インタビュー
「斬首作戦」で一気に制圧か
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(5) 新台湾国策シンクタンク主任研究員 李明峻氏(上) 中国が台湾を軍事侵攻する可能性は、どの程度高まっているか。 中国は今、国内の状況がかなり厳しい。独裁国家は国内情勢が厳…
農福連携で農業に新しい発想を
喝破道場理事長 野田 大燈師に聞く 香川県高松市五色台に野田大燈老師が開いた喝破道場は、檀家(だんか)を持たない曹洞宗の禅堂で、不登校児や引きこもりの若者を受け入れ、禅宗の修行に基づく共同生活で彼らの復学や社会復帰を支…
戦意喪失図る偽情報工作
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(3) 米ランド研究所研究員 ジェフリー・ホーナン氏(上) 台湾有事は差し迫っているか。 台湾有事は「起きるかどうか」ではなく、「いつ起きるか」という問題だ。ただ、それがあと何年…
尖閣・与那国も紛争地に
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(2) 前統合幕僚長 河野克俊氏(下) 台湾有事に米軍はどのように介入するか。 米軍が台湾を助けるオペレーションを行うのであれば、中国に既成事実を作らせる前に迅速に介入しなければ…
併合の野望強める習主席 軍事・政治両面から侵攻模索
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(1) 台湾海峡情勢が緊迫化している。中国が台湾に侵攻する「台湾有事」はもはや、「起きるかどうか」ではなく「いつ、どのように起きるか」を想定しなければならない段階に入った。考えら…
今こそ日本人の本領発揮へ 変革の時に問われる「人間力」
作家・石川真理子さんインタビュー 自己主張は苦手だが、協調性に富むのが日本人の「強み」とよく言われる。しかし、「3密」を避けることが求められるコロナ禍では人と人との交流が減っている。その影響か、孤立感を深めたり、“コロ…
「陽転思考」でベスト尽くす
真言宗・大本山「弘法寺」管長 小田全宏さんインタビュー 自己主張は苦手だが、協調性に富むのが日本人の「強み」とよく言われる。しかし、「3密」を避けることが求められるコロナ禍では人と人との交流が減っている。その影響か、孤…
宗風一変させた田中智学 日本の近代思想と日蓮主義
里見日本文化学研究所所長 金子償氏に聞く 西洋列強をモデルとした近代国民国家づくりが急務となった明治の日本で、廃仏毀釈で打撃を受けながらも、国民形成の思想として台頭したのが近代思想により見直された伝統仏教だ。その典型が…
がん治療最前線 最善の治療提供こそ使命
信州大学医学部附属病院信州がんセンター長 小泉 知展氏に聞く かつて、「死の病」と言われたがんは、化学医療の発展で、徐々に死亡率が低下しているという。がん患者の治療、専門家の育成、新しい治療法の開拓・確立という3本柱を…
LGBT条例に反対する信念 家族破壊防ぎ日本を守る
春日部市議会議員 井上 英治氏に聞く 同性カップルの関係を「結婚に相当する関係」と認定する「パートナーシップ制度」が全国に拡大するとともに、LGBT(性的少数者)支援団体による制度導入を求める請願活動が続いている。そん…
神道文化とこれからの日本 培われた共存・共生の思想
生田神社名誉宮司 加藤 隆久氏に聞く 今年米寿を迎えた生田神社名誉宮司の加藤隆久師は、記念に『神道文化論考集成』<乾・坤>(エピック)を上梓(じょうし)した。内容は、生田神社の御祭神・稚日女尊(わかひるめのみこと)の考…
学術と産業に力注ぎ人口増 広島県東広島市長 高垣 広徳氏
地方創生・少子化対策 首長は挑む 広島県東広島市長 高垣 広徳氏 留学生に門戸広げる広島大学 広島県東広島市は学術と産業に力を入れて、この5年間で4000人弱、約2%の人口増を果たす活気ある市となっている。市政をリード…
EVは「理屈」抜きの世界の「流れ」
小説家 高嶋 哲夫氏に聞く 災害や感染症など日本の抱えるさまざまなリスクを小説化してきた高嶋哲夫氏が、新たに電気自動車(EV)をテーマとした小説「EVイブ」(角川春樹事務所)を著した。小説は世界のEVシフトに乗り遅れた…
アブドル・バハ没後100年のバハイ教
日本人に東西世界の融合期待 バハイ教徒 平野祐一・キャシー夫妻に聞く 19世紀のイラン(当時のペルシャ)でバハオラによって創設されたバハイ教は、独自の聖典と暦を持つ世界宗教の一つで、イスラム教からは異端として長年、迫害…
対中宥和政策で対応後手にー元海保現場トップ
どう守る尖閣 元海保現場トップに聞く(上) (公社)東京湾海難防止協会理事長 向田昌幸氏 中国海警船は尖閣諸島周辺のわが国の領海内に当たり前のように不法侵入し、操業中の日本漁船を追い立てるなど目に余る活動も展開するよう…
スーダンの軍クーデター 11月の民間議長就任を潰す
ブルハン氏、前大統領派と結託 ウィーン国連記者クラブ(UNCAV)会長 アブダラ・シャリフ氏に聞く スーダンで25日、軍部によるクーデターが発生し、ハムドク暫定首相が一時拘束され、同政権閣僚は辞任に追い込まれた。軍民共…
改革と自由化を国民支持
ウズベキスタン副首相 アジズ・アブドハキモフ氏に聞く 中央アジアのウズベキスタンでは、24日に大統領選挙が行われた。就任以来、大胆な改革と自由化を進めてきたミルジヨエフ大統領をどう国民が評価するか、また今後の日本との関…
急がれる浮体式洋上風力発電
日本の経済・安保の切り札に 東京大学名誉教授 木下 健氏に聞く 安全で環境にも優しいクリーン・エネルギーを安定的にどう確保するかは21世紀の大きな課題である。海洋工学が専門で長年にわたり、海洋再生エネルギー資源の研究開…
「立・共に危機感」 甘利幹事長、「選択肢つくれた」枝野代表
14日に衆院が解散され、与野党は一斉に総選挙に向かって動き始めた。公示日を前に、各党幹部が時事通信社などのインタビューに応じた。 「立・共」協力に危機感 甘利明自民党幹事長 衆院選の最大の争点は。 衆院選は政権選択選…
少子化対策、抜本的に 野田聖子少子化担当相
野田聖子少子化担当相は15日、世界日報を含む報道各社のインタビューに応じ、これまでの少子化対策について「母親と子供にだけ焦点を当ててきて、効果的な結果を出せなかった」と指摘。抜本的な少子化対策に意欲を示した。主なやりと…
技術保全強化を重視 小林経済安保担当相
小林鷹之経済安全保障担当相は14日、世界日報を含む報道各社のインタビューに応じ、重要技術の保全・育成やサプライチェーン(供給網)の強靭化に早急に取り組む考えを示した。主なやり取りは次の通り。 半導体安定供給に支援 わが…
工芸品販売や後継者の育成支援
職人の手助けしたい NPO法人「伝統工芸つくも神」代表理事 橋村 舞さんに聞く 「もったいない」という日本語が、環境を守る世界共通語となっている。日本は昔から道具との縁が深く、モノを100年使えば魂が宿るという「つくも…
時事ネタや伝承で方言劇
今の世代で方言は消える 三種町方言劇同好会会長 近藤 正紀氏に聞く 秋田県北西部の三種町(みたねちょう)で各種イベントの幕間(まくあい)に方言劇を披露しているのが三種町方言劇同好会会長の近藤正紀氏だ。時事ネタや地域に伝…