Date archive for 3月, 2016

安保理対北制裁、今度こそ実効性を確保せよ

 4回目の核実験と事実上の長距離弾道ミサイル発射を強行した北朝鮮に対する国連安全保障理事会の新たな制裁決議が採択された。  過去の制裁が効果を上げてこなかったことが、北朝鮮の暴挙を許す結果となっている。今度こそ制裁の実効…

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野党共闘が目指す先 共産党の政権入りは脅威

政権が目標の国政選挙  共産党の脅威が、高まっている。日本の歴史上初めて、共産党を含めた野党共闘が成立しようとしている。参院選で共産党と他の野党の選挙協力が実現し議会で多数派となり、衆院選でも共産党を含む共闘勢力が勝利す…

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亡くなる3年前のこと、三島由紀夫は、他人の…

 亡くなる3年前のこと、三島由紀夫は、他人の評価なぞどうでもいいような境地に至りたい、という意味の発言をしている。三島ならずとも、誰もが思うことだ。そうなれば楽だろう。  その三島に対し、14歳年長の批評家中村光夫は「時…

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悲惨な教育現場に絶句

地球だより  ワシントン市内で黒人貧困層が多く住む地域の公立小学校で、友人の娘さんが教員のアシスタントとして働いている。最近、友人一家を夕食に招く機会があり、娘さんから仕事の様子を聞いたのだが、貧困地域の教育現場の悲惨さ…

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“千ウォン学食”

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  2006年に米国研修に行ったが、最初は生活雑貨がたくさん必要だった。1年後に帰国するので、使い捨て程度のものでいい。この時、見つけた便利な「ダラー・ツリー」はわが国でいう「千ウォン…

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独立国は平和を守る軍備を

軍事評論家 竹田 五郎 憲法学者は改憲に立て 防衛手段がないGHQ憲法  1月20日、東京新聞朝刊は、「立憲政治取り戻す」と題し、安保関連法成立後4カ月を迎えた同19日、同法に反対してきた学者、弁護士、ジャーナリスト、芸…

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求められる真の「創意的外交」とは

韓国紙セゲイルボ 言葉だけでなく「具体的実践」を  1月、外交安保部署業務報告で朴槿恵(パククネ)大統領は、「6者協議だけでなく、北朝鮮を除いた5者協議を試みるなど、多様で創意的な接近方法を探さなければならないだろう」と…

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米軍、「イスラム国」へサイバー攻撃開始 U.S. Cyber Command launches hacking offensive against Islamic State

 カーター国防長官は29日、テロ組織「イスラム国」と、その技術者らへのサイバー戦を宣告した。アナリストらは、米国が「イスラム国」の暗号化された通信アプリを閉鎖させようとして、ハッキング作戦を進めているようだと指摘した。 …

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高市早苗総務相発言、マスメディアへの牽制も必要

 高市早苗総務相が国会答弁で、無責任な放送を継続した放送局は電波法に基づき電波停止することもあり得ると答弁したことが、一部ジャーナリストや弁護士などから「権力で言論や表現の自由を封じるもの」などと糾弾されている。牽強付会…

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G20で安定に行動求めた保守系、緩和依存に決別求めたリベラル紙

◆現状容認と現状批判  世界的に株価が乱高下を繰り返し金融市場の動揺が続く中、その沈静化を目指した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が、動揺の震源地の一つ、中国の上海で開かれた。議長国はもちろん中国である。…

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俳誌「きたごち」の主宰者・柏原眠雨さんは…

 俳誌「きたごち」の主宰者・柏原眠雨さんは仙台在住の俳人。句集『夕雲雀』で俳人協会賞を受賞した。先日、授賞式が都内のホテルで開かれ、選考委員長の山崎ひさをさんが講評した。  句集には平成17年から25年まで7年間の作品が…

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新たな「冷戦」の兆し A new Cold War beckons

