政治 rss

上半期の安倍外交を振り返る

日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也 日米同盟強め対中牽制を 冷静な対応必要な日韓関係  今年の上半期を振り返って、下半期の見通しを述べてみたい。結論を先に言えば、安倍外交は長期安定政権を基礎に、かつ総理自身の積極的…

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大阪G20サミット 首相は指導力を発揮できるか

大阪G20サミット焦点(上) 日本らしい運営  日本が初の議長国を務める20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が28、29の両日、大阪市で開かれる。米中露はじめ主要国の首脳が一堂に会する中、安倍晋三首相が議長として指導…

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自由と合併「国民民主」 「統合と結集」は選挙次第

略称「民主党」で再起なるか  参院選をにらみ国民民主党と自由党が4月26日に合併し、これを機関紙「国民民主プレス」が5月17日号に載せた。玉木雄一郎代表と自由党の小沢一郎代表が合併合意書を手に並ぶ写真とともに、小沢一郎、…

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「自由民主」社会保障改革 「人生100年」、参院選で論戦か

「自由民主」社会保障改革 「人生100年」、参院選で論戦か

支え手増やすエイジフリーなど  年金だけでは月5万円ほど赤字になり、老後に2000万円の資産形成の必要を唱えた金融庁有識者会議の「高齢社会」報告書に関連して、野党は年金問題を参院選の争点にする構えだ。すでに19日の党首討…

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党首討論、年金の危機感共有し対処せよ

 通常国会で1年ぶりとなる党首討論が行われ、主に年金問題に焦点が当てられた。しかし、参院選の争点化を意識するあまり、不安を強調する野党側と無難に切り抜けようとする安倍晋三首相の議論は噛(か)み合わず、各党首の選挙第一声の…

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金沢市庁舎内の政党機関紙読者が大幅減

市長の是正求める文書で 中立・公正への懸念否定できぬ  庁舎内における市会議員による政党機関紙の勧誘購読のあり方が全国的に問題となっている中、金沢市は今年2月下旬、課長補佐級以上の一般職667人に対して、政党機関紙の購読…

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野党の筋違いの「老後2000万円」批判の尻馬に乗り政府を攻撃する朝日

◆非現実的想定で試算  「95歳まで生きるには約2000万円必要」とする金融庁の試算をめぐってひと悶着(もんちゃく)があった。野党は「『100年安心』はうそだったのか。国民は、自分で2000万円ためろとはどういうことかと…

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G20会合閉幕、エネルギー安保も言及

海洋プラ削減で国際枠組み  長野県軽井沢町で開かれていた20カ国・地域(G20)エネルギー・環境関係閣僚会合は16日、海洋プラスチックごみ削減に取り組む国際枠組みの創設、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の合意内容を…

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G20環境相会合、日本がリードし問題解決を

 長野県軽井沢町で開かれた20カ国・地域(G20)エネルギー・環境関係閣僚会合が閉幕した。採択された共同声明では、海洋プラスチックごみ削減へ各国が協調して取り組む国際枠組みの創設や、エネルギー安全保障の重要性が確認された…

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海洋プラスチックごみ問題、先進国と途上国で温度差

G20環境相会議  長野県軽井沢町で行われているG20環境相会議の最大の課題は「海洋プラスチックごみ」問題だ。プラごみを減らしていこうという点では各国は大筋で合意しているものの、温暖化ガス抑制の時と同じように、すでに産業…

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G20環境相会合、海洋プラ対策大筋合意

 20カ国・地域(G20)エネルギー・環境関係閣僚会合が15日、長野県軽井沢町で開幕した。海洋プラスチックごみ流出防止へ各国が協調して取り組むための国際枠組み創設について大筋で合意した。  世耕弘成経済産業相は会合で、来…

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海洋プラごみ、温暖化対策議論 きょうからG20環境相会合

 20カ国・地域(G20)エネルギー・環境関係閣僚会合が15、16の両日、長野県軽井沢町で開かれる。海洋プラごみ削減の国際的枠組みの創設で合意できるかが焦点となる。  地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」からの離脱を…

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首相イラン訪問、緊張緩和へ日本の力生かせ

 イラン情勢をめぐって緊張が高まっている。イラン核合意に関する米国とイランの対立が根底にあり、イラン、米国双方と関係が良好な日本の強みを生かし、日本の外交をアピールする好機だ。 米大統領の意向伝える  安倍晋三首相はイラ…

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骨太方針原案、氷河期世代正社員化に全力を

 政府が経済財政諮問会議で示した経済財政運営の指針(骨太の方針)原案は、いわゆる「就職氷河期世代」の正規雇用化を柱に据えている。  高齢化と人口減少の時代に入ったわが国の社会保障制度を支える労働者を増やすとともに未婚率の…

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北方領土を戦争で取り返す是非に言及した…

 北方領土を戦争で取り返す是非に言及した丸山穂高衆院議員に対する糾弾決議案を、与野党共同で提出する方向で調整が行われている。その発言を批判し、国会議員の資格はないとして、自ら進退を決断するよう求めるという。  丸山議員が…

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G20へ、環境政策出揃う

NEWSクローズ・アップ  大阪市で28、29の両日に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の重要テーマとなる環境問題。政府は、5月31日に海洋プラスチックごみの削減に向けた「行動計画」をまとめた。地球温暖…

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日米同盟、地域の平和へ結束強化を

 令和初の国賓として4日間の日程で来日したトランプ米大統領は最終日、安倍晋三首相と共に海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)を訪れ、停泊中のいずも型護衛艦「かが」に乗艦した。  米大統領の自衛艦乗艦や、日米首脳がそろっ…

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トランプ氏来日、令和時代も緊密な日米関係を

 トランプ米大統領が令和最初の国賓として来日した。  皇居では天皇、皇后両陛下と会見した。天皇陛下は「私の即位後の最初の国賓として大統領をお迎えできることをうれしく思います」と述べられた。新たな時代において、日米両国の緊…

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衆参ダブル選の心理戦争、国家の命運懸ける安倍宰相

 警視庁担当の事件記者だった時に、突然、「賭博」の解説記事を書く仕事を命じられた。品行方正というわけではないにしても麻雀もパチンコもやったことがない。慌てて捜査4課の賭博専門刑事の下に日参して花札や骰子を使うチンチロリン…

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日韓外相会談、韓国の誠意ある対応が必要

 河野太郎外相はパリで、韓国の康京和外相と会談した。この中で韓国人元徴用工問題について、1965年の日韓請求権協定に基づく仲裁委員会の設置に応じるべきだとの日本側の立場を説明。早急に解決策を講じるよう求めた。 日本は仲裁…

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G20農相会合、日本は生産性向上に貢献を

 20カ国・地域(G20)農相会合が新潟市で開かれた。採択されたG20農相宣言では、農業の生産性向上に向けた人工知能(AI)やロボット工学の活用促進、売れ残りや食べ残しで廃棄される「食品ロス」の削減などを打ち出した。 「…

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高等教育無償化、人づくりに結び付く制度に

 低所得世帯の学生を対象に、大学など高等教育機関の無償化を図る大学等修学支援法が成立した。授業料や入学金を減免し、返済不要の給付型奨学金を拡充するのが柱で、2020年4月に施行する。  低所得世帯を対象に  減免の上限額…

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成国際大学教授 浅野 和生

「統一地方選挙」が示した危機

平成国際大学教授 浅野 和生 “無投票”多く低い投票率 民主主義が地方政治から腐朽  4月7日と21日、いわゆる「統一地方選挙」の投票が行われた。都道府県、市町村などすべての首長と議会の選挙が100%同時に行われるのが真…

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