北米・中南米
保険会社は医療よりも自殺を勧めていると医師が証言 Doctor says insurers push suicide over medical care
米ネバダ州の医師によると、自殺幇助(ほうじょ)を合法化している州の保険会社は、患者の高価な延命治療費を負担するのを拒み、代わりに自殺を手助けすると提案してきたという。 ブライアン・キャリスター・ネバダ大学内科准教授は…
迎撃ミサイル実験が成功、北とイランに警告 Successful U.S. missile interceptor test cast as warning to North Korea, Iran
国防総省は、敵勢力が発射した長距離弾道ミサイルを撃ち落とす初の迎撃ミサイルシステムの実験に成功した。これは、北朝鮮、イランなどの敵対国への警告とみられている。 地上配備型中間段階防衛(GMD)の実験では、カリフォルニ…
米海軍、中国をリムパックに招待 容易な情報収集許す
リチャードソン米海軍作戦部長は、米軍の優位の必要性について強調する一方で、海軍演習への中国のスパイ活動にはそれほど懸念を抱いていないようだ。 リチャードソン氏は戦略国際問題研究所(CSIS)のアジア海域の支配への対抗…
トランプ氏の「罪」と弾劾
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 不用意発言で問題拡大 マラー氏が大統領救う公算も トランプ米大統領のコーミー連邦捜査局(FBI)長官解雇をきっかけに、大統領弾劾という言葉がマスコミや議会を…
米迎撃ミサイル、北の脅威への備えを万全に
米国防総省は大陸間弾道ミサイル(ICBM)を迎撃ミサイルで撃ち落とす初の実験に成功した。北朝鮮は米本土を攻撃できるICBM開発を急ピッチで進めている。今回の実験には北朝鮮を牽制(けんせい)する狙いがある。 国防総省は…
謝罪なき歴訪 Trump’s no-apology tour
ドナルド・トランプは反オバマである。このトランプ大統領の前任者は、米国が犯した、あるいは、犯したかもしれないし、犯し得たかもしれない、ありとあらゆる犯罪を頭を下げながら悔い改めて、中東各地を回ることによって、大統領職の…
依然続く米国の「LGBT外交」
前政権から残る外交官が主導 米国務省はオバマ前政権時代、同性愛者ら性的少数者(LGBT)の国際的な権利向上を外交政策の優先課題に位置付けたが、トランプ政権下でもその傾向が続いている。トランプ政権の人事が大幅に遅れている…
診療所を閉鎖しながら年間5億ドルの公的資金を受け続ける全米家族計画連盟 Planned Parenthood closes clinics but continues to collect $500 million a year in taxpayer funding
「全米家族計画連盟」が患者数を減らし、医療サービスを犠牲にして中絶を促進し、幾つもの施設を閉鎖していることは、そのビジネスモデルがうまくいかなくなっていることを示しており、公的資金は他のところに回した方がいいと、プロラ…
英テロめぐる漏洩で傷つく米の信頼 TV leak of Manchester bomber ID further hurts U.S. credibility
米政府当局者らは、英国で起きたテロとしては近年では最大規模の自爆テロの実行犯の身元がリークされたことで、説明を迫られている。英当局は、重要な情報が漏れたことで米国を非難した。世界の米国に対する信頼を損ねる事態だ。 ワ…
「トランプ錯乱症候群」
地球だより ニューヨーク・タイムズ紙やCNNテレビなど米大手メディアにはあまり登場しないが、保守系メディアを中心に話題になっている言葉がある。「トランプ錯乱症候群」と呼ばれる新語だ。 トランプ米大統領に対して憎しみを…
懸念される武器の流出、政情不安続くベネズエラ
政情不安が続く南米ベネズエラでは、さらなる国内分裂の恐れとともに、周辺地域への武器流出という問題が懸念されつつある。(サンパウロ・綾村 悟) 携帯型ミサイルや小火器など 地域の安定脅かす恐れ 南米の北端に位置するベネ…
