連載
【東京8区】青空集会で突破図る石原
’21衆院選 注目区を行く(5) 杉並区の大部分を占める8区は、11選を目指す自民前職の石原伸晃に、野党統一候補の吉田晴美が挑む事実上の一騎討ちの様相だ。今月8日にれいわ新選組代表の山本太郎が出馬表明したが撤回、共産…
【静岡5区】保守分裂に割り込む野党
’21衆院選 注目区を行く(4) 「無所属というハンデを背負ったとしても、自衛隊の存在を認めない共産党と連携し、野党として選挙を戦うことは私にはどうしてもできなかった」 公示後初の週末となる22日、小雨の降る中、J…
【神奈川18区】真価問われる「立共共闘」
’21衆院選 注目区を行く(3) 「変えるのか、変えないのか。嘘(うそ)をつかない透明性のある政治をぜひともつくっていきたい」 公示日の19日、立憲民主党の三村和也は東急電鉄・溝の口駅前で、手ぶりを交えてこう訴えた…
【広島3区】自公「最重点」不信根強く
’21衆院選 注目区を行く(2) 「私の盟友であり同志である斉藤鉄夫さんに、何としても勝ち抜いていただきたい」 公示翌日の20日、広島市安佐南区の駅前に響き渡ったのは、地元選出の首相・岸田文雄の声だった。マイクを握…
【沖縄1区】支持母体が大揺れの共産
’21衆院選 注目区を行く(1) 「必ずこの1区でオール沖縄の議席を守る。辺野古新基地建設は不可能だ。無条件に撤去させよう」 共産党の赤嶺政賢は公示日の19日朝、沖縄県庁前でこう訴えた。コロナ禍で外出を控える高齢者が…
少子化対策、抜本的に 野田聖子少子化担当相
野田聖子少子化担当相は15日、世界日報を含む報道各社のインタビューに応じ、これまでの少子化対策について「母親と子供にだけ焦点を当ててきて、効果的な結果を出せなかった」と指摘。抜本的な少子化対策に意欲を示した。主なやりと…
技術保全強化を重視 小林経済安保担当相
小林鷹之経済安全保障担当相は14日、世界日報を含む報道各社のインタビューに応じ、重要技術の保全・育成やサプライチェーン(供給網)の強靭化に早急に取り組む考えを示した。主なやり取りは次の通り。 半導体安定供給に支援 わが…
北京五輪参加なら韓国に影響 -高麗大学 統一外交学部教授 南成旭氏
金正恩統治10年-私はこう見る(4) 長寿の家系、専門研究所も 国家情報院傘下の国家安保戦略研究院で院長をしていた頃、私は金正恩氏が後継者になったのを見ながら権力継承に大きな問題はないと判断していた。スイス留学時代の生…
艦隊決戦を否定、航空戦力の強化を主張
【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(4) 孤高の海軍大将 井上成美(上) 三国同盟反対、上層部を公然批判し第4艦隊長官に“左遷” トラック島の春島には、日本が委任統治していた南洋群島を防備区域とする第4艦隊司令部…
生活向上への期待しぼむ -2019年脱北 韓国入国 ハ・ユル氏
金正恩統治10年-私はこう見る(3) 18年から市場が不景気に 金正恩氏が後継者として登場した時、私はまだ学生だったが、無邪気にも「どうしてあんなに太っているんだろう」と内心思ったものだ。大人たちの話を聞いていたら、「…
手腕は祖父・父より一枚上 -元韓国青瓦台外交安保首席補佐官 千英宇氏
金正恩統治10年-私はこう見る(2) 米国との非核化交渉は誤算 青瓦台で大統領補佐官をしていた時に金正恩氏が後継者となったが、正恩氏についてあまり分からなかったため、正確な判断ができなかった。権力継承過程がスムーズにい…
世襲維持 叔父処刑が転換点 -韓国野党「国民の力」議員 太永浩氏