 ウラジーミル・プーチンの、米国とその中東や中欧における同盟国への挑戦――脆弱(ぜいじゃく)な彼の国内経済を顧みずやっているのだが――は、そうは言っても、効いてはいる。彼は、大胆にも、背後からではなく、正面から、指導して…

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羽田米路線拡大、都心への近さを生かしたい

 日米両政府はこのほど、羽田空港を利用する日米路線の拡大で合意した。昼間の時間帯に日米路線向けの発着枠を計10便新設する。  今後も羽田では国際線の発着枠が拡大される見通しだ。都心への近さを生かして利用客を増やしたい。 …

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福岡市で女子予備校生(19)が殺害され、同じ…

 福岡市で女子予備校生(19)が殺害され、同じ予備校に通う少年(19)が「女性を刺した」と出頭した。女性は大学入試を終えた直後の悲劇だった。  凶悪な殺人事件の犯人として20歳前後の逮捕者が最近、目立つ。2月以降をざっと…

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現実を見ないオバマ大統領

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 攻勢強める中露・イラン 人権で進展ないキューバ  【ワシントン】オバマ大統領8年目の世界の現状。  ①中国は、自国の国境から遠く離れた南シナ海の係争地に対空砲を設置し、戦闘機を…

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厄介な「報復運転」

地球だより  今はそれほどでもなくなったが、ひと昔前までは外国人がソウルで車の運転をマスターすると「大したもの」と褒められた。スピードの出し過ぎ、頻繁な車線変更、無理な割り込みなどが横行するため、のんびり紳士的な運転をし…

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信長像を解明した秋山駿

文芸評論家 菊田 均 「天才」の切り口で 自分を使い果たす生き様  古今東西、天才と呼ばれる人物はそこそこいるが、日本史上最大の天才となれば、織田信長ということになりそうだ。  「戦国の三英雄」にしても、豊臣秀吉は信長に…

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「嘘を広めるのは危険」 沖縄2紙を正す県民、国民の会

元米海兵隊幹部エルドリッヂ氏  「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民、国民の会」(我那覇真子代表)は2月22日付けで両紙に対し、米軍普天間飛行場の米軍キャンプ・シュワブ(名護市辺野古)沖移設に反対する活動家が昨年2月、警察…

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KKKを非難しないトランプ氏 Trump refuses to condemn KKK as campaign veers into nativist territory

 2013年の上院移民法案への反対を主導したジェフ・セッションズ上院議員は28日、大統領候補として実業家のドナルド・トランプ氏を支持することを明らかにした。セッションズ氏のこれまでの行動に反するものだが、予備選最大のイベ…

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書店がない防衛大

 先日、3月に防衛大学校(以下・防衛大)を卒業する学生と会う機会があった。その時、開口一番に学生から言われたのが、「なんで防衛大には書店がないんですか?」という質問だった。  私の学生時代には、学生会館の1階に外部の書店…

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性差否定するフェミニズム思想の下のLGBT広報に手を貸す産経

◆目を疑う生活面記事  「産経よ、お前もか」。思わずそう言いたくなった。産経らしからぬ記事が26日付生活面に載ったからだ。タイトルには「LGBT支援団体が啓発冊子 医療や福祉を受けやすく」とある。  どんな記事かというと…

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「一月往(い)ぬ、二月逃げる、三月去る」。…

 「一月往(い)ぬ、二月逃げる、三月去る」。今年もはや3月のスタートである。過ぎゆく時の流れの早さに驚くとともに、春の訪れを実感する月に何やら心も弾む。3月は旧暦で弥生ともいうが、萌えいずる草木が生(お)い茂ることを「弥…

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FIFA新会長、急がれる金権体質の改善

 国際サッカー連盟(FIFA)は、不透明な金銭の授受で資格停止となったブラッター前会長の後任に、欧州連盟(UEFA)事務総長のジャンニ・インファンティノ氏を選出した。  組織再生と信頼回復に向け、金権体質の改善が急がれる…

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