国際
刑務所を空爆 70人死亡 イエメン
イエメン北西部の都市サアダで21日、反政府武装組織フーシ派の支配下にある刑務所に対する空爆があり、国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」によると少なくとも70人が死亡、138人が負傷した。カタールの衛星テレビ局ア…
中国の海洋戦略に警鐘 元護衛艦隊司令官 金田秀昭氏
日米台関係研究所の金田秀昭理事(元護衛艦隊司令官)は22日、都内で開かれた「日本李登輝友の会」主催の講演会で、インド洋を中心に中国の軍事的海洋戦略である「真珠の首飾り」が構築されつつあると警鐘を鳴らした。 パキスタン…
米首都で中絶反対デモ 合法判決の無効化求める
米連邦最高裁が1973年に妊娠中絶を権利として認めた「ロー対ウェイド判決」を下してから49周年の前日に当たる21日、中絶に反対するデモ集会「マーチ・フォー・ライフ」が首都ワシントンで行われ、数万人が参加した。今年は最高…
全成人にワクチン義務化 オーストリア
18歳以上 欧州初、来月から施行へ オーストリア国民議会(下院)は20日、ネハンマー政権(保守政党「国民党」と「緑の党」の連立)が提出した新型コロナウイルスのワクチン接種を義務化する法案を賛成137票、反対33票で可決…
【上昇気流】小紙の「地球だより」(18日付)にパリ郊外に住むリトアニア人夫妻の話があった
小紙の「地球だより」(18日付)にパリ郊外に住むリトアニア人夫妻の話があった。北欧のリトアニアは台湾の代表機関を設置したことで中国の貿易圧力を受けているが、「信仰の自由と人権の価値を誰よりも知っているつもり。中国の脅し…
首振りの習慣の違いに冷や汗 ーネパールから
日本では、相手の語った内容に対して同調する時は、首を縦に振り、否定する時は首を横に振るといった習慣が定着している。だが、海外に出てしまえば、日本の常識は通じないことも少なくない。 ネパールも例外ではなく、現地に来…
ワクチン供与と日台文化交流
立役者の一人、音楽プロデューサー 三船 文彰氏に聞く 日本政府は昨年、新型コロナワクチンを調達できずに、窮地に陥っていた台湾に、6回で合計420万回分のワクチンを供与した。台湾を救ったとまで言われる、このワクチン供与の…
【韓国紙】北朝鮮のミサイル挑発受けても観光推進とは
韓国紙セゲイルボ「社説」 北朝鮮が新年に入り半月の間にミサイルで4回も挑発した。5日と11日に極超音速ミサイルを発射したのに続き、14日と17日には列車から短距離弾道ミサイルを撃った。ミサイルの挑発に国際社会が糾弾声明…
【韓国紙】実績ゼロの公捜処1年
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 高位公職者犯罪捜査処(公捜処)が21日で発足1年を迎える。文在寅政権の検察改革の象徴であり、与党側の長い宿願だった公捜処の現実は、お粗末で暗鬱(あんうつ)だ。これまで24件を立件し…
【韓国紙】国民の安保不安煽る合同参謀本部 北朝鮮ミサイルに右往左往
韓国紙セゲイルボ 今月7日午前、北朝鮮が2日前に発射したミサイルに関して軍当局が突然ブリーフィングをすると知らせてきた。金曜日午後のブリーフィングはめったにない。合同参謀本部がこの2日間見せてきた消極的な姿とは180度…
渡り鳥の中継地フラ湖ーイスラエルから
地球だより イスラエルには秋から春にかけて毎年、5億羽以上の渡り鳥がやって来る。特に北部にあるフラ湖国立公園は、渡り鳥の中継地として有名だ。珍しいところでは、ペリカンやコウノトリ、日本人になじみの深いツルなどの群れが確…
イスラエル 4回目のワクチン接種進む
「免疫低下も」専門家が警告 新型コロナウイルスの第5波が急拡大しているイスラエルでは今月3日、60歳以上の人や医療従事者を対象に、世界で初めてとなる4回目のワクチン接種が開始された。17日の時点で53万人以上がすでに4…
