北米・中南米
ハンター下院議員、中東同盟国への無人機売却を要請 Duncan Hunter says U.S. must sell drones to Middle East allies to fight terror
退役軍人の下院議員が、トランプ政権はオバマ政権の政策を転換し、同盟国ヨルダンとアラブ首長国連邦(UAE)に無人機を提供するよう求めた。 アフガニスタンとイラクで駐留経験のある海兵隊の退役将校、ハンター下院議員(共和、…
「忍耐」から「圧力」へ トランプ政権、対北政策を転換
米国のトランプ政権が北朝鮮に対する外交・軍事的圧力を強める一方で、北朝鮮は先週末、実施の可能性が指摘されていた核実験を見送った。米政府は新たな対北朝鮮政策を策定し、「忍耐」から「圧力」へと転換した。核兵器と長距離ミサイ…
天下分け目となった1週間 A decisive week for the world
あまり芳しくなかった数週間の後、ドナルド・トランプは、ようやく、かなり好調な週を迎えることができた。米国の上院は、ついに、ニール・ゴーサッチを最高裁判事に承認して、反対するのが目的の党派主義的反対を乗り越え、そうして、…
トランプ氏、外交政策を転換
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 復活した伝統的国際主義 世界は、トランプ大統領による外交政策の急転換に沸いている。トランプ氏は「米国第一」を基本方針としている。世界の警察官としての役割を放棄した。米国に寄生…
「イスラム国」に刺激を受けるアルカイダ ISIS terror attacks on West inspire al Qaeda branch
アルカイダ系で最も危険な組織は、聖戦主義テロリズムにますます傾倒し、スンニ派過激派組織のライバル「イスラム国」が推し進めてきた作戦を横取りしようとしている。 イエメンを拠点とする「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)…
ロシア、米軍との連絡ライン再開へ Russia to reopen vital communication link with U.S. forces in Syria
ロシアのプーチン大統領は、シリア内のロシア、米両国軍の戦場で安全のために欠くことのできない通信網を再開することを検討している。この通信網は、米軍によるシリア軍への攻撃を受けて先週、閉鎖されていた。 ロシアのラブロフ外…
空前の人気 草間彌生展
地球だより 毎年、3月後半から4月前半にかけてワシントンで開催される桜祭りの時期には、桜祭りの公式行事以外でも日本に関係した各種イベントが行われる。中でも、空前の人気を博しているのが、日本の前衛芸術家である草間彌生氏の…
NAFTA再交渉求めるトランプ政権
メキシコ、農産物で巻き返しへ 米トランプ大統領の保護貿易主義的な過激な発言は、各国の懸念を高める一方で、槍玉(やりだま)に挙げられた企業の対応を促す要因となっている。批判の矛先が向けられているメキシコは、南米諸国を巻き…
不透明な艦艇建造の費用 Roping in the cost of ships
給料分働いている船員なら誰でも、昔から言われている悪口のことは知っている。船はカネを流し込む水中の穴なのだと言うのである。艦艇くらいの大きさの船にとっては、水中の穴は、底なしの無限に大きな穴になり得る。トランプ大統領は…
判事指名めぐる戦い、ゴーサッチ氏の指名承認へ
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 共和党は議事妨害を阻止 あいまいな物言い、隠蔽(いんぺい)、露骨なごまかし、最高裁判事指名承認、議事進行妨害をめぐる共和党内のどたばたほど面白いものはない。議事進行妨害に反対…
米中首脳会談 対北朝鮮、具体的合意なく
トランプ米大統領と習近平・中国国家主席は7日、フロリダ州パームビーチで2日間にわたる首脳会談を終えた。両首脳は北朝鮮の核放棄に向けて協力を強化する方針で一致。トランプ氏は「大きな進展が得られた」と成果を強調したが、北朝…
シリアは大量のサリンを保管、国防総省覚書で指摘 Pentagon memo: Syria has ‘ridiculously huge’ stockpile of sarin gas
オバマ政権当時、国防総省の内部覚書に、シリアは致死性のサリンガスを「とんでもなく大量」に製造したと記されていることが明らかになった。オバマ政権は当時、シリアの全化学兵器の廃棄に取り組んでいた。 シリアの化学兵器は、オ…
