編集局
天皇陛下「安らかで良い年に」
皇居で新年一般参賀 8万2690人集う 新年恒例の一般参賀が2日、皇居・宮殿の東庭で行われた。天皇陛下は皇后陛下、皇太子殿下御夫妻、秋篠宮殿下御夫妻ら皇族方とともに計5回、宮殿・長和殿のベランダに立ち、参賀者に手を振っ…
防衛法制、国際常識に沿ったものにせよ
昨年は集団的自衛権行使の限定容認を含む防衛法制の制定問題で明け暮れたが、「次は経済の番」ということで、防衛問題は忘れられた感がある。 限定容認によって日米安保条約への信頼性は持ち直すが、これで混迷している現在の国際社…
「よその子を抱いて炬燵にお正月」 (高田風人子)…
「よその子を抱いて炬燵にお正月」(高田風人子)。新年を迎えてきょうで3日目。そろそろ正月休みも終わるが、漠然とした期待や不安、そして落ち着かない気分を感じる人もいるだろう。 正月は手持ち無沙汰で、テレビの新春番組を見…
海面上昇、故郷なくなる不安-キリバス共和国名誉領事 ケンタロ・オノさん
エルニーニョで浸水被害頻発 キリバス共和国名誉領事 ケンタロ・オノさんに聞く ――キリバス共和国はどんなところか。 大洋州の地図を見ると、青(い海)と点線(国の境界線)しか見られないほどだが、そこには海からの恵みによ…
今世紀末、海面上昇が82センチ 各国とも異常気象対策に大苦心
キリバス「最悪の事態」に対処 もし自国の領土が海の中に沈み込んでなくなってしまったら!? そんな悪夢の日が、現実に迫っている――。 国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が2014年発表した第5次評価報告…
原子番号113番の新元素、日本に命名権を認める
国際学会が認定、理研などが人工合成・発見 理化学研究所は31日、加速器で人工合成に成功した原子番号113番の新元素について、国際純正・応用化学連合(IUPAC)に発見者として命名権を認められたと発表した。元素の周期表に…
東京消防庁、JR東京駅に救急隊の配置を始める
到着時間短縮へ、救急車1台と救急隊員3人を常駐 救急車が現場に到着する時間の短縮に向け、東京消防庁は救急要請の多いJR東京駅に救急隊を配置する取り組みを先月25日から試験的に始めている。同庁が消防署や出張所といった消防…
地球温暖化の影響、フランスではワインにも
「伝統の味を守れなくなる」と生産者、対応迫られる産地 ワイン大国フランスで、地球温暖化に伴うブドウの品質の変化が確認され、産地が対応を迫られている。気温上昇が続けば近い将来に高品質のワインを生み出すブドウを国内で生産で…
ISに破壊されたパルミラ遺跡の複製を展示へ
来年4月、英デジタル考古学研究所が米英で 英オックスフォードのデジタル考古学研究所は28日、過激派組織「イスラム国」(IS)が破壊したシリアの世界遺産、パルミラ遺跡のアーチ門の複製をニューヨークのタイムズスクエアとロン…
クリスマスの「大役」終え、ひげはすっきり
ブラジル・リオデジャネイロで 昨年12月28日、ブラジル・リオデジャネイロで、クリスマスの大仕事を終え、自慢のひげにはさみを入れるサンタクロース学校の卒業生たち。 学校で歌や話し方、身振りなど、厳しい訓練を耐え抜いた…
元慰安婦の慰労と説得は朴大統領が直接行うべき
韓国紙セゲイルボ 韓日両国の日本軍慰安婦交渉実務を導いた外交部の林聖男次官が29日、元慰安婦から強く叱責された。同日午後ソウル麻浦区の韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)憩い場で、林次官に会った李ヨンスさんは、「あなたは…
韓日、慰安婦問題で意味ある転機
韓国紙セゲイルボ 安倍首相「深い謝罪」と基金創設 慰安婦問題は「言葉」でも「金」でも簡単に解決できない根源的な人権と人間安保の問題であり、両国政府関係者が感じる心理的負担は相当に重いものがある。今回の合意は韓日国交正常…
パラグアイ北部で大規模な伐採 森林消失「1日2000ヘクタール」
ここ数年、ブラジルの厳しい環境保護法や当局による取り締まりから逃れてやって来た開発業者が、資金力にものを言わせてパラグアイ北部の密林で乱開発を行っている。地元環境保護関係者の協力を得て、「世界最悪」とも言われるパラグア…
大統領選のカギ握る若年層とヒスパニック/Young voters, Hispanics up for grabs in 2016 race
来年の大統領選一般投票をめぐる世代間の対決に対して両党が準備を進める中、比較的若い有権者層が最大の浮動票として注目を集めている。 過去6カ月間の世論調査によると、民主党の指名争いでは、個々の対戦の組み合わせによって、…
沖縄県民と共に新たなページを
ソフトパワーで日米同盟強化 沖縄・北方担当相 島尻安伊子参院議員に聞く 島尻安伊子沖縄・北方担当相はこのほど世界日報社のインタビューに応じ、沖縄選出の沖縄担当相として「子供の貧困問題」への取り組みに意欲を示し、沖縄の明…
震災5年「復興願う」、天皇陛下が新年の御感想
天皇陛下御一家は1日、新年を迎えられた。天皇陛下は年頭に当たっての御感想を宮内庁を通じ文書で発表。東日本大震災から間もなく5年の節目となることに触れ、避難生活を送る人々を案じ、「寒さの厳しい冬を健康に十分気を付けて過ご…
平和貢献へ脱皮は欠かせぬ
憲法改正で国のビジョン遂行を 来年のことを言えば鬼が笑う、という。だが、年明けて今年のことをあえて予測すれば鬼だって笑うどころか顔を引きつらせてしまうような厳しい世界の情勢ではないか。 IS、中国の動向がカギ イス…
「去年(こぞ)今年」は、新年の季語。元日の…
「去年(こぞ)今年」は、新年の季語。元日の午前0時を境として年が変わることをいう。短い時間の中で生まれる感慨のようだ。 「去年今年貫く棒の如きもの」(高浜虚子)はあまりにも有名だ。「去年だ、今年だ」と言ってみても、実…
ロシア流 年末年始の過ごし方
地球だより ロシアのクリスマスは1月7日。この日が、ロシア正教でつかうユリウス暦の12月25日なのだ。しかし、ロシアでも1月1日は新暦で祝うため、クリスマスは正月の後に来ることになる。もっとも、ソ連崩壊後は欧米の文化が…
外交政策で「強いロシア」誇示
プーチン大統領の圧倒的存在感示した1年 ロシアの2015年は、プーチン大統領の圧倒的な存在感が際立った1年だった。汚職にまみれた政府高官と、それを取り締まるプーチン大統領という構図を政府系マスコミが演出し、経済制裁によ…
朴大統領の強い意思と注目される今後の動向
韓国紙セゲイルボ 朴大統領が慰安婦問題に対して決断を下したのは韓米関係、日本との経済協力など国内外の現実をあまねく勘案した判断からだと観測される。 何よりますます悪化する対外経済状況が大きい影響を及ぼしたという分析だ…