ベネズエラに迫る重大な危険 The deadly peril in Venezuera
ベネズエラが燃えたら、米国にも熱が伝わってくるだろう。近くの山火事のように、ベネズエラの内戦は、地球の半分の生き物を破壊するような大火事になって、爆発する恐れがある。米国人は地球の裏側から危険地域をウオッチすることには…
脅威にさらされる米軍衛星通信システム
中露が宇宙戦能力を強化へ 米軍の衛星通信がサイバー攻撃、レーザー兵器、通信妨害機器、衛星破壊兵器など外国の数々の兵器の脅威にさらされている。国防総省国防科学委員会が1年間に及ぶ軍事衛星システムの評価を基に作成した調査報…
トランプ氏への監視強化を、共和党内に広がる混乱
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 愉快な驚きの就任100日は終わった。ばたばたと忙しく、熱を帯び、混乱もあった。しかし、どれも通常の範囲内だった。政策(例えば医療保険)は徹底的に討議され、最高裁判事は承認され…
民主党指導部、トランプ大統領の弾劾はまだ時期尚早 Impeaching Trump is still premature, Democratic leaders say
米民主党指導部は、弾劾についてブレーキを踏もうとしている。だが、トランプ大統領にうんざりしている同党の一般議員や全米の進歩派活動家たちの間では、弾劾要求が拡大している。 活動家たちは世論調査や署名運動を通じ、有権者は…
CIA長官、亡命の北元駐英公使と会見
反乱の可能性、意見交換 米中央情報局(CIA)のポンペオ長官が、4月末から5月初めにかけての極秘の韓国訪問時に、韓国に亡命した北朝鮮の太永浩元駐英公使と会い、北朝鮮の金正恩体制に対する反乱の可能性について話し合っていた…
ランサムウエアめぐりMSが情報機関を非難
基本ソフトの脆弱性を「蓄積」 世界150カ国でコンピューターウイルス「ランサム(身代金)ウエア」によるハッキング被害が確認されたことを受けて、コンピューターソフトの脆弱(ぜいじゃく)性を知っていながら、隠していたとして…
韓国の「グラウンドホッグデー」(注1) ’Groundhog Day’in South Korea
新しい大統領の選出をもって、韓国は、何年も前の統治哲学の復活を約束するという見慣れたパターンに陥っている。それは、不幸せなことに、国の生き残りにとって必須の一つの地域で成功裏に交渉しようとした以前の試みで失敗した哲学で…
サウジなど3宗教の中心地訪問
トランプ米大統領 異例の初外遊へ トランプ米大統領はサウジアラビアを訪問する。これは、中東の大国サウジとイランの間の緊張が続き、中東内の二極化が進んでいる中で、サウジへの支持を明確にするためとみられている。 米大統領…
FBI長官解任で深まる疑念
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 政府の説明は作り話 信じがたいことに、連邦捜査局(FBI)のコミー長官が、2016年7月にしたことが原因で17年5月に解任された。その理由は、ロッド・ローゼンスタイン司法副長…
トランプ氏が大統領令、送電網へのサイバー攻撃に対応
トランプ米大統領は11日、送電網へのサイバー攻撃に備えるよう政府に命じる大統領令に署名した。米軍幹部が、米国の重要インフラがサイバー攻撃に対して脆弱(ぜいじゃく)と証言したことを受けた措置で、サイバー攻撃による長期的な…
韓国の文在寅大統領、北朝鮮との歩み寄りを目指す South Korea President Moon Jae-in charts path with Pyongyang
太平洋地域で北朝鮮を監視している米軍部隊は、厳戒態勢を維持している。一方、米国防総省当局者は、韓国の新大統領に、北朝鮮とのより良い関係を主張し、北朝鮮の核・通常兵器に対する防衛を強化する米国の最近の動きに疑問を呈する人…
トランプ大統領4カ月 帰ってきた「世界の警察官」
発言の裏に光る決断力 トランプ米大統領が就任してから4カ月が経(た)とうとしているが、当初から世界中の多くの人々が彼に抱いていた不安感が少しずつ溶解し始めているように感じられる。おそらくその最大の理由は最近の彼の外交政…