【上昇気流】ロシアは10万人規模の軍隊をウクライナとの国境付近に派遣している
「ゴーゴリはウクライナ語もできたのに、結局はロシア語で書くことに落ち着くわけで、やはりウクライナ語よりロシア語のほうが優れているというか、文学的で、文学作品に適しているんでしょうね」。 ロシア文学者の奈倉有里さんが、…
「誰が大統領でも同じ」 米社会覆う格差の影
米国では今、失業率の低下や株価上昇など統計上の数字から経済の再生が進んでいるように見える。だがキニピアック大の調査によると、54%もの国民が生活苦を感じている。バイデン政権発足から20日で1年。新型コロナウイルス禍でも…
中国の脅しに屈しないリトアニア人ーフランスから
地球だより パリ南西郊外イシ=レ=ムリノーに住んでいた頃に知り合った同じアパートの住人のリトアニア人夫婦は、すでに10年来の付き合いがある。彼らは2004年にリトアニアが欧州連合(EU)に加盟した後、パリに出稼ぎに来て…
問われる「欧州の存在感」
露がウクライナ侵攻ちらつかせる 米の交渉、“見物人”に終始 ロシアがウクライナ東部国境線沿いに10万人規模の部隊を展開させ、ウクライナ侵攻をちらつかせている。10日にジュネーブで米露の「戦略的安定対話」、12日に2年半…
【社説】米朝関係 平行線では脅威除去できぬ
年明けから米朝の目まぐるしい応酬が続いている。北朝鮮が「極超音速ミサイル」を2度発射したことを受け、米国が新たな経済制裁を発表すると、今度はこれに反発した北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射。米国が再度、北朝鮮への非難を強…
バイデン米政権発足1年 支持率低下 国際的信頼に影
アフガン「失敗」に批判集中 バイデン米政権の発足から20日で1年。「米国は戻ってきた」をスローガンに掲げ、同盟関係や国際協調の修復に力を傾けた。対中国を念頭にした日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」の強化などを推し進める…
EU、3月末に中国と首脳会談 リトアニアへの圧力を非難
欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)は14日、3月末に中国との首脳会談を開催することを明らかにした。台湾の代表機関を開設したリトアニアに対して中国が貿易圧力を強めており、対中政策をめぐって明確なメッセー…
【韓国紙】観相師が見た大統領候補夫人の運勢
過去最高の令夫人は金泳三氏の妻、李氏夫人は出世援ける トップを走っていた野党国民の力大統領候補の尹錫悦(ユンソンニョル)元検事総長の失速で、韓国大統領選は混沌(こんとん)としてきた。尹氏は夫人の経歴詐称と自身の失言等で…
【韓国紙】全斗煥・盧泰愚両元大統領の再評価
韓国発展の基礎築く、「功」にも目を向けるべきだとの声 韓国の歴代大統領の退任後が、国家の元老として、政界や国民の尊敬を集め、それなりの待遇を受けるかといえば、決してそうではない。実態はその真逆だ。暗殺・逮捕・収監・自死…
カザフ騒乱鎮圧のトカエフ氏 前大統領派排除し全権掌握
露は対NATOで結束を誇示 中央アジア・カザフスタンで2日に起きたデモは、死者164人に達する騒乱に発展した。トカエフ大統領は、ナザルバエフ前大統領の側近らによって起こされたクーデターだとして前大統領派の主要メンバーを逮…
ロシアとの関係で難しい舵取り ーフィンランドから
ウクライナ情勢をめぐってロシアと欧米との緊張関係が続く中、ロシアと隣接するフィンランドは特に自国の安全保障に対し一抹の不安を抱いている。 ニーニスト大統領は年頭のあいさつで、フィンランドが北大西洋条約機構(NATO)加…