シリア・アレッポの惨状は西側の無為無策が原因と訴える欧米各紙


◆止まらぬ民間人虐殺

 シリア北部、同国第2の都市アレッポへのシリア政府軍による包囲、攻撃が続き、人道危機への対応が叫ばれている。「第2次大戦後、最大級の民間人への虐殺行為となり得る事態」(デラットル仏国連大使)を前に、なすすべのないオバマ政権、民間人への攻撃を「解放」と称して正当化するシリア、ロシアに対する風当たりは強い。

 英紙ガーディアンは電子版11月30日付社説「西側の残忍な失敗」で「世界は、この人道的、軍事的惨事を前に、犠牲者の数を数えることしかできない」とその無力ぶりを強く非難している。


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