天皇陛下「安らかで良い年に」


皇居で新年一般参賀 8万2690人集う

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天皇陛下、皇后陛下は、2日、皇居・宮殿の東庭で行われた新年恒例の一般参賀で皇太子殿下御夫妻、秋篠宮殿下御夫妻ら皇族方とともに、宮殿・長和殿のベランダに立ち、参賀者に手を振って応えられた

 新年恒例の一般参賀が2日、皇居・宮殿の東庭で行われた。天皇陛下は皇后陛下、皇太子殿下御夫妻、秋篠宮殿下御夫妻ら皇族方とともに計5回、宮殿・長和殿のベランダに立ち、参賀者に手を振って応えられた。

 宮内庁によると、今回は平成に入ってから2番目に多い8万2690人が訪問。皇太子殿下御夫妻の結婚翌年で、11万人超が訪れた1994年の新年一般参賀に次ぐ人数となった。

 天皇陛下はあいさつで「本年が国民一人一人にとり、安らかで良い年となるよう願っています。年頭に当たり、わが国と世界の人々の平安を祈ります」と述べられた。

 1回目の参賀には、昨年12月に100歳の誕生日を迎えた三笠宮親王殿下が同妃百合子殿下とともに御出席。車いすから立ち上がって参賀者の歓声に応えられた。昨年12月に卵巣嚢胞(のうほう)の手術を受けられたばかりの高円宮家の三女絢子殿下も1、2回目の参賀に姿を見せ、笑顔で手を振られた。