中東・北アフリカ rss

中東問題、仏に飛び火

アラブ系とユダヤ系の住民対立  イスラエル軍によるガザへの軍事侵攻がエスカレートする中、欧州最大規模のイスラム系、ユダヤ系住民を抱えるフランスで緊張が高まっている。フランス国内ではパレスチナ支持者による抗議デモだけでなく…

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ガザ侵攻、これ以上の流血を阻止せよ

 パレスチナ自治区のガザを実効支配するイスラム根本主義組織ハマスとイスラエルとの戦闘が激化し、イスラエル軍のガザへの侵攻にまで発展した。戦闘開始からのイスラエル側の死者は市民3人を含む51人だが、ガザの死者数は1088人…

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停電と物価上昇に悩むエジプト人

地球だより  エジプト国民は現在、一様に突然の停電と物価の上昇に悩まされている。停電になるとコンピューターも使えずテレビも見られず、ただじっとしているしかないので、寝るのがせいぜい。しかも予告なしだから対応が難しい。  …

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「人間の盾」作戦に徹するハマス

イスラエルによるガザ地上侵攻 パレスチナ側の死者570人超に  パレスチナのイスラム根本主義過激派組織「ハマス」によるとみられる、イスラエル人3少年の誘拐・殺害事件を発端としたイスラエルとハマスの大規模衝突は7月17日夜…

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住民盾に攻撃続けるハマス

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー モラル欠く国際政治 計算ずくのイスラエル攻撃  【ワシントン】イスラエルはエジプトの停戦案を受け入れた。ハマスは砲撃を続けた。意図的に民間人を狙っている。イスラエルは民間人を回…

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パレスチナ衝突、停戦への努力を加速せよ

 イスラエルとイスラム根本主義組織ハマスが再び衝突、情勢は悪化の一途をたどっている。宿敵である双方に譲り合う可能性はなく、周辺国、国際社会による仲介が急務だ。 エジプトによる仲介困難  衝突でイスラエル側に死者は出ていな…

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挙国一致でイラク分裂の危機打開を

 イラクでは、イスラム教スンニ派の過激組織「イスラム国」が「カリフ(預言者ムハンマドの後継者)」を最高指導者とする政教一致のイスラム国家樹立を宣言したことで、分裂の恐れが強まっている。  現在の危機的状況を打開するために…

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復讐と分裂の「イスラム国」

東京国際大学名誉教授 渥美 堅持 イラク旧政権派も共闘 軍事攻撃を懸念するサウジ  古来より西のナイル・エジプト、東のメソポタミア・イラクは、レバント(地中海東部沿岸の中東地域)を中軸として、釣り合い人形の弥次郎兵衛の如…

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3700人で海の環境保護作戦 エジプト・ハルガダ

全世界からダイバー集う ギネスの新記録を達成?  全世界から集合したダイバー約3700人(主催者のダイビングと環境保護のためのハルガダ国際フェスティバル実行委員会が発表)がこのほど、エジプトの紅海沿岸のリゾート地ハルガダ…

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イスラム過激派と穏健派

地球だより  イスラム過激派の動きが、イラクをはじめとしたシリアなどの中東諸国および国際社会を悩ませている。  イスラム過激派の特徴は、厳格なイスラム法(シャリア)に固執して、シャリアを憲法とするイスラム国家建国に邁進(…

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過激組織の復活に世界が衝撃、「厳格なイスラム国家」目指すISIS

 イラク首都バグダッドの解放を叫び南進する国際テロ組織アルカイダ系過激派組織「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」の目的は、イラクとシリアにまたがる、厳格なイスラム法に基づくイスラム国家を建設することにある。母体は、…

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イラク全民族・宗派による民族統合政権を 中東問題専門家アミール・ベアティ氏に聞く

 イラク出身の中東問題専門家アミール・ベアティ氏(72)は23日、国際テロ組織アルカイダ系スンニ派過激派武装組織「イラク・シリアのイスラム国」(ISIS)の軍事攻勢を受けるイラクの現状についてインタビューに応じた。欧州の…

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中東を破壊するイラク情勢

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 放置できないISIS 宗派戦争に拡大する可能性  イラクの状況が急激に悪化している。アルカイダの一部も避けるほど過激な武装組織「イラクとシリアのイスラム国家(…

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宗派対立克服でイラクの分裂回避を

 イスラム教スンニ派の過激派武装組織がイラク北部の支配地域を拡大しつつあり、同国は分裂の危機に直面している。イラクは石油の主要産出国としてわが国にとっても無視できない存在であり、混乱の拡大は中東全域を不安定化させる。  …

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エジプト大統領選、民主化への足掛かりにせよ

 エジプト大統領選が行われ、シシ前国防相が9割を超える圧倒的多数の支持を得て当選を確実にした。前政権への国民の不満が数字に表れた格好だが、悪化した経済と治安の回復という大きな課題が待ち受けている。 反発するムスリム同胞団…

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「不透明」だったアラブの春

東京国際大学名誉教授 渥美 堅持 革命と捉え分析を誤る 反政府勢力に正義論が先行  春の嵐のようにアラブの春は通り過ぎた。今や春雷の音も聞こえない。アラブ、中東はおろか世界を興奮させた革命という言葉は色あせ、犠牲になった…

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世界に拡大するイスラム過激派思想

 ナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」が276人の女子生徒を誘拐して7週目を迎えた。キャメロン英首相をして「悪魔の仕業」と言わせた、「奴隷として売り飛ばす」などの残虐行為は、国際テロ組織アル…

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エジプト大統領選の阻止を掲げ活動 ムスリム同胞団、大規模テロを画策か

 モルシ前エジプト大統領の出身母体、イスラム根本主義組織「ムスリム同胞団」の動きが、中東諸国の民主化や世界の将来に暗い影を投げ掛けている。同胞団は、エジプトを中心にパレスチナやリビア、チュニジア、ヨルダン、シリア、カター…

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中東和平、共存へ真摯な交渉を続けよ

 パレスチナ自治政府のアッバス議長率いるパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハと、イスラム根本主義組織ハマスが統一暫定政府を樹立することを明らかにした。「テロ組織」とされているハマスを取り込んだ政府との交渉にイスラエ…

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野犬と同胞団がエジプト人の悩みの種

地球だより  エジプトで生活を始めた当初は、イスラム教のモスクから1日5回、早朝は3~4時に巨大なスピーカーから流れるアザーンの大音声に起こされたものだが、ここ1年は、野犬の激しく吠える声に起こされている。野犬はこの一年…

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民主化へ正念場のエジプト、シシ国防相が大統領選に出馬表明

 エジプト暫定政府副首相のシシ国防相(59)は3月26日、次期大統領選出馬の意向を表明した。選挙は5月26~27日に実施される。同氏は昨年7月、国民大多数の支持を得たとは言え、モルシ前大統領から大統領権限を剥奪したことか…

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Iran’s busy hangmen イランで多忙な絞首刑執行人

Iran’s busy hangmen The hangman is out of work in most of the West. Even in the United States, where several s…

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「悪いのは米とイスラエル」

地球だより  エジプトに長く滞在して、国民が共通して持つ異常な感覚に時々ぶつかることがある。それは、常に「自分たちが問題なのではなく、イスラエルと米国に問題があるのだ」と主張する姿勢だ。  1997年に、邦人10人を含む…

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