コロンビア大使、コカ栽培急増も平和への誓いは変わらない Colombia vows peace despite the coca surge
コカ生産の急増がコロンビアの平和プロセスに影を落としているが、政府が左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)との交渉を続ける決意に変わりはない。ホアン・カルロス・ピンソン・コロンビア大使が3日、インタビューで明らかにし…
日本は新情報機関の設立を
「情報戦争」時代と米国(下) 安保専門コラムニスト ビル・ガーツ氏に聞く トランプ米政権は情報戦争時代にどう対応すると考えるか。 情報戦争能力を強化させることは、トランプ政権における喫緊の課題の一つだ。トランプ政権は情…
気候変動のばくち打ちにとっての悪いニュース Bad news for climate change boondogglers
あすの天気を予報するのは運任せのことが多い。今から100年後の1日の天気を予報するのは明らかにカネを捨てることになる。遠い将来の何世紀間もの天候パターンを調整しようという計画にカネをつぎ込むことは、さながら食わせ物の鉱…
開かれた国民皆保険への道
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 補償範囲の義務付け廃止を オバマケアの廃止、見直しはまだ死んではいない。宣言されたが、それは、今のところ大統領が手を引き、下院共和党が意見の違いを埋められないという段階にある…
中国サイバー戦力、最大の脅威
「情報戦争」時代と米国(上) 安保専門コラムニスト ビル・ガーツ氏に聞く 2016年米大統領選を狙ったロシアのハッキングや、中国によるサイバースパイ活動など、米国をめぐるサイバー空間での争いが激しくなっている。新著『i…
外交力を破壊する米大統領
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき ハードパワーのみ重視 あまりに影が薄い国務長官 エクソン・モービルの元最高経営者であったレックス・ティラーソン氏は大物国務長官になり、マティス国防長官ととも…
ロシア人ハッカーに狙われたクリントン陣営 Hillary Clinton, campaign staff targeted by Russian hackers during election: Researcher
2016年大統領選のヒラリー・クリントン陣営のスタッフは、昨年秋の選挙で敗北する前、数十回にわたってロシア情報機関が送ったとみられる悪意のあるリンクを開いていた。 ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)は、クリントン氏の…
ロシアはタリバンを支援している-米司令官 U.S. Gen. Votel: Russia providing weapons, support to Taliban in Afghanistan
米中央軍のボーテル司令官は29日、下院で証言し、ロシアがアフガニスタンのタリバンを支援していると非難した。 トランプ政権は現在、16年目に入ったアフガン戦争への軍事介入を続けていくための長期的な計画の作成に取り組んで…
庶民喜ぶ「食肉不正」?
地球だより 今や世界最大の食肉輸出国となったブラジルは、牛肉等の生産量においても米国に次ぐ世界第2位、世界の食肉市場に不可欠な存在となっている。ブラジルの牛肉は、加工品以外は日本に輸入されておらず、日本人には馴染(なじ…
オバマケア見直しで共和党結束できず
トランプ氏の「交渉力」疑問視も トランプ米大統領は24日、共和党保守派の反対などで成立が見込めなかった医療保険制度改革(オバマケア)の見直しを撤回した。政権発足初日から大統領令を出すなど実行力をアピールしてきたトランプ…
トランプ政権、パリ協定から事実上離脱か Trump’s executive action on Clean Power Plan signals U.S. exit from Paris climate treaty
トランプ大統領は28日、クリーン・パワー・プランを破棄する大統領令を出すが、これは、環境をめぐるオバマ前大統領の重要な実績であるパリ協定から米国が事実上、離脱することをも意味する。 クリーン・パワー・プランは、全米の…