ…

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コロンビア和平が成立

議会が承認、半世紀の内戦終結へ  コロンビアで30日、政府と同国最大の左派ゲリラ組織コロンビア革命軍(FARC)の間で調印した新和平合意案が議会下院で130対0の賛成多数で承認された。上院はすでに承認しており、半世紀以上…

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愛子殿下、両陛下に御あいさつ

 皇太子殿下御夫妻の長女愛子殿下(15)は誕生日の1日、皇居・御所を訪れ、天皇、皇后両陛下にあいさつされた。  愛子さまは午後5時ごろ、半蔵門から車で皇居内へ。集まった人々から「おめでとうございます」と声が上がると、笑顔…

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中国の韓流規制は危機とともに良い機会だ

韓国紙セゲイルボ  最近、中国内の韓流コンテンツ放送に対する規制と禁止が公式に施行されたという便りが聞こえてきた。「限韓令」(禁韓令)である。  数年前から中国は単純に韓流コンテンツの消費市場に留まらずに、直接コンテンツ…

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医療費抑制、「終末期」への意識変革を

 高騰し続ける医療費の抑制が喫緊の課題となっている。さまざまな医療コスト削減案が検討されているが、医療費の膨張を招く要因の一つに終末期医療がある。国の制度改革を進展させる一方で、国民が死をタブー視せず、終末期医療の在り方…

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去年芥川賞を受賞した又吉直樹氏は、受賞者…

 去年芥川賞を受賞した又吉直樹氏は、受賞者として極めて特異だ。受賞者は、その後作家として小説を発表するのが通例だが、又吉氏にその動きはない。ポイントは「芸人」だ。又吉氏は、芥川賞を取っても芸人を辞めない。芸人が小説を書い…

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対日経済協力担当の閣僚拘束の背景

「シロビキ」がリベラル派に攻勢  ロシアの捜査委員会は11月15日、石油会社の買収をめぐり200万㌦(約2億1600万円)の賄賂を受け取った疑いで、日露経済協力を担当してきたウリュカエフ経済発展相(60)の身柄を拘束し、…

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龍山公園への期待

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  龍山(ヨンサン)は周辺の山の形が龍に似ているといって付けられた地名だ。昔から名勝地で、ソウルの中心部につながる道の要所として戦略的な要衝地だった。  13世紀に高麗に侵入した蒙古軍…

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