金正恩統治10年-私はこう見る(1) 崩壊を彷彿させる理念離れ 2011年12月17日に北朝鮮の金正日総書記が死去し、三男・正恩氏が最高指導者の地位を後継してから間もなく10年となる。大方の予想を覆し、正恩氏は国内外の…
創意工夫で活性化、生き残り懸けた村の取り組み
人口が5000人を切った自治体では、人口減少問題は切実で待ったなしの課題である。そのような中、創意工夫をしながら地域の活性化と生き残りを懸けて取り組んでいる長野県内の二つの村の村長にインタビューした。(聞き手・青島孝志…
理念明確な高市、岸田氏 原発再稼働「容認」も河野氏に不安
自民総裁選 焦点政策を検証(5) 【経済・エネルギー政策】 新型コロナウイルス感染の減少傾向がはっきりし、19都道府県に出されている緊急事態宣言の全面解除がきょう決定される。基本的な感染対策は引き続き必要だが、傷んだ経…
伝統的家族守る高市氏 「賛成」の河野・野田両氏
自民総裁選 焦点政策を検証(4) 【選択的夫婦別姓・同性婚】 家族政策など価値観が問われるイシューで、自民党のリベラル化が進み、保守政党としてのアイデンティティー喪失が進んでいることを顕在化させる総裁選になっている。 …
高市氏、旧皇族の復帰支持 河野氏は「女系」封印か
自民総裁選 焦点政策を検証(3) 【皇位継承】 日本の皇室は、神武天皇から第126代の今上陛下に至るまで、例外なく男系で継承されてきた。時の権力者の交代があっても、日本国として統一と安定を保ってきたのは、この稀有(けう…
「改憲への本気度と説得力」政治評論家 田村重信氏
ポスト菅 宰相の条件(4) 自民党職員時代に自分が仕えてきた16人の総理には共通した資質があった。熱い演説ができ、人に支えられる能力があった。特に、中曽根康弘や小泉純一郎はスピーチに長けていて、民衆を奮い立たせる力を持…
外交頼みの河野氏に懸念 台湾と連携重視の高市氏
自民総裁選 焦点政策を検証(2) 【対中・安保政策】 日本をとりまく安全保障環境は緊張を高めている。沖縄県・尖閣諸島沖では今年2月に「武器の使用」が認められた中国海警局の公船が恒常的に接続水域にとどまり、領海侵入を繰り…
目指す「国のかたち」深めよ 改憲戦略を示さない4氏
自民総裁選 焦点政策を検証(1) 【憲法改正】 17日告示29日投開票の自民党総裁選は後半戦に入り、河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の候補者4人は精力的にアピールを続けて…
「民意を懼れず民意を侮らず」政治評論家 髙橋利行氏
ポスト菅 宰相の条件(3) 「日本の宰相は、さしずめ巨大なタンカーの船長ですなぁ」と宣(のたま)ったのは宮澤喜一である。政治家としての評価はともかく、モノを見抜く眼力、辛辣(しんらつ)な人物月旦には定評がある。確かに、丸…
「緊急時に決断できる資質」拓殖大学特任教授 濱口和久氏
ポスト菅 宰相の条件(2) 全国的な新型コロナウイルス感染拡大という「有事=緊急時」に対応し続けた菅首相は僅(わず)か1年で退陣に追い込まれた。菅政権は緊急事態宣言の発出を繰り返す中で、「スピード感に欠ける」、「リーダ…
「有事対応は1丁目1番地」元内閣官房副長官補 兼原信克氏
ポスト菅 宰相の条件(1) 有事対応は1丁目1番地 自民党総裁選挙は、河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4人で争われ、実質的に後継首相を決める投票が29日に行われる。覇権…
同時テロ20年、長男は消防士、次女は救命士に
NYの元消防士カルホウンさん、星条旗を手に同僚ら追悼 2001年の米同時テロから20年の節目を前に、ニューヨークの元消防士ケビン・カルホウンさん(62)が取材に応じ、この20年を「一日一日を積み重ねていく中で、建設的に…