世襲維持 叔父処刑が転換点 -韓国野党「国民の力」議員 太永浩氏
上田 勇実 2021/10/07 写真|インタビュー|金正恩統治10年-私はこう見る|韓国・北朝鮮 [会員向け]
崩壊を彷彿させる理念離れ
金正恩統治10年-私はこう見る(1)
金正日総書記が死去した時、私は平壌で勤務していたが、正恩氏に対する期待は当初高かった。人々は何か変わるのではないか、経済状況が好転するのではないかと考えた。
当時、正恩氏は北朝鮮の実情で外貨は稼げないと判断し、観光業を推奨した。スイスは山ひとつで観光客を誘致しているのに、なぜわれわれはこんなに美しい山があるのに儲(もう)けられないのかと言った。それで馬息嶺スキー場や元山の葛麻リゾートなどが開発された。
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