欧州
欧州会計監査院 中国の投資に警戒呼び掛け
「市場の経済規律無視」を懸念 ルクセンブルク市に本部を置く欧州会計監査院(EuRH)は10日、欧州連合(EU)域内への中国国営企業の投資状況を分析した報告書を公表した。EUにとって中国は米国に次いで2番目の通商相手国だ…
ユートピアのような時短論争-フィンランドから
地球だより 世界最年少の女性首相として何かと注目を集めているサンナ・マリン首相だが、8月下旬、世界のメディアを騒がせる出来事があった。世界のメディアが「フィンランドのマリン首相が週休3日制、1日6時間労働を計画、検討中…
離脱協定一部無効化で法案、EU・米が英批判
英政府が9日、昨年10月に欧州連合(EU)と締結したEU離脱協定に反する国内市場法案を議会に提出したことを受け、EUだけでなく米議会も米英貿易協定に反対を示唆する警告を発した。 英政府は離脱移行期間の終了後、離脱協定…
中国の弾圧「容認できない」、ウイグル族拘留で仏大統領
フランスのマクロン大統領は6日、中国政府が少数民族のイスラム教徒のウイグル族を弾圧しているとされる問題について「まったく容認できない」と書簡で述べ、最大級の強さで中国を批判し、ウイグル族拘留などをやめるように求めた。自…
「神に出会う人」が増えるーベルギーから
地球だより ベルギーのローマ・カトリック教会では過去10年間、成人になった後、神を発見し、洗礼を受ける人が増えているという。バチカンニュースが8月24日、報じた。新型コロナウイルスの感染拡大で自身の命ばかりか、社会、国…
EUの日本重視変わらず、「ポスト安倍」の行方注視
多国間主義強化で連携 安倍首相の電撃辞任表明を受け、欧州連合(EU)首脳は次々に首相に賛辞を送り、特に日本とEUの関係強化に貢献したことに謝意を表明した。露骨な覇権主義に走る中国が米国と対峙する中、米国と一定の距離を置…
ベラルーシ 大統領は民意尊重して退陣を
ベラルーシでは、ルカシェンコ大統領の6選が決まった選挙結果をめぐって抗議デモが続いている。選挙結果は改竄(かいざん)された可能性が高い。ルカシェンコ氏は民意を尊重して退陣すべきだ。 不正選挙への抗議拡大 ベラルーシで…
仏でコロナが再流行
1日の感染者6000人、パリでマスク義務化 フランスのカステックス首相は27日、新型コロナウイルスが「否定できないレベルの再流行」との認識を示し、新たな感染対策を発表した。特別警戒地域「レッドゾーン」の指定をパリ首都圏…
飲食時間が世界最長ーフランスから
地球だより 人の濃厚接触が新型コロナウイルスの感染拡大につながることは再三指摘されている。では飲食にかける時間と感染拡大の関係はどうなのか気になるところだ。というのも経済協力開発機構(OECD)の調査では、フランス人は…
チェコ上院議長、台湾訪問へ 中国は中止求め、報復示唆
チェコのミロシュ・ビストルチル上院議長は今月29日から9月5日の予定で台湾を訪問し、蔡英文総統ら台湾指導者と会談する。同議長には議員、企業代表など約90人が随行する。チェコ上院議長の訪台が実現するまで紆余曲折があった。…
フランス 石油探査めぐりトルコ牽制 東地中海に軍派遣
東地中海でフランスとトルコの間の緊張が高まっている。フランスのマクロン大統領は12日、トルコが同地域で石油探査を開始したことを受けて、ギリシャを支援するため、軍事的プレゼンスを強化する決定を下した。 マクロン大統領は…
マスク社会への移行ーフィンランドから
地球だより フィンランドでは、マスクを着用する人は今までほとんどいない。国内での新型コロナウイルス感染者数は、8日の時点で新規感染者数30人未満とそれほど深刻ではない。だが、国立健康福祉研究所(THL)は今月の初め、特…
ベートーべン「歓喜の歌」を
オーストリアから 今年はベートーべン生誕250周年。新型コロナウイルスの感染拡大がなかったならば、欧州各地で今ごろ、生誕250周年を記念するイベントやコンサートが開催されていただろう。 ベートーべンは1770年12月…
EUが対中外交を転換 国安法めぐり新たな制裁
英仏が5Gでファーウェイ排除 欧州連合(EU)は先月28日、香港に対して反政府運動を取り締まる国家安全維持法(国安法)を導入した中国政府に新たな制裁を科す方針を決めた。さらに英仏は次世代通信規格「5G」整備計画で中国通…
就学支援のコロナ対策-フランスから
地球だより フランスでは14歳未満の小中学生がいる低所得者層の家庭に対して、これまで子供2人いる家庭に対しては毎年9月の新学期に向け、約9万円の就学手当が給付されている。政府はコロナ禍の経済対策の家庭支援として子供1人…
中国に統一した対抗策検討―EU
香港国家安全法を非難 欧州連合(EU)は13日、ブリュッセルで外相理事会を開き、中国政府が香港の統制を強化する「香港国家安全維持法」(国安法)を施行したことに対して、EUとして統一した対抗策を検討することで合意したこと…
国外との往来が解禁-フィンランドから
地球だより フィンランド政府は、欧州連合(EU)のうち新型コロナウイルス感染が抑えられている国との往来を13日から許可する。コロナ感染で閉じていた国境がようやく開かれつつある。しかし、西の隣国のスウェーデンや東のロシア…
問われる議長国ドイツの手腕-EU コロナ禍からの復興
メルケル氏、大型財政出動に舵 第2波への懸念も 7月に欧州連合(EU)議長国になったドイツのメルケル首相は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)からのEU経済復興という重要な使命を担う。 ドイツと共にEU牽…
「言動の自由根絶」仏紙非難
公約反故に憤り、住民受け入れへ-英国 中国の香港国家安全維持法制定に対し、フランスの高級日刊紙、ルモンドは「中国は香港人の愛国心の欠如を問題視」と題し「中国当局は香港の若者が体制に自由に異議を唱える言動を根絶するつもり…
ドイツにとっての5月8日とは
日本大学名誉教授 小林 宏晨 記念日か、国民の祝祭日か 「解放の日」と宣言した大統領 ドイツでは2020年の現在においても5月8日を終戦記念日に止めおくか、あるいは国民の祝祭日とすべきかについて争いがある。あるいはこの…
国民は都市封鎖を支持-イタリアから
地球だより 6月に入り、新型コロナウイルス感染がピークアウトしたことを受け、欧州では3月中旬から施行してきた規制を緩和し、国境制限も段階的に解除する国が増えてきた。一時期、欧州最大の感染地だったイタリア北部ロンバルディ…
コロナ禍後の社会騒乱懸念―フランス
フランスでは封鎖措置緩和第2段階に入り、1週間が経(た)つ。移動制限が解除され、観光業が活気を取り戻す一方、黒人差別の警察への抗議運動が起き、ストレスを抱えた社会的弱者による社会的混乱への懸念も高まっている。経済回復に…
ビートルズをつくったユダヤ人
獨協大学教授 佐藤 唯行 才能を発掘し売り込み マネージャー、楽曲出版、興行も ユダヤ系マネージャーはその昔、アメリカでは黒人音楽家をメジャーな音楽市場へ導く役回りを果たした。一方、黒人が少なかった昔の英国では、白人労…