コラム
日本のおもてなしの心
地球だより 仕事柄、飛行機で移動することが多いが、機内で受けるサービスにお国柄やその国ならではの「おもてなしの心」を感じることが少なくない。 乗客を引きずり降ろした事件で騒動となったユナイテッド航空など米国の航空会社…
乞食の缶の奪い合い
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 国会の議席数が107の第1野党である自由韓国党(以下、韓国党)の支持率が13%であることが分かった。共に民主党の支持率55・6%と比べるとあまりにも低いが、堂々と全政党の中で2位と…
中国サイバー攻撃に民間企業協力
中国広州に本社を持つサイバーセキュリティー企業、博御信息(Boyusec)が同国情報機関、国家安全省の世界的なサイバー情報活動を行っていたことが、サイバーセキュリティー専門家らによって明らかにされた。専門家からは、中国…
「江戸時代の正月風景で案外参考になるものに…
「江戸時代の正月風景で案外参考になるものに、式亭三馬の『浮世風呂』みたいな滑稽本のたぐいがございますね」。このほど亡くなった小説家の杉本苑子さんが故村上元三さんと対談した時の言葉だ(小紙「江戸新春芝居」1983年1月1…
人口減、少子化が加速している。2016年の…
人口減、少子化が加速している。2016年の出生率は1・44、出生数は97万人で初めて100万人を割る一方、死亡数は戦後最多の130万人。年齢層別出生率は30代前半が最も高く、20代後半と30代後半が続いている。 「子…
済州島舞台に「平和」攻勢
地球だより 韓国南部の済州島で毎年開催される「平和」をテーマにした国際フォーラムに昨年に続き参加した。済州島は「韓国のハワイ」などと呼ぶ人もいる風光明媚(めいび)な場所で、中高生の修学旅行先としておなじみだ。 この島…
どうなる教師の働き方改革
土曜日や日曜日の朝、仕事で出掛けることがあるが、息子が通う中学校の先生によく出会う。部活動の指導で出勤されているようだ。教師というのは大変な仕事だとつくづく思う。 今、先生たちの働き方改革が関心を集めている。文部科学…
平成32(2020)年の東京五輪・パラリンピック…
平成32(2020)年の東京五輪・パラリンピックまでの達成を目指す国の目標の一つに、厚生労働省などが26年7月に改定した「ストップ結核ジャパンアクションプラン」がある。32年までに「低蔓延国を目指す」としている。 昭…
NATO軽視するトランプ氏、集団防衛の再確認を拒否
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー どうしたものだろう。トランプ大統領は先週の北大西洋条約機構(NATO)での演説で、一加盟国への攻撃は全加盟国への攻撃とみなす第5条をはっきりと再確認しなかった。 これは、大…
自衛官募集を阻む障害
「自衛官募集」のポスターを街中にある掲示板をはじめとして色々な場所で目にしたことのある人は多いだろう。 最近はポスターだけでなく、その他の媒体や、学校訪問などを通じて「自衛官募集」の広報活動を自衛隊は積極的に展開し、志…
「前回の東京五輪が開催された1964年と比べる…
「前回の東京五輪が開催された1964年と比べると隔世の感がある」と、日本ホテル協会の志村康洋会長。2020年の訪日外国人の政府目標は4000万人で、実現すれば前回64年(35万人)の110倍超に達する。 志村氏は「滞…
「紫陽花の毬まだ青し降りつゞく」(松下古城)…
「紫陽花の毬まだ青し降りつゞく」(松下古城)。まだ梅雨入りはしていないが、アジサイの方が待ち切れないのか、花が咲いている株を見掛けるようになった。まだ薄緑の茎の先に花が薄青く咲いている。 中には薄いピンク色に染まった…
トランプ米大統領が「パリ協定」からの離脱を…
トランプ米大統領が「パリ協定」からの離脱を表明した。中国に次ぎ世界第2位の温室効果ガス排出国である米国の離脱は、地球温暖化対策への大きな打撃だ。 米中に加え、途上国にも削減目標を義務付けた同協定は、前の京都議定書とは…
金目のものは隠して
地球だより タイの刑事裁判所は5月31日、スマートフォン「iPhone7」を強奪するため男性を殺害したとして、殺人などの罪に問われたタイ人男性2人に死刑判決を言い渡した。 2人は年初、バンコク都内スコンタサワット通り…
『徒然草』(137段)の中に葵祭を話題にした…
『徒然草』(137段)の中に葵祭を話題にした箇所がある。祭りの行列は次々とやって来るわけではない。見物席で待つのも面倒なので、奥に入って飲み食いしたり、囲碁や双六(すごろく)をやったりして時間をつぶす者もいる。行列がや…
トランプ大統領と自撮りも
地球だより 先月のトランプ米大統領イスラエル訪問を前に、イスラエル側と米側のスタッフ間で食い違いがあったことが伝えられた。 トランプ氏のユダヤ教の聖地「嘆きの壁」訪問に当たり、イスラエル側はネタニヤフ首相の同行を希望…
指先の直接政治
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 2013年2月、朴槿恵大統領の就任式場。前列に座った李明博前大統領(当時)が手で目頭を押さえた。涙を拭うように見えるこの写真がアップされると1000個のコメントがついた。「子ネズミ…
インドは歴史が長く深いが、文書や資料を…
インドは歴史が長く深いが、文書や資料をよく保管してきた国でもあるらしい。インド人写真家のダヤニータ・シンさんは、幼少から母親の写す家族写真に親しんできたが、その母親が悩んできたのが大量の書類。 土地相続のためのものだ…
左派だからできること、文在寅大統領へのご提言
文在寅・韓国大統領殿。私たち日本人の多くは、新政権の韓国が親北宥和より日韓米協力を進め、国際的信頼を高めて行くよう願っています。 それに関連し、一つ提言させていただきたいのです。1964~73年に、ベトナム戦争に参戦…
尖閣防衛は日米台連携で
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄県防衛協会(国場幸一会長)の年次総会がこのほど、那覇市で開かれ、在沖米海兵隊のロバート・エルドリッヂ元政務外交部次長が尖閣諸島防衛をテーマに講話した。 エルドリッヂ氏は199…
<春の苑紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ…
<春の苑紅にほふ桃の花下照る道に出で立つをとめ>。「万葉集」巻19に収められた大伴家持の歌である。印象派の外光表現を歌にしたように絵画的で、特別な説明は不要のように思われる。 しかし、この歌が詠まれた場所が、大和では…
中道右派はポピュリストより過激
地球だより 時間の過ぎ去るのは早い。政治家のキャリアも例外ではない。最近、ビクッとするつぶやきを聞いた。「彼には新鮮味がなくなってきたね。彼から老いを感じる」 「誰」のことかというと、オーストリアの極右政党「自由党」…
英語の4技能は必要か?
2020年度から小学校の英語が教科となる。3、4年生は年35コマ、5、6年生は年70コマに倍増する。大学入試センター試験も変わる。2020年度から、いよいよ「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能評価が導入される。 …