北米・中南米
バリューボーターの「復権」
トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう(6) 81%――。これは米大統領選で白人福音派キリスト教徒が共和党のドナルド・トランプ氏に投票した割合だ。この数字は、過去3回の同党大統領候補ミット・ロムニー、ジョン・マ…
モスル奪還へのイラン系シーア派組織参戦で米指揮官苦境に Iran-backed Shiites join Iraqis in Mosul fight, put U.S. commanders in bind
米国の支援を受けたイラク兵が、モスル奪還作戦で初めて、イランの支援を受けるシーア派民兵組織と協力して戦っていることから、米国は、イラン政府が、イラク第2の都市モスルから「イスラム国」(IS)を排除する重要な戦闘で大きな…
次期政権と議会の協調が鍵
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー まずはオバマケア廃止 レーガン主義者との和解を ドナルド・トランプ氏は堂々と勝利し、ヒラリー・クリントン氏は敗北宣言で、広い心で、リーダーとしてのトランプ氏に協力したいと語っ…
リベラルメディアの敗北
トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう(5) 今回の米大統領選が衝撃をもたらしたのは、大手メディアの事前予想を完全に覆したからだ。共和党ドナルド・トランプ氏の勝利を予想した大手メディアは皆無で、ニューヨーク・タ…
例によってチャタリング・クラス(注)は的外れだった The chattering class was wrong, as usual
共和党は火曜日の夜、自殺した。私たちは信頼できる筋から、共和党がドナルド・トランプを選んだら、共和党は、正しくそういうことになるだろうと、聞かされていた。賢明な人たちが、必ずしも大小マスコミの賢明な連中とは限らないが、…
変容する米国に白人反発
トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう(4) わいせつ発言や所得税の不払い疑惑――。普通の候補者なら致命傷となる数々の暴言や疑惑にもかかわらず、ドナルド・トランプ氏は米大統領選で勝利した。有権者が今までと違う基…
トランプ、プーチン両氏は非常に似ている-露政府報道官 Putin spokesman sees ‘incredible,’ ‘phenomenal’ similarities between Donald Trump, Russian president
次期大統領ドナルド・トランプ氏が目指す外交政策は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の外交政策と「信じがたいほど」よく似ている-ロシアの大統領報道官が10日、こう指摘した。 ドミトリー・ペスコフ大統領報道官はニュー…
インフラ再建、貿易「2国間」に重点
トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう(3) 米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏勝利が確定した後、ニューヨーク株式市場は9日、10日と大幅に続伸し、約3カ月ぶりに最高値を更新した。公共投資の拡大、法人税の…
一過性でない「安保ただ乗り論」
トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう(2) 中国の急速な軍拡や北朝鮮の核・ミサイル開発などにより、この10年間でアジア太平洋地域の安全保障環境は大きく変貌した。ドナルド・トランプ氏は、こうした中で米大統領に就…
主要世論調査すべて外れる、トランプ氏・共和党員ら反発 Donald Trump, Republicans defy all major media polls: ‘We were wrong. I apologize’
主要メディアの世論調査人や評論家らは、大統領選でヒラリー・クリントン氏が勝利すると間違った予測をし、クリントン氏が取るとみていた州でドナルド・トランプ氏が勝ち、上院では民主党が勝利すると予測したが間違っていた。 AB…
保守回帰進むブラジル
労働党、統一地方選惨敗 ブラジルで10月、統一地方選挙が実施された。結果は、13年以上政権の座に就いてきた左派系労働党の没落と保守回帰の流れが明確となった。有権者は既存政党への強い不信感を抱いているのが現状だ。 (サン…
「新孤立主義」と「力」の信奉
トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう(1) 次期米大統領に共和党のドナルド・トランプ氏が選ばれた衝撃に全世界が揺れている。「トランプ時代」の米国と世界の行方を展望する。(ワシントン・早川俊行) 「アメリカ・…
トランプ旋風にみる課題
地球だより 米大統領選は終わったが、選挙が問題提起した課題は大きい。米紙ワシントン・ポストの調査によると、共和党候補ドナルド・トランプ氏支持者が多く住む地域は白人の死亡率が高い地域と一致していた。こうした地域では絶望感…
トランプ氏勝利、同盟重視の外交を求める
米大統領選は、共和党の実業家ドナルド・トランプ氏が民主党のヒラリー・クリントン前国務長官を破った。来年1月に第45代大統領に就任する。 トランプ氏は選挙期間中、同盟国を軽視する発言を繰り返してきた。超大国の次期指導者…
「リベラル革命」の継承阻止
「まさか」が現実になり、全世界に衝撃を与えている。過激な発言を繰り返す共和党のドナルド・トランプ氏が、米国の舵(かじ)取りを担うことに不安を抱かない人はほとんどいないだろう。だが、米国民がトランプ氏を選んだ意味を冷静に…
米大統領にトランプ氏
2016米大統領選 予想覆しクリントン氏に逆転 今後4年間の米国の針路を決める大統領選は8日投開票が行われ、共和党のドナルド・トランプ氏(70)が激戦の末にヒラリー・クリントン前国務長官(69)を下し、当選を決めた。数々…
モスル再建でイランの影響力拡大か U.S. leaving Mosul reconstruction to Iraq - potentially creating opening for Iran
米国は戦禍のイラクとアフガニスタンの再建に1600億㌦以上を費やしたが、米政府は、イラクで進行中の戦争後の3度目の再建への資金拠出には消極的なようだ。 米当局者らは、イラクが「イスラム国」(IS)のテロリストらを排除…
きょう昼にも大勢判明へ
2016米大統領選 投票開始、鍵握る激戦州 クリントン氏優勢 トランプ氏は猛追 今後4年間の米国のかじ取り役を決める大統領選は8日朝(日本時間同日夜)、東部の州を皮切りに投票が始まった。米史上初の女性大統領を目指す民主…
オバマのクローニーを怒らせることの代償 The price of offending an Obama crony
オバマ陣営の貢献者の1人を怒らせることは、大統領自身をばかにするのと同じくらいキャリアを危うくする恐れがある。重要であるが、議会図書館(LC)が所管するほとんど知られていない米国著作権局の局長、マリア・パランテ女史は、…
危機にさらされる国際秩序
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 外交分からぬトランプ氏 逆風に苦しむクリントン氏 大統領選の選挙戦では、2候補の不支持率がかつてないほど高い場合、注目を集めた方が負けることになる。 選挙が近づき、ヒラリー…
米大統領選きょう投票
クリントン氏訴追せず、私用メール問題でFBI 米大統領選の投票が8日(日本時間同日夜から9日午後)に行われる。共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)と民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官(69)が激戦を繰り広げる中、…
流れはクリントン氏に不利か-ゾグビー氏 Pollster John Zogby sees shades of 2012 race - in reverse; trend could be bad sign for Clinton
ベテラン世論調査員ジョン・ゾグビー氏は6日夜、警告を発し、日曜日の7日を迎えるが、2012年の大統領選で直前の土曜日までにバラク・オバマ氏支持にシフトし、オバマ氏の地滑り的大勝利をもたらした二つの有力有権者グループが8…
激戦の中、あす投票
2016米大統領選 期日前投票はクリントン氏先行 トランプ氏、逆転なるか 今後4年間の米国の指導者を選ぶ大統領選は8日、投票日を迎える。政治経験のない共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)が女性初の大統領を目指す民主党…